【再掲】KATHERINE試験の結果 non-pCRに術後カドサイラ>ハーセプチン | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

( 元投稿: 10/22 23:20)

ご訪問ありがとうございます。

過去、何度か話題にしてきた、

HER2陽性の術前化学療法で
pCRしなかった乳癌患者の
術後ハーセプチンをカドサイラに変更する、
米国の
  (国際だったのですね、
   悔しいことに、日本ではやっていなかった
   から、私は自由診療の活性化自己リンパ球
   を足した)
第3相臨床試験KATHERINEの結果を
ロシュ社さんが発表したとのこと。

10/16のがんナビニュース(日経BP社)

術前療法で残存病変があった

ハーセプチン(トラスツズマブ)より
カドサイラ(T-DM1)に変えた方が
無浸潤疾患生存期間が長くなる、
という、

よい結果が出て、12月のサンアントニオで
発表されるそうです。

日本が参加していなかった臨床試験だから
中外さんが認可申請はしないのかな?
ニュースリリースにもなっていなさそう
ですね、、。

ハーセプチン+パージェタと
カドサイラの比較が出来ていないから
微妙なのかなぁ?

(カドサイラ+パージェタは
 思うような結果が出せなかったしなぁ…。)

でも、まずは、
カドサイラも認可して欲しいですよね

pCRしなかったら予後が悪いのだし、
私はそれが諦めきれなくて、

セカンドオピニオン3箇所(問い合わせを
入れれば5箇所)の後に、
自由診療の活性化自己リンパ球療法を
足したわけで、

精神的にもキツかったのです、
比較的タフな私ではありましたが…。

  ※何度も書いてきたけれど、

    術前化学療法の場合、目に見える癌、
    進行した乳癌の場合(ステージ2以降の
    多くが)、自分でも触ったり見たりして
    分かる癌があるわけで、

    特に手術で取りきれない皮膚浸潤や
    リンパ節転移のある局所進行乳癌
    (ステージ3Bやステージ3C)や
    炎症性乳癌の場合、
    pCRしなかったってことは、
    精神的に相当キツいのですよ…。

    早期の術後化学療法とは感覚が違う…。
    私自身、術後のハーセプチンの方が
    気が楽ではあった、効いたと「思えば」
    よいわけで、効かなかったことを
    突き付けられるわけではない、
    転移するまでは、
    というのは過去にも書いた通り。

    勿論、ステージ4で効かなかった方の
    方が精神的にキツいと思いますが、
    ハーセプチンが効かなければ最も予後の
    悪い、でもハーセプチンのある、
    HER2タイプでステージ3Cか4って
    知らない人が大きく線引きするほどの
    差はない、精神的に。
    (ハーセプチンや薬剤が効くかどうか
     の方が 大きいと、
     経験上、個人的には思います)
      
    ステージ4でCRしている人と
    ステージ3CでCRしなかった人と
    どちらが長生きするかなんて微妙…

     (過去にも書いた通り。
      私は手術で取りきれないリンパ節は
      pCRは不明だけどcCRはしたから、
      原発は残ったけど、まだ、気は楽だった
      けれど…
      そして、今は、結果として4年が経過
      した後だから気は楽だけど、
      当時はキツかったわよ、それなりに、
      精神的に)

    CRしなくても、生命を脅かすまでに
    大きくならなければ死なないから、
    ハーセプチンはじんわり効いてくれている
    薬剤だと思うし、医学も進歩しているから
    頑張ろうね、って、励ましあってきた
    励ましあっているつもり。

   トリネガでも似たような薬剤、
    (「縮小」だけが指標じゃない薬剤、
       じわじわ効くと思うっていう意味で)
    免疫チェックポイント阻害剤も出てきて
    いるし。
    ホルモン陽性は当事者じゃないから
    基本的には書かないけれど、
    新薬が続々と開発されてきている
      (ホルモン陽性だと「患者集団」では
       比較的穏やかな癌だから、
       従来の抗がん剤が効きにくい分、
       ~従来の殺細胞性抗がん剤は、
           細胞分裂の速い、進行の速い細胞を
           殺す仕組みなわけだから~
       比較試験で結果は出しやすいし、
       そもそも「患者集団」では予後が良い
       方だし…)

    外野から叩かれ続けているけれど、
    気持ちを分かって気にしてくれたり
    庇ってくれたり、ブログを読んでくれて
    いるのも
     ~私は、そういう方々に向けても
        ブログ記事を書き発信いている
        わけですが~、
    ステージ4や、厳しいタイプのステージ
    3Cや局所再発や、トリネガの早期の方や
    若年性の方、厳しい副作用だったり
    効く薬剤がなかったりなど、
    厳しい経験をしてきた人々、
    さらに厳しい癌腫の厳しい状況の方々、
    だってことも書いておきますね。


後輩のHER2陽性乳癌患者さんのために、
認可されるといいですね


ー◆ー◆ー◆ー

関連過去記事(リンクを貼っておきました)
よろしかったらお読み下さい。


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1年前の記事


因みに、
私がアデゾリズマブの治験に
ステージ3Cも入っていることを
とても喜ばしく感じたのも、
上記の経験・感情があるからです。
(私はホルモン非反応、ハーセプチンの効きがイマイチ
 だったので、トリネガ再発の可能性も想定し、
 ウォッチしているのもありますが…)



因みに、
日本乳癌学会の乳癌診療ガイドライン
薬物療法編では、
局所進行乳癌や炎症性乳癌は
「特殊病態」として分類され
術前化学療法+(可能であれば)手術+放射線
の集学的治療(MAX)の必要性が
書かれている。

ーーー

初期治療を終えた時




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