睦美の短歌日記 -37ページ目

あやしい整体師その2

(続き)

自意識過剰な自分を反省しつつ、凝りの原因を分析する先生の言葉を思い出していた。
原因はおそらく骨盤の歪み。
日頃の生活習慣の悪さ(右足ばかりを上にして足を組むとか、鞄を右肩ばかりにかけるとか、寝方とか、色々)が積み重なって、骨盤がめちゃくちゃ歪んでたらしいです。そう、お尻を触ってたのは、骨盤矯正のためだ。

先生には2つのことを言われた。
骨盤矯正のために何度か通うこと、生活習慣を根本的に改めること。でないと、矯正してもまた元通りになると言われた。
ハイ、頑張ります!
そのときは心に固く誓った。

そのときは。

そのときすっかり忘れてたのは、自分の性格だ。
私は、喉元過ぎると熱さを忘れるパッパラパーのクルクルパーなのだ。
数回通ったけど、すっかり首の痛みが消えると、通うこともなくなった。
最初は意識してた生活習慣も、すっかり元通り。
なにがツライって、足を組まないで椅子に腰かけてるのが一番ツライ。膝を揃えて座ってると、ぷるぷるしてきて、股をパカッと開けたくなるんだもん!さすがの私もパカッはできねえ。

そして最近。
またジワジワと肩や首に違和感が…ああこれは、たぶんおそらく、いや、絶対間違いなく、「アレ」が来る。あの地獄がやって来る。肩の違和感は、地獄からの使者だ。
ダーダ、ダーダ、ダーダダーダダダダダ(ジョーズのテーマ)

というわけで、予約取りました。
明日、愛するひょうたん先生のとこに行ってきます。

あやしい整体師その1

私には、肩凝りの持病があった。
そんじょそこらの肩凝りではない。あのつらさを言葉で書くのは難しい。
マッサージしたりお風呂に長くつかったり、だましだまし生活してたんだけど、一度、首が回らないわ腕が上がらないわで大変なことになったときがあった。
マッサージに通っても効かず、藁にもすがる思いで、カイロプラクティクスのお世話になった。

先生に、「首がツライんです」と涙ながらに訴える私。
本当に泣きそうだった。一生このままなのかもしれない、こんなの生ける屍だ、障害者手帳もらいに行って年金生活しなきゃ、肩凝りでもらえるかな、そこは演技で乗りきろう、その前に健康なふりして保険にも入っといたほうがいいかな、と絶望してたのだ。
先生は私の体をベタベタと触りながら診察していた。
私の頭のなかに浮かんだのは、レディコミやAVによくありそうなシチュエーション。
も、もしやこの先生、エロエロセクハラ整体師じゃ…?イケメンならいいんだけど(いいんかい)、このひょうたん顔にセクハラされるのはキツイぞ…。
先生は私をうつ伏せに寝かせた。そして、おもむろに、私の柔らかい白桃のようなお尻をギュウギュウゴキゴキ。
いいい痛い!
イテテテテ!!
(ツライのは首と肩なんだけど!なんでケツばっか触ってんのさ!しかも痛いよ、このセクハラSM整体師!)
心のなかではすでに、このひょうたんにヤブ医者のレッテルを貼る準備ができていた。

数分後。
「骨盤の歪みがヒドイです。一応簡単に治しておきました」
「あ、はい…(痛いんだよこのセクハラSM整体師め泣泣)」
「もしこれで肩凝りが楽にならなかったら、他に原因があります」

さらに数分後。
医院からの帰り道、私はびっくりしていた。
あれだけつらかった凝りが、スーッと、憑き物が落ちたみたいになくなっていってたのだ。

え、なにこれ?
す、すごい。
まじですごい。
ああ、先生さま!
心のなかの暴言の数々、本当に本当にほんとーーーに失礼しました!
超反省しました。
心のなかの暴言を、あんなに反省したことはなかったです。

(続く)

モラリスト姉弟その2

(続き)

ワケワカメな専門用語を駆使するようになった弟の成長にジーンと感動しつつ、なけなしの姉の威厳を保つため、どうだっていいような句読点の位置とか改行とか、ちまちま赤ペン入れといた。
ついでに「最近おすすめの本ない?」と聞くので、真保裕一の本を貸した。
ボーイズラブにハマッてるのー♪貸してあげるー♪とは言えない。
前立腺セックスのイバラの道へと弟がハマりこまないようにするのも、スーパーモラリストの美人姉の責務なのだ。

いつの間にか身長も私より20センチ以上高くなり、もう、親に叱られてぴーぴー泣いて、私の背中に逃げ込む、かわゆいかわゆい弟じゃなくなってしまっている。
それがちょっと寂しい、スーパーモラリストの(ry



■泣きながら必死で後を追ってきた 月はあの日の弟みたい