2023年カウントダウン記事:今年もお世話になりました! | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

現在、オークビル時間午後3時です。

 

年を越すまであと9時間ほどあるわけなので、急いでこの記事をアップしたいと思います。

 

2023年を振り返ると、私にとっては大きな喜びと大きな悲しみが入り混じった年となりました。

 

ひとつ前の記事ですでに触れましたが、このブログのアイコンやバナー画像に使われている愛犬のレニーが私の誕生日の翌日に逝ってしまい、心の中に大きな穴が開いたまま今に至っています。

 

 

 

 

 

しかしその直前の3月には三浦&木原ペアがさいたまスーパーアリーナで見事に世界チャンピオンに輝き、歴史的なグランドスラムを達成してくれたことが今年一番の喜びでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの記事を読み返しても当時の興奮が蘇ってきます。

 

そして2月の四大陸選手権ではコロラドの高地での開催とあり、フリー演技終了時に木原選手が気を失いそうになるほどの酸欠状態になったことも思い出されます。(「一瞬、三途の川が見えました」と後々に冗談で言うくらい…)

 

 

 

 

その後は国別対抗があったり、スターズ・オン・アイスがあったり、オフシーズンも取材や撮影やアイスショーなどで忙しくしていた「りくりゅう」。次のシーズンはどのように迎えるかと思っていたのですが…

 

 

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2023年後半は私にとって例年よりも忙しい時期が続きました。

 

夏から秋にかけて二度、日本から「ゆなすみ」や「さえルカ」達の若手ペアがやって来てとても賑やかだったのですが、その一方で9月中旬のオータムクラシックに出場した三浦&木原ペアは思い通りの試合展開になりませんでした。

 

思えばこの頃からすでに木原選手は本調子ではなかったのでしょうが、大会を終えてからもモントリオールに残って新しいSPを振り付けて、滑りの面でもメンタルの面でもとても良い状態でオークビルに戻って来たんですよね。

 

新しい衣装をマテュー・カロンさんに大急ぎで作ってもらって、璃来選手は「ティンカーベルみたい」なペパーミントグリーンのドレス、龍一選手は大好きな青色の上下で意気揚々とグランプリシーズンの到来を迎えようとしていたのです。

 

その「リハーサル」みたいな感覚で向かったジャパン・オープン。

 

 

 

 

このイベントで滑ったフリーとショートのプログラムが、会場に行っていたお友だちによると素晴らしい出来だった、と聞きました。

 

SBSジャンプの難度は下げられていたけれど、スピードがあってリフトも滑らかで、まさかこの後、長期の休養期間を余儀なくされることになるとは。

 

 

当然、彼らが出場すると思われていたテキサスでのGPスケートアメリカ、私は初めてこの大会を手伝いに行くことにしていたので本当に残念でした。真夏のような気温は嬉しかったけれど、りくりゅうのいないペアの試合は何とも物足りなかったです。

 

 

 

 

 

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テキサスから再び寒いカナダに戻って来て、さあここからバンクーバーでGPスケートカナダを手伝って日本に行くのだ、と思っていたのですが、出発前日に義母が亡くなったとの知らせを受けて大パニックに。

 

 

1960年代半ばの夫と義妹と義母

 

 

夫は10月中旬から四国でお遍路の旅に出ていたし、いったい何をどうしたら良いのか分からなくなりました。結局はバンクーバーでの大会が終わってからいったんオークビルに戻り、お通夜とお葬式に出てから改めて日本に向かうことになったのでした。

 

特に子どもたちが小さい間、ものすごくお世話になった義母だっただけに、大きな悲しみに包まれた日々でした。たくさんの子どもや孫、ひ孫たちの出席したお別れの会では皆が思い出を共有して、家族の絆を確かめ合いました。

 

 

 

 

 

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GPスケートカナダで最も印象に残ったのはやはり坂本さんの圧巻の演技でした。オータムクラシックからその片鱗は見られていたのですが、今シーズンの坂本選手は何とも言えない静かな気迫、落ち着いたオーラが備わっていると感じます。

 

 

 

 

 

 

フリー演技の会見後、オリンピック・チャンネルのニック・マッカ―ベルさんに依頼されてインタビューを行ったのですが、そのメイキング動画が一部、公開されていましたね。

 

 

 

 

 

この中で坂本さんがしきりに「トリプル・フリップ」と口しては笑っていますが、ここは彼女が「フィリップ」と言ってしまうことを私が指摘したことに発端があるのです。前々からこの特定の言い間違いに気付いていたのでこの機会に、とばかりに訂正すると、よけいに意識してしまったようでした。すみませーん。

 

ということで、この動画の途中で聞こえる「日本語ではトリプル・フリップと言います」などの茶々入れの主はアタクシです。(どこかの関西弁のオッサンだと思われたかも知れませんが)

 

 

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11月いっぱいは久しぶりに日本で長期の滞在を楽しみました。

 

まずは埼玉での羽生結弦さんのワンマンショーを堪能して、

 

 

 

 

 

そこから神戸へ。秋の御影は美しく、家の界隈を歩くたびにため息が出るほどでした。

 

 

阪急御影駅に向かう途中にある深田池。

 

 

 

 

それを過ぎると線路の北側にはこんな路地も。竹の生垣、御影石の塀も風情があります。

 

 

 

 

 

あるいは線路の南側には弓弦羽神社へと続く道も綺麗ですよ。

 

 

 

 

 

こちらは実家の門です。

 

 

 

 

そこから入って母の家へと

 

 

 

 

 

上の写真は11月半ばのものですが、家の前のモミジがひと月経つとこんな風に真っ赤になりました。

 

 

 

 

玄関から出て見上げると、何とも美しい。カナダのメープルの紅葉も迫力がありますが、日本のモミジはそれよりも小ぶりでしみじみとした味わいがあります。

 

 

 

 

11月下旬には大阪で開催されたNHK杯を観に行きました。ここでもゆなすみを応援しつつ、りくりゅうの不在を嘆いたことでした。

 

母ともたっぷりと時間をかけて会うことができ、12月に入るとお遍路を終えて戻って来た夫や、カナダからやって来た長男夫婦と合流して、美味しいものを食べ、面白い買い物をし、そしてようやくカナダに戻りました。

 

 

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クリスマスモードに突入していたオークビルでは、りくりゅうと久々に再会して、木原選手のリハビリが順調に進んでいることに安心しました。

 

テレビ局のクルーが取材に来たりして、彼らの復帰がどれだけ待たれているのかも再認識できました。その模様は先日、少し流れたようですね?

 

トロントの最高のスポーツ医学および理学療法の専門家で構成されたケアチームのサポートを得て、じっくりと、気長に故障から回復することを目指している様子が伝わったかと思います。また三浦選手がしっかりとリハビリやトレーニングに取り組み、パートナーを支えている姿も頼もしかった。

 

 

さあ、あと数時間で2023年が過ぎ、新しい年を迎えるわけですが、これからも皆様とりくりゅうの応援をすることを楽しみにしています。

 

 

またまたq-taroさんから可愛いイラストが投稿されていますので、感謝して引用させていただきますね。

 

 

 

 

 

では良いお年を!