新国立劇場バレエ団『ホフマン物語』(3日目最終日)を観てきました…4公演全部観ました。
2024年2月24日(土)13時開演 新国立劇場オペラパレス
ホフマン物語 Tales of Hoffmann (Les Contes d'Hoffmann)
【振付・台本】ピーター・ダレル Peter Darrell 【音楽】ジャック・オッフェンバック Jacques Offenbach 【編曲】ジョン・ランチベリー John Lanchbery 【美術】川口直次 【衣裳】前田文子 【照明】沢田祐二
【ホフマン】奥村康祐 【オリンピア】奥田花純 【アントニア】小野絢子 【ジュリエッタ】米沢唯 【リンドルフ/スパランザーニ/ドクターミラクル/ダーパテュート】中家正博
【ラ・ステラ】渡辺与布 【ラ・ステラのお付き】益田裕子 【ホフマンの友人】石山蓮、小野寺雄、山田悠貴 【ウェイトレス】池田理沙子、飯野萌子、五月女遥 【アントニアの父】小柴冨久修 【芸人たち】直塚美穂、廣川みくり ほか
【指揮】ポール・マーフィー Paul Murphy 【管弦楽】東京交響楽団
たった4公演しかなく、主要キャストが3種類あるので、全部観ることにしました
しかも、最終日の公演は絢子さんのアントニア、唯さんのジュリエッタがそろい踏みという超・超・超豪華なキャスティングさらに、オリンピアは奥田花純さん、ホフマンは奥村康祐さん、リンドルフは中家正博さん。さらに、ラ・ステラに与布さん池田理沙子さんがウェイトレスという見どころ満載なので、見ないわけにはいきません。ほぼ完売に近い人気でした。幕間の女性用トイレの列はものすごいことになっていました。
そろい踏みと言えば、この公演には歴代3芸術監督…ビントレーさん(2010.9〜2014.9)、大原永子さん(2014.9〜2020.8)、吉田都さん(2020.9〜)が一堂に会する貴重な機会でしたホワイエでビントレーさんと一緒に写真を撮っていただきましたカッコいいですね。
新国立劇場バレエ団Instagramより…歴代3監督そろい踏みはかなり貴重。
奥村康祐さんはホフマンとしてはロールデビュー。福岡雄大さんや井澤駿さんもよかったですが、奥村さんも素晴らしい。2人と比べると華奢な体格で、その分踊りが軽やか。花純さん、絢子さん、唯さんとの踊りも素晴らしい。悩み多いというか過去の失恋に憂うホフマンを見事に演じ分けていました。
第2幕のアントニアは絢子さん。4公演のうち3回絢子さんが踊るのですが、何度見ても素晴らしい踊り
第3幕のジュリエッタは米沢唯さん。唯さんがジュリエッタを踊るのは公演だけ。アントニアも素晴らしかったけど、真逆なキャラクターのジュリエッタもなんとも艶めかしい色気たっぷりで、ホフマン康祐さんを誘い、誘い、誘って、突き放す…全部持って行った感がありました
ラ・ステラの与布さんはとても優雅な振る舞い。気品にあふれていて超素敵めちゃくちゃ美しいみんなが惚れるラ・ステラ 理沙子さんのcuteなウェイトレスは、真ん中で男性ダンサーが踊っていても、ついつい目が追ってしまいます
マーフィー東響の演奏も回を重ねるごとにどんどん良くなって最終日はホントに素晴らしかった。
主要キャストが多く、見どころ満載の素晴らしい4公演でした
次はラ・バヤデールです