高齢者（親）の
下着・肌着選びに引き続き、
日常着（トップス）選びのポイントを
私の母のものを例に
お伝えしていきます。
下着・肌着は毎日
着替えることができても、
日常着を気にしなくなったり、
ヨレヨレの部屋着のままで
過ごすようになったりすると…
老化に拍車がかかることは
一昨日のブログに書きました。
様々な理由から
家に引きこもりがちになってしまう
高齢者の方は多いと思います。
それでもなるべく外に出たり、
人とコミュニケーションを
とるようにするには、
朝起きて
歯を磨いて
お水を飲んだら
「服を選んで着替える」
という習慣が
とても大事になってきます。
買い物に行かない日も
天候不良で外に出ない日も
誰にも会う予定のない日も
「必ず着替える習慣」はありますか？
８２歳 要介護１の母「日常着（トップス）」選びのポイント
１．サイズ感
丈は長すぎず、短かすぎず
長すぎると
トイレで手間どります。
短かすぎると
腰が曲がってくるので
背中が出やすくなります。
２．色・形
似合う色・母の好きな色・明るい色
服の色を変えるだけで
顔色が変わって見えます。
顔色が良く見えれば
気分も上がるし、
人から褒められることも
多くなるので
脳にもいい刺激になります。
今まで着ていたものと似た形
母には拘縮がないので
今まで通り被りもの多めにしてます。
体温調整ようにカーディガンや
オーバーシャツもあります。
３．素材
家で気軽に洗濯できるもの
年々食べこぼしが多くなっていくので
「洗濯しやすさ」は大事になってきます。
ローゲージセーターや
カシミヤのセーターは
暖かいですし、
シルクのシャツは、
肌に優しい。
とはいえ
家で洗うには
手間がかかり過ぎるし、
クリーニングに出すと
ランニングコストがかかるので
避けています。
高齢になればなるほど
清潔なことが大事になってくるので、
お手入れしやすい服選びは
大事なポイントとなります。
「着ること」も生きること
私の母は２０１９年に
認知症と診断されたのですが、
今でも毎日きちんと着替えたり
しかも手持ちの服をまんべんなく
とっかえひっかえ着たりすることは
できているようです。
しかも、妙な組み合わせに
なっていることもありません
それはきっと
母がずっと続けてきた習慣だから
なんだと思います。
母はまだ２０代の若かったころ、
丸の内OLとして
結構おしゃれな装いをしていました。
身長が１６６㎝もあるので、
スラッと素敵に洋服を
着こなしていたことが
当時の写真から分かります。
その後は
結婚、出産、伴侶の親と同居、
再就職、伴侶の両親の看取り、
伴侶の他界・・・
と
ライフステージが変わっていっても
当たり前の習慣を続けていた。
だからこそ
誰から何も言われなくても
その力をキープできているのだと
思います。
なので母には
年よりくさくならない服を
勧めるようにしてます。
母本人も
「お母さん、自分のこと
わかってるじゃない！」
というチョイスをします。
一緒にショッピングすることが
難しくなってきていますが、
本当は試着しながら
選ばせてあげたいなぁ…
明日は
日常着（ボトムス）選びのポイント
を お伝えします。
《関連記事》
