ソフトバンクとサウジアラビアの太陽光発電事業を調べていると、批判的なサイトを見つけた。
 だがその批判の内容がひどい。
 21兆円もかけるなら原発を作った方がより多くの電気を作れるというのだ。
 はあ?である。
 この人は建設費しか考えていない。
 原発というのは建設よりも解体の方に金がかかるのだ。
 未だに汚染された資材の最終的な捨て場が決まっていないのだから、どのくらいかかるかは未だに不明だが。
 この人は永遠に原発が持つとでも思っているのだろうか。
 放射能云々は無視しても金の問題だけでも原発など太陽光発電の敵では無い。
 情弱なのか悪意を持っているのか知らないが。
 話しにならないな。
 米テスラは3月22日に、大規模な太陽光発電に併設する5万キロワット時の蓄電設備をオーストラリアのビクトリア州で受注したと公表したそうです。
 設備の投資規模は2500万豪ドル(約20億円)ということです。
 二十億円÷5万キロワット時で1キロワット時あたり4万円ということか。
 これが現在の蓄電池コストと考えて良いのだろうな。
 まだ高いように考えられるけれど、実際にどうかはどのくらい現実に蓄電池の電力が使われるか試してみないと判らないだろう。
 おそらくあと数年で大体判るだろうな。
 ソフトバンクとサウジアラビアの太陽光発電所に関する記事に、ついでのようにオーストラリアに2023年、200万キロワットの太陽光発電所を建設する予定があるとの記載があった。
 ふーむ、オーストラリアも巨大太陽光発電所を作る予定があるんだ。
 もちろんオーストラリアも太陽光発電に極めて向いた土地だ。
 世界中で太陽光発電所の建設計画が持ち上がっているな。
 この分だと、後数年で凄いことになりそうだ。
 3月28日水曜日20:00~22:00にTBSテレビで放送された「池上彰と宇宙の旅2018」を見ました。
 正直言って知っていることばかりであったが、こういう番組を池上彰がやったということに意義があると思います。
 しかし、現在宇宙開発盛り上がっていますね。
 私としてはあと10年ぐらいかかるかなと思っていたけれど、思っていたよりも早く次のステップに行くかもしれない。
 楽しみだ。
 さて再エネの比率が国の電力の100%に近くなると蓄電池が必要になってくる。
 実際には50%でも必要だろうな。
 それまでは火力発電所が電力調整役をやってくれているのだが、火力発電所が役割を終えてくるに従って、蓄電池が必要になる。
 太陽光発電のコストに蓄電池のコストが入ってくるわけだ。
 まあ原子力発電所などは電力調整役に揚水発電所を必要としながら、そのコストを原子力のコストに入れていなかったのだから入れる必要は無いかもしれないがね。
 まあ馬鹿正直に入れてみよう。
 既に欧米では大規模な蓄電池の設置が始まっているようだが、例によって日本は遅れている。
 しかし後になればなるほど安い蓄電池を使用出来るわけだから、必ずしも悪いわけでは無い。
 太陽光発電が高いうちに導入して、いろいろ不都合が生じていることを考えれば、ぎりぎりまで蓄電池の導入を待った方が良いのかもしれない。
 難しいな。
 昨日あった「池上彰のニュース解説」という番組でサウジアラビアの町中の景色や、人々の様子が映し出されていた。
 こういう映像は番組中でも言っていたが珍しい。
 ちょっと見にはアメリカの地方都市のような風景だった。
 サウジアラビアも少しづつ変わっていっているようだ。
 もっともこの開放路線も若い皇太子が指導しているらしいが、彼は大丈夫なのか心配している記事を読んだことがある。
 大丈夫だと思いたい。
 今回の計画をきっかけにして、サウジアラビアという国に興味が出てきたので、少し調べてみた。
 もちろんサウジアラビアが、聖地メッカを擁するイスラム教の中心国であり(だから特に女性差別がひどい)、また世界の石油資源の中枢である国であり、またアメリカの友好国であるということは知っていた。
 だが知らないことも多かった。
 まず人口が3228万人(2016)と多い。
 ちょっとびっくりした。
 その10分の1ぐらいかなと何となく思っていた。
 日本の人口の4分の1だ。
 人口の面でも結構大国だ。
 総面積は2,149,690平方キロメートルで世界13位。
 半島国家であるがちょっとした大陸国家並みの広さだ。
 日本の面積の6倍弱ある。
 ちょっと意外だったのは、結構高原地帯が多い。
 特に西部には標高2500メートル級の山々がそびえ、最高峰は標高3313メートルある。
 平べったい国をイメージしていたがかなり凹凸がある。
 そのためか岩石砂漠がかなり多い。
 今回の太陽光発電所も岩石砂漠に作られるのではないだろうか。
 地盤がしっかりしているし、砂嵐の危険も少ないと思えるからね。
 サウジアラビアという国には、今後も注意していかねばならないような気がするな。
 妻の意見によると、サウジアラビアが今回の計画に同意したのは、アラブ首長国連邦に100万キロワット級の太陽光発電所が建設されることが決まったことが原因ではないかとのこと。
 つまり聖地メッカを擁し、イスラム教国の中枢であると自負するサウジアラビアとしては他国に負けられないという競争心の結果では無いかとのことだった。
 なるほどそれはあるのかもしれない。
 なんであれ、石油産業の中核であるサウジが、太陽光発電に大きな力をつぎ込むのは素晴らしいことだ。
 サウジにとっても、地球にとっても日本にとっても。
 特に面白いと思うのは、東南アジア、南アジア、そしてアフリカだと思う。
 まあ東南アジアは中国の魔手が心配だし、南アジアもそうだ。
 それに対してアフリカは近くに侵略的な大国はないし、小さな国に分かれているから小さな国で頑張れる面白さがある。
 特に東アフリカの国は面白そうだ。
 注目してみるかなあ。
 実際思うけれど、これから先の世界は、人口はめちゃくちゃ増えるし、一人あたりのGDPもめちゃ増える。
 つまりもの凄い経済成長でそこいらへんにチャンスがあふれている。
 ところが日本ではやれ少子化だ人口減少だとみんな下を向いてしまっている。
 馬鹿じゃ無いのか。
 なんで日本にしか目を向けないのか。
 世界に目を向ければこれほど面白い時代は無い。
 そして日本にはテクノロジーや文化など強力な武器がいっぱいあるのだ。
 世界を相手に働けば、これほど面白い時代は無い。
 自分が健康で3~40歳若ければなあと本気で思う。
 残念だ。