藤田真央 ピアノ・リサイタル @ サントリーホール(ポロネーズ&ロ短調ソナタ) | のんびり まったり やんごとなき みやびなまいにち

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つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。

藤田真央 ピアノ・リサイタルを聴いてきました。




2023年10月21日(土)14時開演 サントリーホール

ショパン:ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 Op. 26-1

ショパン:ポロネーズ第2番 変ホ短調 Op. 26-2

ショパン:ポロネーズ第3番 イ長調「軍隊」Op. 40-1

ショパン:ポロネーズ第4番 ハ短調 Op. 40-2

ショパン:ポロネーズ第5番 嬰へ短調 Op. 44

ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」Op. 53

ショパン:ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想ポロネーズ」Op. 61

リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S. 178

 【アンコール】

プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op. 1より第1楽章

チャイコフスキー:18の小品 Op. 72より 第17曲 変ホ長調「遠い昔」

Chopin: Polonaise in C-sharp minor, Op.26 No.1

Chopin: Polonaise in E-flat minor, Op.26 No. 2

Chopin: Polonaise in A major, Op. 40 No. 1

Chopin: Polonaise in C minor, Op. 40 No. 2

Chopin: Polonaise in F-sharp minor, Op.44

Chopin: Polonaise in A-flat major, Op. 53

Chopin: Polonaise-Fantaisie in A-flat major, Op.61

Liszt: Piano Sonata in B minor, S.178


サントリーホール前ではハンガリー🇭🇺のイベントが開催されていました。また行ってみたいなぁ…残念ながら、コンサートがあるのでゆっくり見られず。




真央クンのリサイタルを聴くのは、2020年9月オペラシティ以来3年ぶり。当然チケット完売ですが、私は手元がよく見える席を取れた。以前にもまして女性客が多い。9割近くが女性客という感じで、特に前から3列はほとんど女性ばかりで、1列(34席)に男性は2〜3人しかいない。


照明が落とされてから真央クンがひょこひょこ歩いてきて、座るとほぼ同時に弾き始めた。最初から音の美しさに感動スターポロネーズ1〜4番はほぼ休みなし。5番の直前にほんの少し間をとって弾いたのが迫力があって特に素晴らしかったルンルン英雄ポロネーズはこれみよがしな派手さはないけれど、とても洗練された美しい音色だった。そして、間髪をいれず(ちなみに「かんはつ」が正しい読み方です)幻想ポロネーズに入るときに真央クンのうなり声びっくりいつもは協奏曲を聴くことが多いこともあって気づかなかったのですが、今回のリサイタルは真央クンに近い席だったので、時折真央クンのうなり声が聞こえてきて…あまりイメージになかったので興味深かったウインク幻想ポロネーズがこれまたしびれるくらいよかったルンルンキラキララブラブ


休憩中の女性用トイレはものすごい行列(2階はRA2扉まで2列でずらり)。あらためて真央クンの女性人気がものすごいなと…後半のロ短調ソナタでは、前半とは対照的に弾き始めるまでに十分な間を取った。弱音が非常に美しいラブラブ私ごときがどうこう言えるものではないけれど、演奏家によっては退屈になりがちな作品だと思っていたけれど、真央クンは聴いている側を惹きつけるような魅力を感じ、とても素晴らしかったキラキラそして、約20秒程の静寂の後、女性客がほとんどだからなのかBravoはなかったけれど、万雷の拍手拍手


アンコールは2曲。チャイコフスキーの「遠い昔」がめちゃくちゃ心にしみてウルッてきた笑い泣き


ちなみに今日(10月22日)はF.リストの誕生日(1811年)。