大前 研一
ビジネス力の磨き方

薄いのですぐ読めます。ただし中身は濃く、深い。グッド!


1.先見力を磨け

  先見力とは

  ①観察

  ②兆しの発見

  ③FAW(そこに働いている力を分析)

  ④FF(早送り)


2.突破力を磨け

  ・ロジックで壁を突破する

  ・執念で壁を突破する

  ・何が壁かを見極める。

    ・既得権益層の壁

    ・中央省庁の壁

    ・思い込みの壁

  ・勇気を自分の内部に養う。




山崎 豊子
沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇

前半の2巻は「世界左遷物語」。


圧巻は3巻(御巣鷹山編)。

遺体確認、補償交渉など事故後の様々なことが
細かく書かれています。。再度、事故の悲惨さ
がわかる。


後半4、5巻は企業と労組、それを操り、利権に群がる

関連企業、役人、政治家のドロドロの話。会長に、

志の高い国見という人物を迎い入れるが・・・。


最後のこれ、ジーンと来た。。。。

『何一つ遮るもののないサバンナの地平線へ黄金の矢を放つ
 アフリカの大きな夕陽は、荘厳な光に満ちている。
 それは不毛の日々に在った人間の心を慈しみ、明日を約束する、
 沈まぬ太陽であった。』


山崎 豊子
白い巨塔〈第1巻〉

山崎作品は現実の不条理さを前面に出すからハッピーエンドにならない。

白い巨塔もその1つだろう。がんばったからといって報われるとは限らない。

また、財前五郎という主人公を通して、自業自得というか因果応報というメッセージも

発しているのではないだろうか?


また、この作品は最初は、里見が一方的に負けて癌センターに流されて終わり

だったのが、読者からの抗議で「続 白い巨塔」で財前が死ぬことになったのだとか。


玄田 有史
働く過剰 大人のための若者読本 日本の〈現代〉12

ニート論に関して、豊富なデータから一つ一つ検証していく本です。本書は3部に別れています。まず若者を取り巻く環境、そして若者の内実、最後に第三者の大人はどうするか、という内容です。
データを元に検証して導かれるニート論は、世間一般で言われていることより
複雑であることが分かります。例えば、ひと括りに「ニート」といっても、就業を希望しながら、求職活動をしていない「非求職型」と就業希望も表明しない「非希望型」があり、それによって対応策が異なっていくことなどです。

藤井 厳喜
這い上がれない未来 Never-Climbing Society

本書の要旨は、自らの借金によって国家破産し、さらにグローバル化の進展で、日本国民のほとんどを占めていた中流が下流へ没落するというものである。確かに大枠はそのとおりだと思うが、なす術が全くないというものでもないだろう。例えば、日本でもトヨタなどグローバルに展開している勝ち組企業や、IT、医療、バイオ系といった将来性のある分野を手がける企業は存在する。そこへリスクを取って投資していき、企業と共に利益を享受し、下流になるのを防ぐといったことだ。もちろんそういう投資には、ある程度のお金や知識が必要であるが。

大久保 幸夫
キャリアデザイン入門〈1〉基礎力編

キャリアデザインの入門書です。著者の大久保氏は過去にもキャリア関係の本を何冊も書いていますが、そのエッセンスが詰まったもので、値段も安く買って損はないと思います。

大久保氏は30代前半までのキャリアを「筏下り」と定義し、この時期は
とりあえず自分が与えられた仕事を必死に取り組み、基礎力を養うべきだと
しています。そうすることで、自分が何をやりたいのかも明確になり将来が拓けてくると。

かなり自分のキャリアの参考になる1冊です。

サルバトール・マッディ, デボラ・コシャバ, 山崎 康司
仕事ストレスで伸びる人の心理学

ストレスは、成長につながるか、破滅につながるかという問題を、イリノイ・ベル電話プロジェクトで検証し、その結果についていろいろ書かかれています。そこでわかったことは、ストレスに耐える力は、その人の持っている弾力性にあるということです。その弾力性の源は、ハーディネス(頑強さ)で、その本質は、コミットメント(自分がその仕事にどれぐらい強く関わっているか、打ち込んでいるか)、コントロール(自分でその仕事をコントロールできるか)、チャレンジ(ストレスを前向きに捉え、積極的に行動する)という 「3C」だということです。

ダニエル・ピンク, 大前 研一
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

今までの情報化社会での主役であった「左脳思考型」の職業(経営者、医者、エンジニア、弁護士)は限界に来ているという。その理由は「豊かさ、アジア、オートメーション」だという。要は、今までのビジネスのやり方では、他社との差別化もできず、ITに置き換えられたり、海外のコスト1/10の世界に仕事を奪われてしまうということである。
 本書では、これを乗り越えられるのは「ハイ・コンセプト」型の人材、企業であるととらえている。それは「右脳主導型」ビジネスであるという。他人と共感できるとか、デザインに長けているとか、商品に物語性があるとか、そういう顧客の右脳を刺激することができるかどうかが重要だという。
 確かに最近ではそういう企業が伸びているのではないかと感じる。今の社会・経済を見る上で非常に参考になる。



ヨーラム“ジェリー”ウィンド, コリン・クルック, ロバート・ガンサー, 高遠 裕子
インポッシブル・シンキング 最新脳科学が教える固定観念を打ち砕く技法

最新の脳科学の研究によると、人間が目に見えているものは脳が作り出したものであり、外部から取り込んだ情報のほとんどは捨てられているという。つまり、人間が世界を理解する方法は、大部分は自分の心によって決まるという。本書は、その人間1人1人が持つ「メンタルモデル」について書かれた本である。序盤では、無意識のうちに持つ「メンタルモデル」によってどれだけ人の行動を制約するか、その限界について具体例を交えながら明らかにする。次に、そのメンタルモデルを理解し、自分の仕事、生活に生かす方法を解説する。300ページを超えるが、とても読みごたえのある本だ。

江原 啓之
スピリチュアルワーキング・ブック

江原さんは最近話題なので、一通り読んでみようと思い、この本を手に取りました。
いろんなところに江原語録が展開されています。例えば「天職と適職は違う。適職がもし自分に合わなかったり、思い通りにいかない場合は、適職を単にお金を得るための手段と割り切ればよい。自分の魂が幸せになるような仕事はボランティアでも何でも、適職とは別に天職として探しなさい。」というような内容がありますが、こういう言葉は、普段仕事に追われている自分にとってとても安心できるものでした。スピリチュアル的な世界を信じる信じないは人それぞれですが、非常に得るものが多かったです。