作りたい女と食べたい女 シーズン2 | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『作りたい女と食べたい女 シーズン2(2024)NHK0129〜全20話

原作はゆざきさかおみの漫画。

野本ユキ(比嘉愛未)は料理好きの派遣社員。同じマンションの同じ階、部屋一つ隔てて住む大食いの春日十々子(西野恵未)と知り合い仲良くなる。食事を共にするうちに恋心が芽生え、野本は自分がレズビアンだと気づいた前回からの続編。

 

脚本 山田由梨

演出 松嵜由衣中田博之八十島美也子

音楽 伊藤ゴロー

 

比嘉愛未、西野恵未、藤吉夏鈴、森田望智、ともさかりえ、他。

 

料理をたくさん作りたい野本と、ごはんをたくさん食べたい春日の一緒に食事を楽しむ仲は続いている。

野本はSNSで知り合った同じレズビアンのyakoさんこと矢子可菜芽(ともさかりえ)におすすめの映画などを紹介してもらいながら、春日への気持ちの相談にものってもらっている。会社でも、唯一春日とのことを知る同僚佐山千春(森田望智)と恋バナをしたり相談したり。また、佐山も騒がしい親族に囲まれ婚活に取り組もうとしていた。

春日も、隣りに越してきた南雲世奈(藤吉夏鈴)と知り合い、親しくなって、野本への想いの相談にのってもらっていた。逆に、南雲も、人前で食事が出来ないという会食恐怖症を患っていて現在無職の身、母親からは無配慮にせっつかれ、現状を春日に話すことで助けられている。

そんな、相手への気持ちを持て余していた野本と春日はバレンタインを機にお互いへの気持ちが恋愛感情であることを確認し合い恋人関係となる。

また、春日は実家の父親との関係性にも悩んでいて、それはマンションからの引っ越しを余儀なくさせるほどの窮地だった。取引先のスーパーのパートさん藤田(島田桃)の家庭の悩みも耳にして勇気をもらい、ついに野本へ引っ越しして一緒に住むことを提案する。だがしかし新居探しでは同性カップルという肩身の狭さに直面する…。

なんだかんだ、自身がマイノリティーであることもあって他人にお仕着せをしない野本、春日、矢子、南雲は居心地のいい友人関係を築き、ホームパーティーを開く仲になる。佐山や藤田含め、互いを尊重し合いながら、それぞれの現実、悩みに向き合い、一歩ずつ未来へ足を進める…。

 

話や構成はいいのにだるい。そもそもが料理漫画なのか(原作未読)、毎回食事やそれに関するものを通すし、それもレシピを紹介するわけではないから、だるくなる。仕事のトラブルなどもあったりするけど表面的。野本は常に春日の出方を気にしているし、春日は感情表現がほぼ皆無なので疲れる。リアルなら当たり前の行動なんだけど。丁寧すぎるのかも。

矢子は同性愛者でありながらAセクなのだが、結局野本はAセクではなく同性愛者だった。それがラストのキスシーンや体に触れたい欲に表現されていた。まあ、主人公にAセクを持ってくるのは難しいだろうなぁと思ったけど、ちょっと残念。

でも続編を作るのは理解できるほどには良かった。

 

比嘉愛未の恋する乙女感がとても良かった。

新キャラクター、矢子も南雲も設定がしっかりしてるというか、カラーがわかりやすく、役者さんが魅力的に見えた。

 

★★★(★)

 

 

 

 

シーズン1感想はこちら。