TCPO第75回ティアラ:アランフェス協奏曲&「自然と人生と愛」etc.(松本宗利音&朴葵姫) | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第75回ティアラこうとう定期演奏会を聴いてきました。



2023年11月23日(木・祝)15時開演 ティアラこうとう(江東公会堂)大ホール

【指揮】松本宗利音 【ギター】朴葵姫 Kyuhee Park


グリンカ:スペイン序曲第1番「ホタ・アラゴネーサの主題による華麗なるカプリース」

ロドリーゴ:アランフェス協奏曲

【ソリストアンコール】タレガ:アルハンブラの思い出

ドヴォルザーク:序曲三部作「自然と人生と愛」 作品91~93(第1部『自然の中で』第2部『謝肉祭』第3部『オセロ』)

M.Glinka: Spanish Overture No.1 "Capriccio Brillante on the Jota Aragonesa"

J.Rodrigo: Concierto de Aranjuez

A.Dvořák: Trilogy of Concert Overtures “Příroda, Život a láska”(Nature, Life and Love)Op.91~93




チケットの安いシティフィルのティアラ定期はさらに格安(信じられないくらい安い!)で、この公演の2日前に聴いたベルリン・フィルのたったの20分の1真顔ガーンネガティブチケット代はめっちゃ安いけど、めっちゃ楽しかったルンルン


指揮は以前から聴きたかった松本宗利音。名前の読み方は「しゅうりひと」。クラシックオタクならみんな知っている往年の大指揮者カール・シューリヒト Carl Schuricht(1880-1967)と同じ名前。親御さんの期待どおり指揮者になった。グレたりせずに…それはそれですごい。


若くてキビキビした指揮が好印象。オケもしっかり反応していた。グリンカとドヴォルザークは初めて聴いたけど、両方ともとてもいい曲で、めちゃくちゃ楽しかった。ドヴォルザークは第1部、第2部でも拍手が起こるくらいの盛り上がり。特に、終始盛り上がって最高潮のまま第2部が終わったところで拍手が起きたので、松本さんが振り返って笑顔爆笑堅苦しくなくていい。演奏順は、2部と3部を入れ替えた方が盛り上がるかな。


Kyuhee Parkが弾くアランフェスを聴くのは2016年読響以来7年ぶり。

当時は意外とぽっちゃりした印象だったけど、この日は白の衣装ですらっとしたスタイルで登場。何度聴いてもいい曲。第2楽章での高橋舞さんのイングリッシュホルンが非常に美しく、哀愁を帯びたギターが心にしみた。アンコールは7年前と同じ「アルハンブラの思い出」。


アルハンブラは、ヨーロッパを放浪中、モロッコからパリに戻る際に立ち寄りたかったけど、ユーレールパスの期限(30日間)や帰国の日程等の関係で断念した。


チケットのお値段はベルリンフィルの20分の1だけど、満足度にそんなに大きな差はないウインクってか、ティアラ定期20回(会員価格2,100×20=¥42,000)の方がベルリンフィル1回(¥45,000)よりも満足度が高いっしょ爆笑