ソフトバンク続報の中でもう一つ気になったのが「アッティア氏によると200ギガワットの太陽光発電が実現すれば現在の同国の電気需要の95%を供給することができると見ている」という部分だ。
 え!?2億キロワット出来ても現時点の95%にしかならないのか?
 そしたら2030年には4億キロワット作らねばならないだろう。
 さすがエアコンによる需要が莫大な国だ。
 言うまでも無いがサウジアラビアのこの巨大な電力消費量はエアコンによる消費だ。
 しかも日本と異なり1年中エアコンが必要なのである。
 当然主に必要なのは日中だ。
 夜は寒い。
 まさに太陽光発電のためにあるような国である。
 実際、孫正義氏にとっては2億キロワットなど控えめな数値で、実際はこの倍はやろうと思っていても不思議は無い。
 そしてサウジアラビアでの実績を武器にしてエジプトや、イラン、イラクなど周辺国に太陽光発電の輪を広げていくつもりではあるまいか。
 アフリカ、中東などをすべて抑えることも可能であろう。
 さらには全世界を抑えることも可能だろう。
 まあ中国が黙ってみているとは思えないが。
 少なくともこの時点で動けば、世界の半分を抑えることは十分可能だろう。
 太陽光発電王孫正義氏の第一歩はサウジアラビアでの「ささやかな一歩」から始まったと2030年の教科書には書かれるだろう。
 だというのに日本のネット民は孫氏のことを「チョン正義」等と言ってあざ笑っている。
 そんな段じゃあ無いだろう!?
 そんなに朝鮮人が嫌いなら(って、私も嫌いだが)おまえがやって見せろ!!
 私には無理だ。
 残念ながら。
 この続報にネットからの反応がついていたが、海外と日本のネット格差には頭が痛くなる。
 海外の方はプロジェクトに対する賞賛とトランプに対する怒りがメインだ。
 それに対して日本のは、ほとんどが相も変わらず情弱ぶりを見せつける者が多い。
 ネット民が情弱なんて笑い話にもならない。
 やはり頼りになる「日本人」は孫正義しかいないのかな。
 哀しいなあ。
 ソフトバンクがサウジアラビアに大規模太陽光発電所を建設する計画の続報が入ったのでこれについて。
https://kaikore.blogspot.jp/2018/03/saudi-softbank.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+blogspot/dWoNIN+(%E3%81%8B%E3%81%84%E3%81%93%E3%82%8C%EF%BC%81%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%81%AE%E5%8F%8D%E5%BF%9C+%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3)
 
 この中で特に私の興味を引いたのは、「太陽光パネルの工場も同国内に設ける」という部分だ。
 え?それはソフトバンクが太陽光パネル生産工場を持つということか?
 ということは。
 まだその規模とか何も判っていないが私の想像通りだとしたら。
 また「覚書によると、太陽光パネル、またはパネルによって生産された電力の一部が輸出される可能性があるという」
 今、言うまでも無くトランプにより中国の太陽光パネルがアメリカに入れにくくなっている。
 この時点で大規模な投資をして中国製よりも安い太陽光パネルを大量生産すれば、アメリカの市場を一気に奪うことも可能だろう。
 アメリカの太陽発電業者からは感謝され、もちろんエコ推進派からも感謝され八方丸く収まる。
 もちろんサウジも喜ぶ。
 こうしてソフトバンクは世界の太陽光発電の最大シェアを握る可能性が高い。

 もう一つ気になったのは「彼らは来年中ごろまでに発電能力3ギガワットと4.2ギガワットの発電所を建造し相互接続させると言っている」というところ。
 計7.2ギガワット、つまり720万キロワットもの発電所を来年の中頃に作る!
 これはアラブ首長国連邦のアブダビに作る予定の100万キロワット級の太陽光発電所と同じぐらいに稼働するということか。
 凄いスピードだ。
 ということは今年の年末には発電所が形を見せるはず。
 よほどの自信が無ければ言えない台詞だ。
 
 なんか凄いことになってきた気がするなあ。
 そういう中国人の実業家に、日本で唯一負けていないのが孫正義だ。
 かれが生粋の日本人では無いことから彼を悪く言うモノが特にネットに多いが馬鹿げている。
 孫正義の真似をする日本人が他に現れないものかと思う。
 が、出ないねえ。
 彼は日本が持つ巨大なマネーを存分に使い、世界規模で兆円、十兆円単位での巨大事業を次々と興していく。
 それは痛快なほどだ。
 彼はいつ破産しても構わない。
 そう思っているのだろう。
 だが破産しないだろうね。
 今回のサウジアラビア太陽光発電所は典型的な孫正義事業だと思う。
 こんな事業をあと何十、何百と起こしていくだろう。
 彼の後に続く者よ出てこい。
 そして日本人の肝っ玉の太さを見せてくれ。
 心からそう思う。
 思うのだが、日本人が今、中国人に負けているのは、こういう何十兆円という巨大事業を興す肝の据わり方だと思う。
 今中国が工業製品を安く作れるのは安い人件費のため、なんて思っている日本人が多い。
 実態は大量の最新鋭機械を使って大量生産効果で安く出来ているのだ。
 日本では何故それが出来ないのか?
 日本に金が無いのかというと莫大な富がある。
 何百兆円という金がね。
 そして世界にはそれでも足りない巨大な需要があるのだ。
 このふたつと日本のテクノロジーが一緒になれば中国になど負けるはずが無い。
 だが負けっ放しだ。
 何故か。
 肝っ玉が小さいのだ。
 戦後の成功体験にあぐらをかき、日本のそこそこの市場で安穏としている。
 中国人には成功体験なぞ無い。
 中国の事業者は皆若い。
 彼らは世界市場を見ている。
 過去の産業では無く、未来の産業を夢見ている。
 だから強い。
 ソフトバンクがサウジアラビアに巨大太陽発電所を作るとのこと。
 その出力は実に2億キロワット。
 いやあ最初2億ワットかと思ってしまいました。
 キロワットなのね。
 つまり100万キロワット級の原発200基分だ。
 今世界中で稼働中の原発より多いのではあるまいか。
 とんでもない規模だ。
 というとまたソフトバンクが大げさなモノをと思う人がいるだろうが、太陽光発電所の場合大型化するのには何も無い土地があるだけでいい。
 サウジアラビアにはそれがある。
 あとはパネルを横に並べるだけだ。
 特に新技術が必要な訳では無い。
 時期は2030年までだそうだから余裕で作れるだろう。
 ついでに2000億ドル(約21兆円)という巨額の投資だということだが2030年に完成したときには10分の1以下になっているのは間違いないと思うぞ。
 それでも兆円単位の巨大事業だが。
 AI本を2冊買った。
 書店にAIコーナーが出来ていたのだ。
 やはりAIはブームなのか。
 全部ほしいが金がもったいないし、読む暇も無い。
 買った本は「AIまるわかり」「ROBOT」の2冊。
 今日花見に行った。
 東京はもう満開のようだが、福岡市はせいぜい7分咲きというところか。
 平日だというのに親子連れも多かった。
 風邪は治りかけだが、もう1~2回行ってみたい。
 やはり花見は血が騒ぐ。
 9話で紫織がショックだったのは、メトーデに殺されかけたのもさることながら、メトーデに面と向かって愚か、つまり馬鹿と言われたことではなかろうか。
 それまではAIを下に見ていたろうからね。
 3月26日月曜日の「未来世紀ジパング」で、日本人の移住先として最も良いのがヨーロッパではオランダだと言っていた。
 え!?オランダは第二次大戦での恨みを持っている人が未だにいる国だと思っていたからまるで考えていなかったのだが、なんで?
 すると1912年に日本は最恵国待遇を受けるという条約を結んでいたのだった。
 百年以上前の条約が今でも効力を持っているわけだ。
 オランダ移民。
 考えてみようかなあ。