太陽光発電実績(2009.12.3)-少しずつ天気はよくなっています
昨日12月3日も、一日中曇り
でやはり天気はよくありませんでした。昼過ぎごろから時々太陽が出ることもあり、その時にはある程度の発電量があったようです。
低発電の日々が続きますが、それでも3日連続で発電量は上昇しています。
この調子でいけば今日は14kwhくらいは発電するかも。
| 項目 | 12月3日 | 今月の累積 | これまでの累積 (8月11日~) |
|---|---|---|---|
| 発電量 | 11kwh (528円) |
25kwh (1,200円) |
2,085kwh (63,000円) |
| 売電量 | 9kwh (432円) |
20kwh (960円) |
1,683kwh (50,850円) |
| 買電量 | 6kwh (150円) |
21kwh (525円) |
769kwh (19,225円) |
※11月19日以降、売電単価48円、買電単価は25円で計算しています。
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フルーツメール
CIS太陽電池とCIGS太陽電池って何
太陽光発電と言えば、シャープや京セラといった多くのメーカーが採用しているシリコン結晶系の太陽光モジュールを使用したものと、カネカが採用しているアモルファス系、それからその両方の性能を持っている三洋のHIT
などが有名ですが、最近ではそのどちらにも属さない新しい方式の発電システムが登場しています。
それは、
CIS太陽電池とCIGS太陽電池、総称して化合物系と呼ばれています。
その名前の由来は、材料の元素記号を並べるとすぐわかります。すなわち
の頭文字を取って、C-I-S
そして、もう一方は上記の3元素のほか
現在、この方式を採用しているメーカーはCISの方が昭和シェルソーラー、CIGSはホンダソルテック(HONDAの子会社)のみです。
このCISとCIGSにはシリコン系の発電と比べて優れた点がいくつかあります。
一つ目は
1 発電層が非常に薄い
そんなことかと思われるかもしれませんが、一般的なシリコン結晶系の発電層が概ね200μm程度の厚みがありますが、CIS、CIGSはそれぞれわずか2~3μmと非常に薄くなっています。何とシリコン結晶系の100分の1ほどしかありません。
そのため、材料が非常に少なくて済み、結果的に生産コストが安くすみます。
これは、シリコン結晶系のモジュールに比べて大きなメリットです。材料の使用量も圧倒的に少ないため資源を有効に活用しているといえます。
また、
2 材料の調達が容易
ここ数年の太陽光発電市場の拡大に伴い、シリコンの材料費は4、5年前の2倍以上と高騰しています。この材料費の高騰があるため、太陽光発電システムの価格下落がなかなか進まないのです。
また、生産量に対する需要が大きいため、まだ調達が安定しているとは言い難い状況です。
数年前、シャープがシリコンを調達できずに減産に追い込まれたのは記憶に新しいところです。
その点、CIS、CIGSはシリコンを使用していないため、原料の調達が安定しているため材料調達費も非常に安定しています。
3 温度上昇に強い
これは、シリコン系に比べると大きなメリットと言えるかもしれません。特に夏場気温が上昇するとシリコン系の太陽光発電システムは発電量が大幅に低下します。
しかし、CIS、CIGSはともに温度上昇に強く、シリコン系に比べて出力の低下は少なくなっています。
さらに、
4 影に強い
通常の太陽光発電システムは、多数のモジュールが直列につながれた状態(一本の線でつながった状態)になっています。ですから、その一部分が影でおおわれると、その線が断たれてしまうため、システム全体の出力が低下します。(
我が家のシステムも結晶シリコン系ゆえ、その影響を受けています
)
しかし、CIS、CIGSはすべてのモジュールを並列に接続するため、仮に一部が影で発電しなくても影響はほとんどその部分だけに限られます。
なので、近くに電柱などがあっても大幅に発電量が低下することはありません。
そして、環境という点で注目すべきは
5 エネルギー・ペイバック・タイムが短い
エネルギー・ペイバック・タイムとは何かというと、簡単にいえばその製品の生産に使用したエネルギーを還元するのに要する時間のこと。つまりこれが短ければ短いほど、生産時に発生させたエネルギーを早く回収することができるのです。
CIS、CIGSはシリコン結晶系と比べ約40%も生産エネルギーを抑えることができます。つまり、生産時に2酸化炭素をあまり発生させないのです。
シリコン結晶系だと約2年といわれるエネルギー・ペイバック・タイムですが、CIS、CIGSはともに1年以内と非常に短い期間です。1年経過すればあとは環境負荷の全くかかっていないクリーンエネルギーに変わるということです。
ここまでいいことばかり書いてきましたが、デメリットがないとはいえません。
それは、
発電効率はまだシリコン結晶系に及ばない ことです。
まだ発展途上の技術でもあるため、一般的なシリコン結晶系の発電効率と比べるとまだかなわないというのが現状。
ただし、技術開発は続けられており、最近ではシャープなどが採用している多結晶シリコンタイプに迫る15%の発電効率を達成するまでに進歩しています。
現状ではまだかないませんが、近い将来、多結晶タイプに追い付く日は近いのかもしれません。
まだまだ、マイナー?な存在ですが、次第にその価値を認められ企業による採用数も増えてきています。
その一番大きな例としては
甲子園球場
そう、あの甲子園球場のスタンド屋根の上にHondaソルテックのCIGSが採用になったのです。
阪神甲子園球場に、ホンダソルテックの薄膜太陽電池を設置
すばらしいことです。新しい技術がどんどん出てくれば、既存のメーカーはさらに努力します。そして値段も下がります。そしてさらに環境にいいものが生まれます。
これをきっかけに、ぜひいろんな人に新しい太陽光発電を知ってもらえたらと思います。
(参考URL)
ホンダソルテック:http://www.honda.co.jp/soltec/index.html
昭和シェルソーラー:http://www.showashell-solar.co.jp/
※記事中の画像は上記のサイトからお借りしました。
太陽光発電の情報をチェックするならブログ村へ
それは、
CIS太陽電池とCIGS太陽電池、総称して化合物系と呼ばれています。
その名前の由来は、材料の元素記号を並べるとすぐわかります。すなわち
Cu(銅)
In(インジウム)
Se(セレン)
そして、もう一方は上記の3元素のほか
Ga(ガリウム)
を加えた化合物をモジュールに使用しているためCIGSと呼ばれます。現在、この方式を採用しているメーカーはCISの方が昭和シェルソーラー、CIGSはホンダソルテック(HONDAの子会社)のみです。
このCISとCIGSにはシリコン系の発電と比べて優れた点がいくつかあります。
一つ目は
1 発電層が非常に薄い
そんなことかと思われるかもしれませんが、一般的なシリコン結晶系の発電層が概ね200μm程度の厚みがありますが、CIS、CIGSはそれぞれわずか2~3μmと非常に薄くなっています。何とシリコン結晶系の100分の1ほどしかありません。
そのため、材料が非常に少なくて済み、結果的に生産コストが安くすみます。
これは、シリコン結晶系のモジュールに比べて大きなメリットです。材料の使用量も圧倒的に少ないため資源を有効に活用しているといえます。
また、
2 材料の調達が容易
ここ数年の太陽光発電市場の拡大に伴い、シリコンの材料費は4、5年前の2倍以上と高騰しています。この材料費の高騰があるため、太陽光発電システムの価格下落がなかなか進まないのです。
また、生産量に対する需要が大きいため、まだ調達が安定しているとは言い難い状況です。
数年前、シャープがシリコンを調達できずに減産に追い込まれたのは記憶に新しいところです。
その点、CIS、CIGSはシリコンを使用していないため、原料の調達が安定しているため材料調達費も非常に安定しています。
3 温度上昇に強い
これは、シリコン系に比べると大きなメリットと言えるかもしれません。特に夏場気温が上昇するとシリコン系の太陽光発電システムは発電量が大幅に低下します。
しかし、CIS、CIGSはともに温度上昇に強く、シリコン系に比べて出力の低下は少なくなっています。
さらに、
4 影に強い
通常の太陽光発電システムは、多数のモジュールが直列につながれた状態(一本の線でつながった状態)になっています。ですから、その一部分が影でおおわれると、その線が断たれてしまうため、システム全体の出力が低下します。(
我が家のシステムも結晶シリコン系ゆえ、その影響を受けています
)しかし、CIS、CIGSはすべてのモジュールを並列に接続するため、仮に一部が影で発電しなくても影響はほとんどその部分だけに限られます。
なので、近くに電柱などがあっても大幅に発電量が低下することはありません。
そして、環境という点で注目すべきは
5 エネルギー・ペイバック・タイムが短い
エネルギー・ペイバック・タイムとは何かというと、簡単にいえばその製品の生産に使用したエネルギーを還元するのに要する時間のこと。つまりこれが短ければ短いほど、生産時に発生させたエネルギーを早く回収することができるのです。
CIS、CIGSはシリコン結晶系と比べ約40%も生産エネルギーを抑えることができます。つまり、生産時に2酸化炭素をあまり発生させないのです。
■各種太陽電池のエネルギーペイバックタイム(EPT)の比較
| 生産規模 | 多結晶シリコン | アモルファスシリコン | CIGS |
| 100MW | 1.5年 | 1.1年 | 0.9年 |
| ※出典: | NEDO成果報告書「太陽光発電評価の調査研究」、 太陽光発電技術研究組合、(2001.3) |
シリコン結晶系だと約2年といわれるエネルギー・ペイバック・タイムですが、CIS、CIGSはともに1年以内と非常に短い期間です。1年経過すればあとは環境負荷の全くかかっていないクリーンエネルギーに変わるということです。
ここまでいいことばかり書いてきましたが、デメリットがないとはいえません。
それは、
発電効率はまだシリコン結晶系に及ばない ことです。
まだ発展途上の技術でもあるため、一般的なシリコン結晶系の発電効率と比べるとまだかなわないというのが現状。
ただし、技術開発は続けられており、最近ではシャープなどが採用している多結晶シリコンタイプに迫る15%の発電効率を達成するまでに進歩しています。
現状ではまだかないませんが、近い将来、多結晶タイプに追い付く日は近いのかもしれません。
まだまだ、マイナー?な存在ですが、次第にその価値を認められ企業による採用数も増えてきています。
その一番大きな例としては
甲子園球場
そう、あの甲子園球場のスタンド屋根の上にHondaソルテックのCIGSが採用になったのです。
阪神甲子園球場に、ホンダソルテックの薄膜太陽電池を設置
すばらしいことです。新しい技術がどんどん出てくれば、既存のメーカーはさらに努力します。そして値段も下がります。そしてさらに環境にいいものが生まれます。
これをきっかけに、ぜひいろんな人に新しい太陽光発電を知ってもらえたらと思います。
(参考URL)
ホンダソルテック:http://www.honda.co.jp/soltec/index.html
昭和シェルソーラー:http://www.showashell-solar.co.jp/
※記事中の画像は上記のサイトからお借りしました。
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太陽光発電実績(2009.12.2)-寒い日が続きます
最近、冬らしくなってきてここ沖縄でも長そでじゃないと生活ができないようになってきました。
昨日も一日中曇り
で寒かったです。ということで発電量も8kwh
おとといよりはよくなりましたが天気はまだよくなっていません。
2日連続10kwh以下の発電となり、以前今月の発電量は低いままです。
今日こそは天気も良くなってほしいです。
| 項目 | 12月2日 | 今月の累積 | これまでの累積 (8月11日~) |
|---|---|---|---|
| 発電量 | 8kwh (384円) |
14kwh (672円) |
2,074kwh (62,472円) |
| 売電量 | 6kwh (288円) |
11kwh (528円) |
1,674kwh (50,418円) |
| 買電量 | 9kwh (225円) |
15kwh (375円) |
763kwh (19,075円) |
※11月19日以降、売電単価48円、買電単価は25円で計算しています。
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