モバ短投稿歌(2007年8月その2)
母
■「オバチャンは誰のママなの?」「オバチャンは誰のママでもないんよ」「ふうん」
初恋
■「オマエ」って呼ばれることの心地よさ、あなたに会ってはじめて知った
風
■合鍵を入れた封筒投函す まつ毛に夏の風が冷たい
雷
■ひび割れた夏の夜空を神の手が一瞬の間に修復していく
虎
■阪神が勝つと宿題なしにする教師がいます 大阪だもの
父
■初恋の話を母にしていたら隣でボソッと「俺だろ」と父
愛
■愛だってリバウンドする 食べたって食べたってまだあたし腹ぺこ
資格
■震えてる君の背中を抱く資格ないからギュッと握った拳
電話
■切ったあと寂しい気持ちにならぬよう一秒先にサヨナラを言う
■「オバチャンは誰のママなの?」「オバチャンは誰のママでもないんよ」「ふうん」
初恋
■「オマエ」って呼ばれることの心地よさ、あなたに会ってはじめて知った
風
■合鍵を入れた封筒投函す まつ毛に夏の風が冷たい
雷
■ひび割れた夏の夜空を神の手が一瞬の間に修復していく
虎
■阪神が勝つと宿題なしにする教師がいます 大阪だもの
父
■初恋の話を母にしていたら隣でボソッと「俺だろ」と父
愛
■愛だってリバウンドする 食べたって食べたってまだあたし腹ぺこ
資格
■震えてる君の背中を抱く資格ないからギュッと握った拳
電話
■切ったあと寂しい気持ちにならぬよう一秒先にサヨナラを言う
モバ短投稿歌(2007年8月その1)
変化
■情熱が暑苦しさに変化して余命少ない恋愛感情
独り言
■信号が変わる瞬間呟いた「それでも私じゃ駄目なんですか」
花火
■足もとに線香花火がぽとり落つ 私もこんな死にかたがいい
浮気
■言い訳をすればするほどボロが出る 聞きたくないよもう分かったよ
天気
■居心地の悪い思いをしてたこと、天気の話題をふられて気づく
友
■友情と愛の境目 居心地がいいからここにいたいの今は
マイライフ
■人生がただ一冊の書物ならもはや読めない君とのページ
早起き
■珈琲の匂いが満ちてゆく部屋でもう少しだけ眠ってるふり
のぞみ
■そっけない文字の行間に愛さがす 天にかざしたり薄目で見たり
涙
■想像のほうが痛くて苦しくて向き合ったとき枯れてた涙
熱
■ぎこちなく私の背中に回された手がじんわりと熱を帯びてく
ゴミ
■必要じゃないもの全部捨てたって自由になんかなれなかったよ
歩く
■君は今何を思って歩いてる いつものように合わない歩幅
田舎
■つらい時田舎の母に電話する 野菜の話だけがしたくて
デート
■発想はいいが着地の悪い歌 まるでアイツのデートのプラン
片想い
■友人というポジションを手に入れていつまでたっても告げられぬ恋
自画自賛
■適当に作る歌ほど高評価 きっと私は天才なのだ
流れ星
■キスをする二人の上に降りそそぐライスシャワーのような流星
猫
■身代わりに飼った仔猫のぬくもりに孤独の温度上げられている
赤ちゃん
■「ほら見てる。かわいいよなあ。まだ見てる。赤ちゃんいつも俺を見るねん」
く・も・の・み・ね
■国後の戻らぬ時を乗り越えて水辺にひとり合歓木は佇つ
問い
■目を伏せて何も答えぬままだから問いつめたいのにくじける心
愛
■愛という言葉の重さ知るゆえに愛漏れぬよう唇を噛む
性(さが)
■忘れたい忘れたくない忘れない忘れられない すべてが本音
戦争
■愛国をためらいながら口にする これもまたあの戦争の傷
平和
■鳥かごの中で生まれて死にました 飢えも渇きも一度も知らず
浮気心
■何だろう 私の上で動いてる生あたたかいこの肉塊は
演技
■独り言みたく小さな声で言う「キモチヨカッタ」は演技の仕上げ
二十四時間
■監禁も二人が一緒なら平気 二十四時間愛しあおうよ
侍
■サムライとゲイシャとニンジャ、ジャパニーズムービーメイドインハリウッド
■情熱が暑苦しさに変化して余命少ない恋愛感情
独り言
■信号が変わる瞬間呟いた「それでも私じゃ駄目なんですか」
花火
■足もとに線香花火がぽとり落つ 私もこんな死にかたがいい
浮気
■言い訳をすればするほどボロが出る 聞きたくないよもう分かったよ
天気
■居心地の悪い思いをしてたこと、天気の話題をふられて気づく
友
■友情と愛の境目 居心地がいいからここにいたいの今は
マイライフ
■人生がただ一冊の書物ならもはや読めない君とのページ
早起き
■珈琲の匂いが満ちてゆく部屋でもう少しだけ眠ってるふり
のぞみ
■そっけない文字の行間に愛さがす 天にかざしたり薄目で見たり
涙
■想像のほうが痛くて苦しくて向き合ったとき枯れてた涙
熱
■ぎこちなく私の背中に回された手がじんわりと熱を帯びてく
ゴミ
■必要じゃないもの全部捨てたって自由になんかなれなかったよ
歩く
■君は今何を思って歩いてる いつものように合わない歩幅
田舎
■つらい時田舎の母に電話する 野菜の話だけがしたくて
デート
■発想はいいが着地の悪い歌 まるでアイツのデートのプラン
片想い
■友人というポジションを手に入れていつまでたっても告げられぬ恋
自画自賛
■適当に作る歌ほど高評価 きっと私は天才なのだ
流れ星
■キスをする二人の上に降りそそぐライスシャワーのような流星
猫
■身代わりに飼った仔猫のぬくもりに孤独の温度上げられている
赤ちゃん
■「ほら見てる。かわいいよなあ。まだ見てる。赤ちゃんいつも俺を見るねん」
く・も・の・み・ね
■国後の戻らぬ時を乗り越えて水辺にひとり合歓木は佇つ
問い
■目を伏せて何も答えぬままだから問いつめたいのにくじける心
愛
■愛という言葉の重さ知るゆえに愛漏れぬよう唇を噛む
性(さが)
■忘れたい忘れたくない忘れない忘れられない すべてが本音
戦争
■愛国をためらいながら口にする これもまたあの戦争の傷
平和
■鳥かごの中で生まれて死にました 飢えも渇きも一度も知らず
浮気心
■何だろう 私の上で動いてる生あたたかいこの肉塊は
演技
■独り言みたく小さな声で言う「キモチヨカッタ」は演技の仕上げ
二十四時間
■監禁も二人が一緒なら平気 二十四時間愛しあおうよ
侍
■サムライとゲイシャとニンジャ、ジャパニーズムービーメイドインハリウッド
モバ短投稿歌(2007年7月)
褒美
■花マルや金ピカシールに喜んだころの気持ちをありがとモバ短
喧嘩
■沈黙を破ったほうが負けである きっとあなたもそう思ってる
七夕
■永劫に互いを愛する義務がある 愛冷まさぬためある天の川
手紙
■俺ん家の郵便受けはダイレクトメールばっかり食わされている
悪意
■去り際に君をどれだけ愛したか告げる私の小さな悪意
売春
■セックスに不自由したことないけれど愛にはずっと不自由してる
背中
■大洋の名を持つ人の背に耳をギュッと押しあて聴いた海鳴り
願い星
■前向きの道はどの道 迷い子を導くように星が流れる
髪型・髪
■「前髪がきまらないから今日行けない」男に言えぬ本当のわけ
キュン
■ふりかえり私を手招きする時のワイシャツの皺の表情が好き
真夜中
■真夜中の音を失くしたテレビ画面 私の孤独を増そうと光る
弱さ
■似た思い見つけてホッと安堵して弱い自分を肯定してる
嵐
■ベランダに春の嵐が連れてきた名も無き花でつくる押し花
キスマーク
■所有権ない恋だからあだ花の刻印君の胸に残そう
祇園祭
■遠い目で祇園祭を語ってる父のかすかな京都の訛り
珈琲
■言い出せずふとうつ向けば珈琲が冷めた視線で見つめ返した
熟す
■外側は大人ぶっても内側は青く幼い半熟りんご
煙草
■君は何故消えぬ思い出残したの フローリングの煙草の焦げ目
虫
■もがくほど深く堕ちゆく底無しの沼の水面にあめんぼの行く
握手
■無視されて行き場なくした右の手で髪を掻きたくなるのこらえた
夜勤
■「夜勤には慣れなかった」と笑う父 勤続三十年を迎えて
結婚
■三度目の失恋話聞く友が真顔で「俺と結婚しない?」
朝
■終わらせよう こんな綺麗な朝焼けを分かちあえない関係なんて
ご当地短歌
■海岸の砂がだんだん薄汚れ白浜はもう白浜じゃない
インターネット
■ニッポンの八百万神のルーキーは躁鬱病のネットの神様
お題なし
■推敲を重ねるほどに本来の思いどんどん見失ってく
幸
■自分より不幸な人を探しても幸せなんて見つけられない
復活
■この街にかつて二人で住んでいた バスの車窓に蘇る、君
■花マルや金ピカシールに喜んだころの気持ちをありがとモバ短
喧嘩
■沈黙を破ったほうが負けである きっとあなたもそう思ってる
七夕
■永劫に互いを愛する義務がある 愛冷まさぬためある天の川
手紙
■俺ん家の郵便受けはダイレクトメールばっかり食わされている
悪意
■去り際に君をどれだけ愛したか告げる私の小さな悪意
売春
■セックスに不自由したことないけれど愛にはずっと不自由してる
背中
■大洋の名を持つ人の背に耳をギュッと押しあて聴いた海鳴り
願い星
■前向きの道はどの道 迷い子を導くように星が流れる
髪型・髪
■「前髪がきまらないから今日行けない」男に言えぬ本当のわけ
キュン
■ふりかえり私を手招きする時のワイシャツの皺の表情が好き
真夜中
■真夜中の音を失くしたテレビ画面 私の孤独を増そうと光る
弱さ
■似た思い見つけてホッと安堵して弱い自分を肯定してる
嵐
■ベランダに春の嵐が連れてきた名も無き花でつくる押し花
キスマーク
■所有権ない恋だからあだ花の刻印君の胸に残そう
祇園祭
■遠い目で祇園祭を語ってる父のかすかな京都の訛り
珈琲
■言い出せずふとうつ向けば珈琲が冷めた視線で見つめ返した
熟す
■外側は大人ぶっても内側は青く幼い半熟りんご
煙草
■君は何故消えぬ思い出残したの フローリングの煙草の焦げ目
虫
■もがくほど深く堕ちゆく底無しの沼の水面にあめんぼの行く
握手
■無視されて行き場なくした右の手で髪を掻きたくなるのこらえた
夜勤
■「夜勤には慣れなかった」と笑う父 勤続三十年を迎えて
結婚
■三度目の失恋話聞く友が真顔で「俺と結婚しない?」
朝
■終わらせよう こんな綺麗な朝焼けを分かちあえない関係なんて
ご当地短歌
■海岸の砂がだんだん薄汚れ白浜はもう白浜じゃない
インターネット
■ニッポンの八百万神のルーキーは躁鬱病のネットの神様
お題なし
■推敲を重ねるほどに本来の思いどんどん見失ってく
幸
■自分より不幸な人を探しても幸せなんて見つけられない
復活
■この街にかつて二人で住んでいた バスの車窓に蘇る、君