みなさんこんにちは。
まきのゆみです。
もうすぐ昼食時です。
午前中の時間もあっという間です。
みなさん今日も良い一日をお過ごし下さいね。
さて、本日3本目の記事です。
Photoshopの記事が続きますが、
画像の再サンプルについて見てみましょう。
再サンプルとは、
元々画像が持っているピクセル数を変更することです。
ピクセル数を変更しなくてよい場合は、再サンプルしません。
こちらは[イメージ]メニュー→[画像解像度]を選択し、
表示される[画像解像度]ダイアログで設定することができます。
〈画像の情報〉
総ピクセル数:幅640×高さ431px
ドキュメントサイズ:幅225.78mm×高さ152.05mm
解像度:72ppi
目的や状況によって、
再サンプルする・しないを決めることができます。
主な使い方として、
①解像度を上げる(再サンプルしない)
②ドキュメントサイズを小さくする(再サンプルする)
が考えられます。
まず、
①解像度を上げる場合(再サンプルしない)
の事例を見てみましょう。
ここでは「解像度72ppiを350ppiにする」とします。
再サンプルのチェックを外すことで、
ピクセル数は固定されますが、
ドキュメントサイズは小さくなります。
画質の劣化は防ぐ基本の方法になります。
〈調整結果〉
総ピクセル数:幅640×高さ431px(固定したので保持)
ドキュメントサイズ:幅46.45mm×高さ31.28mm(小さくなった)
解像度:350ppi
続いて再サンプルした場合と比較してみましょう。
再サンプルにチェックを入れると、
ピクセル数を変更することになります。
ここで再サンプルすると、
小さいものを大きくする(少ないものを多くする)ことになり、
元々画像が持っていないピクセル数を増やすことになりますので、
画質の精度が下がります。
よって、ここでの例のように、
解像度を上げる場合は、
再サンプルをしない方法を取っています。
〈調整結果〉
総ピクセル数:幅3111×高さ2095px(再サンプルにより増加)
ドキュメントサイズ:幅225.78mm×高さ152.05mm(サイズ保持)
解像度:350ppi
調整してみてドキュメントサイズが小さくて困り、
「ドキュメントサイズを優先したい」場合は、
再サンプルすることで、サイズを保持できます。
こちらは画質の精度は下がりやすいため、
止むを得ない場合に使うとよいでしょう。
ただ、最近のバージョンの再サンプル方法は、
以前より精度は上がっています。
再サンプルしてみて、
結果として見た目の精度が気にならなければ、
使用すること自体はユーザーの判断になります。
使用目的に応じたドキュメントサイズが足りない画像は、
元々画像が持っているピクセル数が
少な過ぎることが考えられますので、
一般的に商業印刷物等で使用される画像は、
総ピクセル数が多いものを用意します。
②ドキュメントサイズを小さくする(再サンプルする)
元々画像解像度350ppiの画像を調整する例を見てみましょう。
総ピクセル数も豊富な画像です。
ここでは、
「ドキュメントサイズが大きいので小さくしたい」とします。
〈画像の情報〉
総ピクセル数:幅3264×高さ2195px
ドキュメントサイズ:幅236.87mm×高さ159.29mm
解像度:350ppi
ファイルサイズ:20.5M
不要に大きなサイズの画像を小さくしたい場合、
再サンプルすることで、
大きいものを小さくする(多いものを少なくする)ことになり、
ピクセル数を減らすことになりますから、
データ容量を軽くすることができます。
〈調整結果〉
総ピクセル数:幅1378×高さ927px(再サンプルにより減少)
ドキュメントサイズ:幅100mm×高さ67.25mm(必要サイズに変更)
解像度:350ppi
ファイルサイズ:2.65M(大幅に減少!)
使用用途に応じて、画像をチェックしてみて下さいね。