行政法でまず優先的に学習すべき分野とは? | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

行政法でまず優先的に学習すべき分野とは?

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2024年度試験向け「合計56点アップ道場」はいよいよ本日から販売スタートです!




配信開始のタイミングを見てもらうとわかりますが、7月から10月まで毎月配信があります。

学習のペースメーカーにして欲しいという意図でそうしています。


いったいどんな内容なのかは、ぜひ6月9日のYouTubeライブをご覧ください!


こちらはその予告編です。


 TODAY'S
 
行政法における優先順位とは?

本試験まで163日。


久しぶりに行政法の問題を解くと、びっくりするくらい忘れていることに、愕然とする。

あなたはそんなことないですか?


例えば憲法の講義を受けていて、「エホバの証人剣道受講拒否事件」の話をしたとしましょう。

「すでに行政法総論を学んでいる人は、この判例やったよね?」なんて話をすると、「そうそう」と頷く人と、「ん?やったっけ?」と困った顔をする人に分かれます。

どちらかというと、困った顔する人の方が多いかもしれません。


でもね、それは当たり前のことです。

人間の記憶なんて当てになりません。

いちど学習したくらいで、問題がすらすら解けたら言うことないですが、現実は甘くないということでしょう。


行政法の場合、単純記憶系の分野に該当するのが、行政手続法と国家賠償法(損失補償含む)です。

だから、この分野は直線期に追い込みが効きます。


一方ある程度理解しないといけないのが、さっきの例にもでてきた行政法総論(特に行政行為と行政上の強制手段)、あと行政不服審査法行政事件訴訟法地方自治法です。

だからこれらの分野は優先的に振り返るようにしてほしい。


総論は、やはり行政行為と強制手段の2分野が優先です。特に行政行為は、どんな論点があり、そこで何が問題となっているのか?これを丹念に拾いましょう。ここは「目次学習」が有効です。


行政事件訴訟法は、訴訟要件において判例知識が問われることが多いです。

処分性、原告適格、訴えの利益とも、事案と結論を覚えておけば良い。これは確かにそうなのですが、それをやるとただの苦行になります。

他の分野もそうですが、理由づけもわからず、事案と結論を丸暗記するなんて、私は絶対にやりたくない。

だから、受験生にも決しておすすめしません。


行政不服審査法は、合否を分ける問題が出されることが多いです。

意外と受験生の対策が手薄になってる印象が強いです、

だから、「このくらいできないとね」と思うような問題でも、正答率が低いことが珍しくありません。



地方自治法は、「食わず嫌い」です。

こんなに身近な法律ってないかもしれません、

そのくらい身近です。

お住まいの市町村のホームページをみると、勉強したことがたくさん出てきます。



いずれの分野も、理解が前提での記憶、でないとキツい。

単に記憶するだけでは、無味乾燥な話ばかりです。


たしかに試験に合格することを考えるのであれば丸暗記でもよいかもしれません。

ただし覚える量はものすごくあります。


理解を前提にしておくと、忘れても思い出すまでに時間がかからないのです。



おまけ

久しぶりに性格診断をやってみました。

結果は、「何点、何点、何点ダァ」でおなじみの、「巨匠」でした。

正確には、ISTP-Aです。



ぼくはどーかな?


そういえばスタッフSさんに「先生は巨匠っぽい」と言われたのですが、なんでわかったんだろう?