食べログでうなぎ店の日本一を争うお店。食べログ Award 2023 Silver かぶとに行ってきました。
食べログ Award 2023で Silver を獲得しているのはうなぎ店ではかぶと、うなぎ亭 友栄（小田原市）とう嵐（大津市）の３店だけ。2021年と2022年にGoldを獲得した瞬（静岡市）は現在営業休止中で、う嵐は新規客の予約を受け付けていません。
こちらが２回目。
今回が２か月ぶり３回目です。長らく予約争奪戦で負け続けてきた（20連敗くらいした？）けど、最近は絶好調で４回中３勝。かぶとに行く日は朝からワクワクします
まとめ写真集
15時30分と17時30分の２部制ですが、今回も17時半です。前者だと２時間、後者だと３時間。
いつもはめったにお酒を飲まないのですが、かぶとと寿司大（豊洲市場）だけはビールを１杯だけ。前回に続いてTokyo Craft。サントリーのウェブサイトによると、東京都内で飲めるのはかぶとを含めて25店だけのようです。
1️⃣お通し：大根を塩もみしたもの
2️⃣えり焼き：頭を関東風に蒸して塩焼きしたもの。骨っぽいです。ここから段々と美味しい部位へとギアアップしていくのです。
3️⃣塩の頭：これも頭ですが、関西風。えり焼きと同じ頭で骨っぽいですが、バリバリ食べられて塩味がたまりません。
生きたうなぎクンたちが目の前にやって来ました。
4️⃣ヒレ焼き：しっぽ、はらびれ、せびれ。ヒレは動かす部位なので当然美味しい。他店では捨てられるのですが、こんなに美味しいのに捨てるのはもったいないです。贅沢に２本いただきました。
5️⃣冷奴：甘みがあって非常に美味しいです。いつも思うけど、この塩が最高。豆腐ともめちゃくちゃ合っています。
6️⃣串巻き：尻尾寄りの肉で、小さいのですが、ここだけ取り分けて出す意味がよく分かります。白焼のために途中捌いているときにこの部分だと教えていただきました。カウンター席はとても勉強になる。
7️⃣肝焼き：ほろ苦さの中に甘みがあり、とっても美味しい。
8️⃣しっぽ：動かすから美味しいのです。
9️⃣天然のばらみ：マグロで言うと中落ち。店主藤森さん曰く「うなぎっぽくない味で、鶏肉だと出したら信じてしまう人が多いのでは」なるほど…確かにそうかも。
1️⃣0️⃣心臓：噛むと痺れるので飲み込みます。
動画で。等間隔でピクピク動いています。
1️⃣1️⃣お漬物：（記憶は少し曖昧ですが）キュウリ、聖護院大根、かぶ、子メロン、ながいも、にんじん
1️⃣2️⃣天然の肝：肝とレバーは違います。胃などの内臓のこと
1️⃣3️⃣天然のレバー：レバー（肝臓）です。日常的に食べているレバーに近い食感。
1️⃣4️⃣天然のヒレ：超絶美味しい
串を打たれてもまだピクピク動いています。天然うなぎの生命力はすごい。
1️⃣5️⃣白焼：宍道湖天然（上）と養殖（下）の食べ比べ。養殖が好きか天然が好きかは完全な好みの問題。脂が乗っている方が好きなら養殖でしょう。天然はしっかり身が締まっていますね
1️⃣6️⃣蒲焼き：岡山天然（上）と養殖（下）の食べ比べ。いや、もう、たまらんわけさ
岡山産の天然うなぎをご飯の上に乗せてみる
1️⃣7️⃣ご飯：藤森店主曰く「当日の湿度によっても焚き加減が変わってくるので難しい。少々固めでうなぎとうまくなじむのがよくて、他店で食べる時にお米が柔らかいとガッカリする」と。タレをご飯にかけてもらうと最高何年も継ぎ足して作ってきたタレはそれのみでは完成しない。同じタレをそのまま舐めるのとうなぎと一緒になったタレを舐めるのとでは味が全然違います。うなぎのエキスが加わったタレが完成形で、断然美味しい。
1️⃣8️⃣〆の肝吸い
他店では捨てられる部位が、かぶとではめちゃ美味しくいただけます。こんなに美味しいのに、全部食べられるのに。関東風で蒸さないかぶとは、捌きたてが食べられるので新鮮。
白焼は岡山の天然、蒲焼は宍道湖の天然。ざっくり言うと、養殖は脂がたっぷり乗っていて、天然は身が締まってる。好みの問題なので、どっちが好きかは人によると思います。もちろん養殖が好きだと言う人も多いでしょう。お店にいる間はわくわくどきどき…くぅ〜美味しいさすがは日本一を争うお店。とにかく最高の３時間でした。
天然vs養殖の食べ比べをがっつりでお願いしたので、すごい量。その分お値段がはったけど、食べごたえ十分で、少食の私には最後はちょっとしんどかったほど。お値段は2.2万円（お酒除く）でした。味は最高。お店の雰囲気も最高。寿司大と共通するところです。これが高いか安いか妥当かは…予約争奪戦に勝ってお確かめください行って損したとは思わないでしょう…
【2024年3月24日追記】
2024年のカレンダーをいただきました。
