
2日目(8月6日)の午後は、かの「太陽の家」に視察させてもらいました。
太陽の家 http://www.taiyonoie.or.jp/
太陽の家については、すでにぐろーぶさんが説明してくれています。スポーツについて書いてくれていますね。
なので私は、就労のシステムの部分に特化して書きたいと思っています。
まず、右側の写真を見てください。富士通、ホンダなど、大企業の名前ばかりです。太陽の家のすごいところは、「大企業と共同出資会社を設立してしまう」というところにあります。以下のURLでわかるように、大分だけで6社、他に愛知、京都に1社ずつ、共同出資会社を持っています。単刀直入に言ってしまえば、まさに障害者を雇って大企業から仕事をもらうための会社です。【太陽の家の共同出資会社】
http://www.taiyonoie.or.jp/03_feel/partner.html

いいな~と思われる方が多いかもしれませんが、そんな生易しいものではありません。共同出資会社に勤める人は、障害者どうかにかかわらず社員で高給取りです。そのためには入社試験があり、相当以上の厳しい努力が無ければ入社することができません。

さらに厳しいのは、入社した後です。共同出資会社は親会社の国際的な大企業に、質の高い部品を納入しなければなりません。高い生産能力を維持するために、国際的にも通用する労務管理が行われています。見にくいですが写真のようにいくつもスローガンが書かれ、まさに日本の製造業の最前線を担っていることがよく分かります。私には、無理そうだ・・・

では無理そうな人はどうするかというと、これが太陽の家のもう一つのポイントだと思うのですが、社会福祉法人直営の助産施設を併設しています。そこで共同出資会社の仕事を、さらに下請けで受注して雇用を生み出すわけです。それ以外の仕事を含め、助産施設のほうはそんなにガンガン製造できないので、パフォーマンスよりも訓練を主眼としたものになるわけです。大きな食堂やパソコン室もあって、快適そうでしたよ。
おそらく、共同出資会社や協力企業がフロントランナーとなって大企業から仕事を取ってくる「営業戦力(知名度を含め)」となり、だんだんと企業内の助産生や助産施設、さらに訓練施設の人たちの就労機会を増やす、という構造を実現しているといえるのではないかと。とても洗練されたシステムです。もっとも法人側に相当馬力がないと維持できないですし、部品工程は常に国際的動向に左右されるという点も想像できます(中国などが台頭してますから)。ただ、「少量だが高性能な部品やメンテナンスなど、戦える余地は大きい」とおっしゃっていました。そのとおりです。
急な視察でしたが引き受けて丁寧に説明してくださり、まことにありがとうございました。特に職業訓練課長の西山さんはすごくユニークな発想の方で、こういう人がいる限り、太陽の家は発展していくんだろうなと感じました。本当にいろいろ楽しい意見交換をしたので、また詳しくはそのうちに(^_^)





。








順番的に「疲れてきた場を盛り上げる役だ」と読み切っていたので、ぐろーぶさんと打ち合わせの上で、掛け合い漫才のように宮城UPの紹介をし(^_^)、そこから「コミュニケーションする力」という概念を焦点化しました。内容はすでに報告したとおりですから、今までの記事をご参照いただければと思いますけど、「就労するためには、仕事するスキルだけではダメだ。コミュニケーションする力こそが必要だ」ということです(短くまとめちゃうと、ちょっと違う気もしますね・・・)
例えばe-AT利用促進協会の山田さんは「雇用以外の働き方をどう増やすか、どう仕事を切り分けシェアするか」を話していましたし、太陽の家の西山さんからは「Social Skill Training」の話が出ました(これはおもしろいので、いずれ取り上げましょう)。
また佐賀県の川島さんは現代社会を「多様な人々に働いてもらわないと困る状況」と捉え直していました。まさにそのとおりで、だからこそ、障害がある人が働けるようになると言うことは、その人にスキルをつけることではなく、社会が変わると言うことだといえるわけです。



さて、私は大分ははじめて(ぐろーぶさんは2回目)だったのですが、キューピーさんのコメントへのお返事でも書いたのですけど、いきなりトラブルに巻き込まれて大変でした・・・




