集客とは、新規客ばかりを集めることではありません。
OB客を大切にして、常連客になってもらうことが1番です。
つまり、見込み客→新規客→再来店客→よく来る客→常連客へと階段を上ってくる仕組みを作ることです。
このサイクルができれば、集客に困ることはなくなります。
AKB48も見込み客を集める
また、売上を落とさないための要でもあります。
今、人気絶好調のAKB48でさえ、見込み客を集めるための
活動をしています。
CSを視聴される方はご存知と思いますが、AKB48の番組があります。
ここではメンバーそれぞれの取組みをドキュメントで紹介されています。
主な話は、メンバーそれぞれの苦労話です。
苦労話を見たり、聞いたりすると応援したくなるのが人情というものです。
「AKB48の番組か、人気もあるしどんなだろう」と興味半分に
番組を見ていると、次から次へと、メンバーの苦労話が紹介されます。
「がんばってるんだ。苦労してるんだ。単に人気があるだけではない
んだ」と、今までと違う目で見るようになります。
これが、正しく見込み客集めです。
集めた見込み客がいずれはファンになる可能性があります。
ファンにならなくとも、CDの1枚くらいは買ってくれるかもしれません。
これが、売上を上げる要諦です。
あなたの会社に置き換えて考えてください。
>常に情報を発信していますか。
>会社の社長をはじめ、スタッフの苦労話を発信していますか。
>会社の特長を発信していますか。
AKBはすべてを行っています。だから、人気があるのです。
>常に情報を発信する
情報を発信するのに手軽に使えるツールといえば、メルマガ、ブログ、
You Tubeでしょうか。これらを駆使して情報を発信してください。
メルマガは週に1回、ブログはできれば毎日、You Tubeは月に
1回くらいの頻度です。
>メルマガでは、商品の情報を伝える。
ブログでは、社長、スタッフのことやお客様のこと。
>You Tubeでは、掃除の様子や朝礼など、普段はお客様に
見えない裏方の部分を見せる。
この組み合わせで、情報を発信すると必ず、ファンが増えます。
ファンが増えると売上が安定します。
それだけではありません。
ファンの方は、お友達を紹介してくれます。
そのお友達がファンになり、お友達を紹介してくれる
という善循環になります。
そして、さらに売上が増えるようになるのです。
つまり、見込み客を集めて、ファンになってもらい、ファンの方
からお客様を紹介してもらうようになるように仕組み化することが
大切です。
なでしこの澤 穂希がリピート客だったら
リピート客を増やすのは容易なことではありません。
もし、なでしこの澤 穂希のような有名人がお店のリピート客
だったら、彼女を目当てに多くのお客様が何度も来てくれる
かもしれません。
しかし、これはお店の力ではなく澤 穂希という人の集客力です。
彼女が遠方に引っ越してしまって、お店に来なくなれば、たちまち
お客様は激減してしまうことになりかねません。
ですから、お店自身でリピート客を育てる工夫が必要になるのです。
ここで考えてみてください。
お客様が、何度も来たくなるようなお店ってどんなお店でしょうか。
居酒屋として考えてみてください。
私だったら
>食べるものが美味しくて、リーズナブル。
>店員さんが笑顔で話しかけてくれる
>いつも何かしらイベントがある
>思いがけないサプライズが用意されている
>注文してから待たせない
>一人できても退屈せずに楽しい
>大将の話が面白い
>特別扱いしてくれるように感じる
こんなお店なら、何度でも行きたいと思います。
ただ、これは私個人の意見です。お客様の意見ではありません。
ということは、リピート客を増やす第一ステップは…。
そうです。
リピート客の意見を聞けばいいのです。
「なぜ、あなたはお店によく来てくれるのですか?」と。
これを複数のリピート客に聞いて、「なぜ来るのか」の根本を
究明できればリピート客を増やすことができるはずです。
ダイレクトメール(DM)とニュースレターの違い
ダイレクトメール(DM)とニュースレターの違いってわかりますか。
はっきりとした違いといえば、ダイレクトメール(DM)は
広告メッセージを直接相手に伝えるもので、ニュースレターは
相手とコミュニケーションをとって信頼関係を築くものです。
ボクシングに例えるなら、ダイレクトメール(DM)は、
ストレートパンチやアッパーカット、クロスカウンターのように
一発で相手をしとめるツールです。
ニュースレターは、ジョブやボディーブローのようなもので、
すぐに効き目はないけれども徐々にダメージを与えるツールです。
DMの利用法としては、
>新製品の売り出し
>催し物の案内
>来店販促
>高額商品の販売
>セールス活動のサポート
>市場調査
>アフターサービス
>情報提供
などが考えられます。
使い方・内容によっては素晴らしい効果をもたらすことがありますが、
結果を出せるものになるまでには、様々な試行錯誤があってのことです。
ちなみに、ダイレクトメール(DM)を成功させるための3つの重要な
要素をご存知でしょうか。それは、リスト(誰に)・オファー(何を)
企画(どのように)の各要素です。
リストには、ハウスリスト(自社リスト)と外部リストがあります。
まずは、このリストを充実させることです。
>送ってみて返ってきたリストは削除する。
>案内によって、買ってくれたものから趣向を模索する。
>1年間送り続けても、何の反応もないものは、休眠リストに追加する。
などして、使い勝手のよいリストに育てることです。
オファーとは、おまけ、特典といってもよいでしょう。
抽選で当たる懸賞、無料プレゼント、割引チケットなどです。
これの内容次第で反応も大きく変わってきますので、
十分に検討することが必要です。
企画は言うまでもなく、セールの案内です。
貴金属を提案するにしても提案の仕方があります。
単に、「貴金属フェアー全品半額」というのも企画です。
「プレミアム企画300名限定、有名ブランド貴金属フェアー
~びっくり価格をご用意、来店してお確かめください~」
というのも企画です。要は、お客様をひきつけることができるように、
内容を考えることです。
このように、売ることだけを考えて企画されたのが
ダイレクトメール(DM)です。
一方、ニュースレターはどうでしょうか。
基本的には、お客様と信頼関係を築いて売上を上げることを
目的としているのがニュースレターです。
ダイレクトメール(DM)売りの臭いがまったくないのが特徴です。
お客様のためになりそうな情報、社長の人柄を伝えるためのもの、
社員のことを伝えるもの、扱い商品の豆知識などで構成されています。
また、ダイレクトメール(DM)のように売り出しに合わせて
送るのではなく、毎月、送るのも特長です。
売りがないので、ニュースレターを心待ちにしてくださるお客様も
結構でてきます。送り続けることによって、社長やスタッフの人柄が
わかり信用してくれるようになります。
信用してくれるようになると応援してくれるようになります。
応援とは、勧める商品を買ってくれるようになるということです。
では、どのようにして売りに結びつけるのかといいますと、
セールスの案内をニュースレターとは別に用意して同封すれば
よいのです。
300通送って1割以上、多いときは3割の方が買ってくれた例は
たくさんあります。
ダイレクトメール(DM)の購買率は1~2%ですので、
信頼関係があると購買が飛躍的に伸びることがわかります。
このように、信頼関係を築くことを重要視しているのが
ニュースレターです。
どちらに優劣があるわけではありません。
カウンターを狙うならダイレクトメール(DM)、
ボディブローでファンを作っていくならニュースレターを使用する
というように使い分けるとよいでしょう。