みなさんこんにちは。
アドビ認定インストラクター・まきのゆみです。
7月に入り、いよいよ夏真っ盛りに突入。
この数日は本当に暑かったです^^||
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
夏バテなどせずに、元気で過ごしたいものですね。
さて、本日は、
Photoshop しっかり入門の読者の方より、
以下のようなご質問がありましたので、
回答したいと思います。
このたびは、拙著をご購入頂き、誠にありがとうございます。

今回ご質問頂いた読者の方より、
2つご質問がございました。
ご質問ありがとうございます。
まずは、以下の1つ目のご質問に回答させて頂きます。
Lesson6-4「[塗りつぶし]ツールと[塗りつぶし]ダイアログ」
Photoshop超初心者65歳女性です。
宜しくお願い致します。
Windows7 Photoshop CS6 を使用しています。
P154~のLesson6-4
「[塗りつぶし]ツールと[塗りつぶし]ダイアログ」で
ステップ1~2と進んで、
[塗りつぶし]ツールでクリックしても、
ソールとスニーカーの部分がベタ塗りになって
上手くできません。
ステップ1で新規レイヤーを追加したら、
ソール・スニーカーのそれぞれの選択範囲を
作成するのでしょうか?
まず、
>>>
ステップ1で新規レイヤーを追加したら、
ソール・スニーカーのそれぞれの選択範囲を
作成するのでしょうか?
>>>
というところについてですが、
ソールやスニーカーの各パーツごとに
選択範囲をつくる必要はありません。ここでは、選択範囲の作成は不要ですが、
後に各パーツ個々の編集を
できるだけ簡易にするために、
レイヤーを分けておけばOKです。
なぜ選択範囲の作成が不要かというと、
ここで使用する[塗りつぶし]ツールは、
許容値を元に、クリックした箇所と似た色の範囲を
塗りつぶすものだからです。似た色を自動で判断して塗りつぶしてくれるのです。
今回確認して頂きたいのは、
オプションバーの設定です。
ステップ2に書いてあるオプションバーの設定
■[描画色]
■[モード]:通常
■[許容値]:32
■[隣接]:チェックを入れるそして、今回上手くいかないとのことなのですが、
[すべてのレイヤー]にもチェックを入れましょう。
■すべてのレイヤーすべてのレイヤーのカラー値をもとに塗りつぶします。
今回のように、複数のレイヤーを持つ画像の場合、
チェックを入れることで、
すべてのレイヤーのカラー値を参照します。
<レイヤーの状態>
<チェックあり>すべてのレイヤーのカラー値を参照します。[隣接]にもチェックが入っているので、
[背景]レイヤーにある黒いラインが
境界線・区切りの役割となり、
クリックした箇所と隣接している
似た色の範囲のみ塗りつぶされます。

<チェックなし>選択中のレイヤーのカラー値のみを参照します。ここで選択している[ソール]レイヤーは、
全面が透明・空っぽのレイヤーなので、
クリックすると、すべて塗りつぶされてしまいます。


なお、[すべてのレイヤー]は、
複数のレイヤーがある場合に使うものです。
背景レイヤー1つであれば、
この設定は気にしなくてもいいのですが、
後に各パーツ個々の編集を
できるだけ簡易にするために、
レイヤーは分けておいた方が安心です。
[すべてのレイヤー]のチェックを入れる
細かな説明が抜けておりました。
ご指摘ありがとうございました。
これで上手く塗り分けができるのではないかと思います!
また、ここで上手く塗り分けができない時に
見落としがちな
[隣接]についても
再度確認しておきましょう。
■隣接塗りつぶし範囲が、
[塗りつぶし]ツールで
クリックした箇所と
隣接している箇所に限定されます。
<チェックあり>隣接している許容値内の似ている色の範囲が
塗りつぶされます。
<チェックなし>隣接していなくても、似ている色であれば、
画像内の全てに影響が及びます。

このように、塗り分けが上手くいかない場合、
オプションバーの設定、特に
■[隣接]
■[すべてのレイヤー]※複数のレイヤーがある場合を確認してみましょう。
なお、白い紙に黒いマーカーでイラストを描き、
スキャンして画像にすると、
[塗りつぶし]ツールで比較的簡単に
塗り分けができます。
ここでのスニーカーのサンプル画像は、
そんなイメージですね。
ぜひいろんなイラストでお試し下さいね^^
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