モバ短投稿歌(2007年8月その1) | 睦美の短歌日記

モバ短投稿歌(2007年8月その1)

変化
■情熱が暑苦しさに変化して余命少ない恋愛感情

独り言
■信号が変わる瞬間呟いた「それでも私じゃ駄目なんですか」

花火
■足もとに線香花火がぽとり落つ 私もこんな死にかたがいい

浮気
■言い訳をすればするほどボロが出る 聞きたくないよもう分かったよ

天気
■居心地の悪い思いをしてたこと、天気の話題をふられて気づく


■友情と愛の境目 居心地がいいからここにいたいの今は

マイライフ
■人生がただ一冊の書物ならもはや読めない君とのページ

早起き
■珈琲の匂いが満ちてゆく部屋でもう少しだけ眠ってるふり

のぞみ
■そっけない文字の行間に愛さがす 天にかざしたり薄目で見たり


■想像のほうが痛くて苦しくて向き合ったとき枯れてた涙


■ぎこちなく私の背中に回された手がじんわりと熱を帯びてく

ゴミ
■必要じゃないもの全部捨てたって自由になんかなれなかったよ

歩く
■君は今何を思って歩いてる いつものように合わない歩幅

田舎
■つらい時田舎の母に電話する 野菜の話だけがしたくて

デート
■発想はいいが着地の悪い歌 まるでアイツのデートのプラン

片想い
■友人というポジションを手に入れていつまでたっても告げられぬ恋

自画自賛
■適当に作る歌ほど高評価 きっと私は天才なのだ

流れ星
■キスをする二人の上に降りそそぐライスシャワーのような流星


■身代わりに飼った仔猫のぬくもりに孤独の温度上げられている

赤ちゃん
■「ほら見てる。かわいいよなあ。まだ見てる。赤ちゃんいつも俺を見るねん」

く・も・の・み・ね
■国後の戻らぬ時を乗り越えて水辺にひとり合歓木は佇つ

問い
■目を伏せて何も答えぬままだから問いつめたいのにくじける心


■愛という言葉の重さ知るゆえに愛漏れぬよう唇を噛む

性(さが)
■忘れたい忘れたくない忘れない忘れられない すべてが本音

戦争
■愛国をためらいながら口にする これもまたあの戦争の傷

平和
■鳥かごの中で生まれて死にました 飢えも渇きも一度も知らず

浮気心
■何だろう 私の上で動いてる生あたたかいこの肉塊は

演技
■独り言みたく小さな声で言う「キモチヨカッタ」は演技の仕上げ

二十四時間
■監禁も二人が一緒なら平気 二十四時間愛しあおうよ


■サムライとゲイシャとニンジャ、ジャパニーズムービーメイドインハリウッド