新国立劇場バレエ団『ドン・キホーテ』（３日目マチネ：池田理沙子＆福岡雄大）を観てきました。
ドン・キホーテ Don Quixote
2023年10月22日（日）13時開演 新国立劇場オペラパレス
【振付】マリウス・プティパ / アレクサンドル・ゴルスキー 【改訂振付】アレクセイ・ファジェーチェフ Alexei Fadeyechev 【美術・衣裳】ヴャチェスラフ・オークネフ Vyacheslav Okunev 【照明】梶孝三
【音楽】レオン・ミンクス Léon Minkus 【指揮】マシュー・ロウ Matthew Rowe 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
【キトリ】池田理沙子 【バジル】福岡雄大
【ドン・キホーテ】趙載範 【サンチョ・パンサ】福田圭吾 【ロレンツォ】中島駿野 【ガマーシュ】奥村康祐 【ジュアニッタ】廣川みくり 【ピッキリア】飯野萌子 【エスパーダ】木下嘉人 【街の踊り子】奥田花純 【メルセデス】渡辺与布 【カスタネットの踊り】朝枝尚子 【ジプシーの頭目】中島瑞生 【２人のジプシー】小野寺雄、宇賀大将 【森の女王】吉田朱里 【キューピッド】五月女遥 【ボレロ】益田裕子、渡邊拓朗 【グラン・パ・ド・ドゥ第１ヴァリエーション】山本涼杏 【第２ヴァリエーション】金城帆香
本プロダクションは1999年初演から続く息の長いもので、ファジェーチェフさんが久しぶりに来日して振付を指導された。初演初日にキトリを踊ったのが当時ロイヤルにいた吉田都さん。
３年ぶりのドンキにわくわく感。前回４回観て、今回も４回観る予定。ウィーンで観たStaatsoperのドンキ、ボリショイのドンキ、新国立劇場のドンキ。どれも楽しい記憶しかない大好きな演目。
踊り、音楽、演出…全部が全部、最初から最後までずっと楽しい舞台。冒頭のドン・キホーテの部屋に出て来た３人の女性のうち１人が与布さん
で、最初からご機嫌になる
そして、３年ぶり聴く第１幕序盤の音楽がめっちゃ楽しく、バルセロナの街の楽しい雰囲気、理沙子さん登場…このあたりだけで幸せな気持ちになって、泣ける要素ゼロの楽しい演目にもかかわらず、結構うるうるくる
雄大さんと理沙子さんが全幕でペアを組むのはたぶん初めてだけど、とてもいい
雄大さんキレっキレで余裕があるし、第１幕片手リフトも理沙子さんを軽々と持ち上げてピタッと決まっていた。雄大さんがいると舞台が安定感に溢れる。エスパーダ木下さんもキレのある踊り。第２幕では、メルセデス与布さんご登場超絶美しくて、まさに適役エスパーダが中央で踊っていても与布さんガン見森の女王吉田朱里さん、キューピッド五月女遥さん、３人の妖精も４人の妖精もcute妖精たちの群舞も非常に美しい。第３幕では、理沙子さんの高速回転、雄大さんのダイナミックな踊りなど見どころたっぷりでお見事などなど大満足の公演。また、第１ヴァリエーション山本涼杏さんは今後要チェックの踊りでした素晴らしいパフォーマンスにカーテンコールは泣けた…理沙子さんと雄大さん初ペアということもあってか、指揮のマシューさんともカーテンコールでは出足が揃わず…思わず笑いがそれも微笑ましくてなお良し
（理沙子さんのInstagramより拝借）
あと４公演。今週金曜日は唯さん・速水さん、土曜日マチネは理沙子さん・雄大さんなど。見て損はない超お勧めの公演です
帰りの電車の中で真ん前に飯島望未さん
（あるいは、超そっくりさん
）
【10月27日追記】
新国立劇場 Instagramより
最高
のりのりガマーシュ
与布さんが超絶美しい
