(元投稿:12/22  13:40)
昨日12/21に中外さんがニュースリリース
免疫チェックポイント阻害剤の
テセントリク(アテゾリズマブ)の
「転移性または切除不能な局所進行乳がん
     に対し、
     効能・効果追加、用法・用量追加、
     および840 mg製剤の剤形追加」
の承認申請を行った、とのこと。
中外さんの予定通り、
2018年(度)に申請していただけて、
まずは、嬉しい、喜ばしいですよね~❗
以前から何度も書いているけれど、
「手術不能な局所進行乳癌」が入っている
のを、私は、とても嬉しく感じます。
(後輩患者さんのために&医療界の進歩が)
IMpassion130試験に基づく申請だから、
・対象はトリネガ
・1stライン
・ナブパク(アブラキサン)併用
での適応追加、もしかしたら、PD-L1陽性
が条件に入るかもしれないけど、
それだけでも、喜ばしいですよね❗
ただ、
キイトルーダがMSI-Highの患者群に対して
臨床試験結果で良い結果が出せて、申請の
根拠となった患者群の大腸癌だけでなく、
全固形癌対象に承認されたってことは、
(標準治療がない、という条件がついて
 いますが)
サブタイプ関係なく全ての
転移性、手術不能な局所進行乳癌に対して
テセントリクを承認して欲しい
ところですよね、
1stラインの国際第3相臨床試験で
結果を出したロシュ/中外さんとしては…。
(PD-L1陽性、という条件をつけてトリネガ以外でも。
 少なくとも、キイトルーダが承認された
 『標準治療がない』、という条件のラストラインでは
 承認されないと製薬会社としても不公平だし、
 患者としても、 キイトルーダの乳癌の臨床試験は
 まだ結果が公表されているわけではないから
 不安、というか効果のほども不透明ではあるし…
 私、個人的にはPD-1抗体よりPD-L1抗体の薬剤を
 使いたいのだけど…素人感覚ですが、T細胞側に
 発現しているPD-1抗体より、癌側に発現している
 PD-L1抗体の方を使いたい)
少なくとも、アンスラサイクリンや
ハーセプチン、カドサイラの心毒性の影響
などを受けて、
抗HER2薬が使えない、HER2タイプの
乳癌患者であれば、
トリネガ同等、あるいはそれ以上に
進行が速い可能性が高いわけで
 (「患者集団」の統計上、エビデンス的に。
  私自身の癌について言えば、ハーセプチン後3年は
  再発転移していないから、結果的に、そんなに
  速いとも思わないけれど、速い人だっているでしょ。
  また、初期治療でハーセプチンを使った上で、
  進行、 再発転移するってことは、 理論的には、
  ハーセプチンが効かずに残った
  微小転移が目に見える大きさに なったもの
  なんだよね…。)
是非とも1stラインで全乳癌(転移性または
手術不能局所進行性)への適応拡大が
迅速承認されますように❗
※迅速承認ってのは、きちんとその後、使った結果の
  解析はする前提ってこと。
  1stラインで承認されるってことは、その後、
  乳癌で数多く承認されている殺細胞性抗がん剤を
  全て使い終わらなくても、どのタイミングでも
  保険診療で使えるってことだと思います。
  (使いたくない人、使う必要のない人は、
    使わなければいいだけなので…。)
AnswersNews(株式会社クイック)
より引用
(包括的にリンク、引用の許可をいただいています)
AnswersNews(株式会社クイック)
(包括的にリンク、引用の許可をいただいています)
乳癌の国際大規模臨床試験をしているのは
アテゾリズマブ(テセントリク)の他には
ペンブロリズマブ(キイトルーダ)。
乳癌に関するキイトルーダの結果は、
まだ公表されていません。
が、12/20の薬事審議会で
MSI-Highであれば、使える標準治療が
なくなったところで使えるようになりました
ー◆ー◆ー◆ー
ブログを始めた昨夏の、初期の頃からの
読者さんは、ご存知のことかと思いますが
新しい読者さんもいらっしゃるので
また、書きますね。
私はステージ3C
(手術不能局所進行ってこと)の
乳癌罹患者であり、
約4年前の初期治療時に、
パージェタの欧米との5年近いドラッグラグ
に悔し(悲し)涙を流し
  ※2018年10月、ようやく、
    手術不能局所進行乳癌の術前化学療法
    への適応のドラッグラグは解消されました。
  ※因みに、術後補助化学療法(ステージ2までの早期
     と、手術可能な局所進行で手術を先にすることを
     選択した人)の適応追加は欧米とのタイムラグは
     1年内に短縮されています。喜ばしい進歩❗
標準治療でそれ以上足せる薬剤がなかった
から
   (ステージ3Cでは、たとえ、
    手術不能で手術で癌を切り取ってもらえず
    ~昔は切り取ってもらえたのよ、でも、
        今は標準治療では、切り取ってもらえないから~
    術前化学療法でハーセプチンの効きが悪いのを
    目の当たりにしたとしても、
    座して目に見える転移になるのを待たなければ、
   ステージ4では使える薬剤が、使えなかった)
私は、自由診療の免疫療法、活性化自己
リンパ球を追加しました。
   (お勧めするわけでも、詐欺と思っているわけでも
      ないです。)
保険適応がないばかりに、悔しい思いのまま
お亡くなりなる患者や、その無念さが残った
ままのご家族が減ればいいな、と思います。
   (医療の不確実性以前に、効く可能性が
    高いのに、保険適応がないばかりに
    使えずに終わる、それは医療の不確実性
    よりも遥かに残酷であり悔しさが残る、
    私はそう思います。)
インチキ医療と、巷の免疫療法クリニック
を、一部の医師たちが叩いたところで、
効く可能性のありそうな薬剤を、まだ
適応外であるために使えない患者にとって、
納得性のある説明がなければ、
自由診療でも使いたいと思っちゃって、
副作用対策の出来ないクリニックでも
試そうとする患者は、出てきちゃうと
思います…。
  (私も、今、こんなこと~掲示板の誹謗中傷~に
   弁護士費用をかけるくらいなら、4年前に
   パージェタを自己輸入して使ってもらえば
   よかったな、と思わなくもないですもの…
   目に見える転移をせずに生きているから、
   淡々と語ってはいますが…)
効く可能性のある患者が悔しい思いをせずに
保険適応で使えるよう、
  (使いたくない適応患者は使わなきゃいいだけなので)
迅速承認されることを切望します。
ー◆ー◆ー◆ー
(12/13に投稿した記事)
       ⬆リンクを貼っておきました
ご訪問ありがとうございます。
トリネガ、ステージ3Cで、
免疫チェックポイント阻害剤
アテゾリズマブ(テセントリク)
の治験を選択したAKANEさんが
術前化学療法(AC➡ナブパク=アブラキサン)
      +アテゾリズマブ(テセントリク)
⬇
手術
⬇
放射線
⬇
アテゾリズマブ(テセントリク)
 ※放射線とは平行治療だよね
の全治療終わった~❗
という記事を
リブログさせていただきます。
 【AKANEさんの記事は、上記記リンクの
    リブログ記事からどうぞ】
お疲れ様でした~

近い将来
  (おそらく、手術不能な局所進行の
   術前療法としては、転移性と同時に、
   今年度中に申請していただけるんじゃ
   ないかなぁ、と期待しています。
   術後の再発転移予防は、もう少し先に
   なるかなぁ? )
きっと保険診療になって、
似たような後輩患者さんが保険診療で
使える日が来ると期待しています、
そのアテゾリズマブ(テセントリク)の
治験に参加して下さって、
情報共有もして下さったAKANEさん。
もう1年近く前になるのね、
AKANEさんにコメントいただいた時、
本当に嬉しかった、
思いの通じる方がいた、って。
強さと温かさを感じました。
心から、ありがとう♥
AKANEさんのブログから
元気をいただいた人、
たくさんいらっしゃると思います。
かっこいい❗
AKANEさんの、
普通の生活に戻って、元気にしてるよ、
というブログ更新、
これからも楽しみにしています。
【AKANEさんからのコメント】
みゆさん、ありがとうございます(^^)
みゆさんのおかげで沢山の人に
治験のことを知ってもらえたと思います。
どうか
みゆさんのおかげで沢山の人に
治験のことを知ってもらえたと思います。
どうか
アテゾリズマブが保険診療に承認されて
沢山の人を助けられますように!
※因みに、トリネガ・ステージ3Cの標準治療は上記のAKANEさんの治療から、テセントリクを除いたもの。ACは同じくアンスラサイクリン系のECかFECの場合もある、ナブパクはパクリか同じくタキサン系のドセの場合も多い。すなわち、アンスラサイクリン系➡タキサン系の順次投与が標準。HER2タイプ・ステージ3Cの標準治療は上記のテセントリクがハーセプチン+最近ステージ3Cには5年近くのドラッグラグを経て漸く認可されたパージェタ、に置き換わるだけ。心毒性の副作用のあるハーセプチンは怖い心毒性のあるアンスラサイクリンACとは併用されないがテセントリクは併用される点が違いかな。抗がん剤、手術、放射線を全部使う集学的治療が標準治療。そこに最近の新薬が加わる。そこまでしないと癌の勢いを止められないってこと、進行の速いタイプのステージ3Cだから。(当たり前ですが、保険診療です。AKANEさんが参加したテセントリクの治験は無償です。)
ー◆ー◆ー◆ー
▼商品名テセントリク(一般名アテゾリズマブ)
私は、トリネガ再発(転移)の可能性も
十分あり得るので(&上記の思いがあるので)
自分のこととしてウォッチしている
臨床試験です。


ESMO2018  (欧州)

FDA(米国)

そして、本記事でお伝えしたように、
予定通り、中外さん
12/20に乳癌への適応追加(拡大)を申請

=====
AKANEさん(ステージ3C)や
すののさん(ステージ4)が、
ご自分の治験経験を
情報提供下さった記事は、
「5★アテゾリズマブ治験事例(ブロ友)」
テーマに格納しています。
よろしければご参照下さい。
※しょーもない注書きを入れざるを得ない状況下、
  記事内に若干の補記をしたら、
  文字数制限で投稿出来なくなったため、
  AKANEさん、すののさん関連の
  各過去記事へのリンクは削除しました😢😢😢
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