睦美の短歌日記 -17ページ目

今日も短歌

風邪は良くなりましたー。
昨日意外と楽しかったので、今日も同じ企画をば。遡ってゆきますです。


■眼球が濁りはじめる 脳内はすえたオイルに満たされている

なんだこの歌は。
イメージは『脳内の淀んだ油が目から涙としてポロンと出る』みたいな。油は思考の隠喩。
イメージを短歌化できなかった悪い例ですな。

お節介
■お節介焼かせてくれるか別れるか どっちか好きなほうを選んで

女特有の世話焼きたい欲をテーマに。
ちなみに私は放置するタイプなので、この歌は私の性格とは180度違いますw


■「見て見て」と無邪気に君はベロを出す イチゴの着色料は淫らだ

男性視点の歌は、約一年ぐらい前からたまに作るようになりました。
きっとこの女は計算して無邪気にベロ出してますねー。

茶の間
■「お茶の間に届けたい」っていうけれど文化遺産だお茶の間なんて

この歌はしっくりこなかったんだけど、『文化遺産』もしくは『世界遺産』を使った歌はまた作りたい。
難しいお題でした。

テレビゲーム
■テトリスの二番目の穴放置する男にどうして惚れたのだろう

テトリス得意です。
イヤなんだよねー、途中に穴ができるのって。
ちなみにエロ管理人のカモンさんが、この歌にエロスを感じたらしいです。
テトリスには穴とか棒とかがあるからでしょうか?w

夢で逢いたい
■夢で逢う回数さえも減ってきてもうすぐ私の中でも終わる

失恋の痛みは時間が解決してくれるよね。

連歌会
■浪費するだけの僕らの青春を閉じ込めていたカセットテープ

カセットテープには、色んな思い出があるよ。
お小遣い足りないし、みんなお互いの持ってるテープをダビングしあってた。
大好きなテープは、すりきれるまで聞いてた。今はそこまで深く愛着持つような歌がないな。
中学時代と高校時代は、歌がなきゃ生活できなかったぐらい、毎日毎日なにかしら聞いてたのに。
二十歳ぐらいから、歌への興味が薄れたんだよね。新曲を追わなくなってしまった。老化現象の一つだなと思った。

三月・弥生
■三月がきたら蕾になれるからもう少しだけうたを聞かせて

一応、母親の胎内をイメージして作りました。
ぬくぬくした胎盤からまだ出たくない、もう少し甘えさせて、みたいなモラトリアムを。
しっかり甘えさせてもらった子供は、ちゃんと大人になれる。蕾になって花を咲かせる。

たまには短歌その2



■心臓にたどり着くまであと二秒 鼓膜にまっすぐ刺さった棘は

最初は、薔薇の棘が血管のなかを流れながら体中を傷つけていくイメージがあった。意味不明短歌になる予定だった。
作りあげたらなぜか最初のイメージから大幅にズレた。
棘の入り口はどこかな…指先じゃありきたりかな…鼻の穴が入り口ならオモロイw…耳の穴とか…鼓膜…鼓膜が入り口ならやっぱ言葉の棘だな…みたいな。
気づくと最初のイメージはどこへやら。



■「犯人↓」の落書き見つけ借りてきた推理小説黙って閉じた

実話そのまんまです。
ほんと、書いたやつを抹殺すべきです。
ミステリーへの愛については、こないだここでもがっつり語りましたが、ほんと好きなんだー。


春霞
■春霞 優しいきみは私からいったい何を隠そうとする

投稿が間に合わなかったのに、表示されてた歌だ。
片思いの相手が他の女の子とデートしてる場面を見てしまった、みたいなイメージ。


美人、美少女
■復讐だ 絶対綺麗になってやる(次の恋への準備をかねて)

女はしたたかです。
後者こそ主要な目的。


ディープキス
■内臓の入り口必死で貪って心を引きずり出そうとしてた

私が出したお題だ。
「内臓の入り口」というフレーズを使いたいがために作った歌です。
こわすぎる歌に仕上がりました。
食っちゃうぞー。


連歌会
■三月の空気も君の残像も右脳の端に焼きついている

『右脳の端っこの同じ場所にある』っていう言葉をうまく七七に縮められなかったんだよね。


確率
■赤いもの身につけなかったせいにする 今日一日がこんな日なのは

昔作った『マフラーは白にしていく 占いは信じないけど損はしないし』って歌とまったく同じイメージの歌ですw
いわゆる自作内パクり。使い回し。


卒業
■オフコース『さよなら』選ぶアホがいて「もう終わりだね」と旅立つ我等

実話ではないんですが、中学時代にそうなりかけたことがありました。
絶対ヤダ!という反対派の激しい意見のおかげで回避されましたが。
ちなみに私は「なんでもいいよ」派でした。無責任人間。


名残り雪
■汽車を待つ夕暮れの駅 なにもない 見送る人も名残り雪さえ

イルカ『なごり雪』をちょこちょこっとひねって作ったお手軽短歌ですなw
下句の『~も~さえ』っていうの、文字数合わせのためだけにそうしたんですが、作ってみたら気に入りました。このアンバランスさ好き。

たまには短歌その1

最近作った歌について書きます。
風邪っぴきで寝ながら書いてるため、オチもなにもないですが、ダラダラ書くにはいいネタ。


展覧会
■ずるずると溶けて流れて地に帰る ダリの絵画の泥になりたい

サルバドール・ダリの『記憶の固執』をイメージしながら作りました。教科書にあったあの絵、ほんと、子供心に印象的だった。
最初はいわさきちひろを題材に作ろうとしてたんだけど、うまく作れんかった。でも、いわさきちひろで作ってた歌人さんが二人もいたので嬉しい。私もいわさきちひろ好きだよ。部屋に飾ってる。癒される絵だ。


サイボーグ
■オガクズを詰めこまれてるロボットに見透かされてる私のなかみ

これはまた改めて作り直したい歌です。
イメージはオズの魔法使いに出てくるオガクズを詰めこまれたブリキ人形なんだけど、サイボーグのお題で持ってくるのは間違ってたと思うw
なにげにオズの魔法使いはダークです。昔の童話って、改めて読むと意外とダークで驚くよ。


眠れぬ夜
■あなたより先に寝たくて目をつむる 喧嘩したまま更けてゆく夜

同じベッドで背中を向けあって寝てるイメージ。
上句は最初は『先に寝たほうが勝ちだと思ってる』にしてました。こっちのほうが良かったかも。


数学
■なぶりつついたわられてる 携帯の十一桁の数字ごときに

下句をさくっと作ったあと、上句で悩んだ。
これもそのうち作りかえたいな。


幸せ
■幸せのこれも形と気づいたら直したくないシーツのたるみ

語感が気に入ってます。
ありきたりですが爽やかにエロです。


■連歌会
一夜かけ交わす契りも北廓の風に吹かれて過去となる朝

北廓=吉原遊郭です。江戸城の北にあったので、そう呼ばれることもありました。
私、遊郭を題材にした文学作品等って好きなんですよねぇ。女の矜恃と男の粋、堕ちてハマッて救われて。一夜の仇花を咲かせて。
最近では、漫画原作で映画になった『さくらん』が面白かったな。
花魁道中とか、当時のをナマで見てみたいよ。タイムマシンがあれば迷わずその時代に行くよ。


背中
■ひからびた胸の泉が満ちてゆく 背中をなでるてのひらごしに

そのまんますぎてコメントに困る歌だw
そういやこれ、最初エロ歌作ろうとしてたんだった。
背中撫でられて濡れてきちゃったイヤン、みたいな歌。わはは。