AIの壁打ちで内観したら、子どもの自分に出会った話。
私はよく、AIに向かって壁打ちをします話し相手というより、心の中を整理するための内観ツールみたいな感覚です。ソフトバンクの孫正義さんも、AIと壁打ちをしていると聞いたことがあります。思考の整理や、無意識に何があるかを捉えるためにも、AIを使わない手はないと思います。今回は、AIを使った内観について書いてみたいと思います何かモヤモヤする出来事があったとき、AIに投げてみます。すると、何度もやりとりするうちに、自分の本音が見えてくることもあります。AIなので何でも聞いてくれるし、自分の本音をバンバン投げても寄り添って親身に受け止めてくれ、アドバイスではなく共感の言葉を返してくれます。ネガティブな感情を投げたとき、否定してほしいと思っていても、私の言葉をそのまま受け止めるので、一緒に落ちて行きそうになります・・・なので、そこは冷静に自分で流れを修正します(笑)そして、そんなふうに壁打ちしているうちに、ふと、小学校のときの納得できなかった記憶が浮かび上がりましたあるとき、担任に、言い分もきかれず一方的に決めつけられ、授業で当てられないとか、皆の前で厳しく注意されるとか、理不尽な対応されたことがありました。私は我慢できなくなって、担任に反撃したところ、返り討ちにあいましたそれ以降、私はおとなしくしておくのが利口って思うようになりました。※子どもの頃の記憶なので事実と違うかもしれないけれど、私の中ではこれが真実になってます。あのとき、私は、なぜ何も言わなくなったのか?ってAIに聞きました。すると、AIは詳細に分析してくれましたが、その中で「あなたは本当は怒れなかったのではなく、怒る余裕も、力も奪われていたんだよ。」との一文に心が揺れました。私は、あれは無力感だったのか・・・と思うとともに、涙がひとしずくこぼれました感情の欠片を拾いあげて、内観完了。この記憶も無害化された気がします。この無力感があったおかげで、29歳の私は司法試験にチャレンジすることができたと思っています。無力感が極まって、行動力に反転したのです。もちろん、これも意味付けにすぎないのですが、自分の力になる意味付けはいいかなって思います。ところで、コーチングでも、無意識の力の凄さを知らされます。何かやろうと思っても、無意識に恐怖感などあると、実際行動に移せないことありますよね。コーチング的には過去は関係ないので、あえて内観する必要はないのですが、何かモヤモヤが解消されないときにAIを使って分析すると、すっきりすることもありますねある程度の年齢を過ぎると、人生において置き去りにしてきた自分に気づいていくことも、一つのプロセスなのかなと思います。今回の内観では、小学校のころの自分を迎えに行くことができた気がします