夏から秋にかけての発電量の推移はこんな感じ
こんにちは、かーずです。
最近、本当に日没が早くなりましたね
18時頃になるともう夜と変わりありません。本土の方はもっと早く暗くなるのでしょう。
我が家の発電所も真夏に比べると大分発電量も落ちてきました。
そこで、実際季節によってどのような減少傾向にあるのかを調べてみました
まず、下のグラフは8月から11月にかけての時間帯別の平均発電量を示したもの。
8月と9月を比べると、似たような結果ではありますが朝の6時台、それから夕方18時台の発電が9月からは0となっています。
また、14時台までの発電量は両者ともにほとんど変わらない結果となっているのに対して、それ以降の時間帯特に16時以降になると9月の発電量は急に落ち込み始めています。
この原因となっているのはおそらく我が家の太陽光モジュールの設置方位がやや南南東に向いていることにより、夕方にかけて発電効率が悪くなっていくという性質があるからだと思われます。
それからもう一つの原因としては、西側に設置してある太陽熱温水器の影による影響(→設置写真 )これが一番大きいかもしれません。
8月中旬の時点で15時になると温水器の影がかかり始めるのを確認していますのでちょうどこの落ち込みの時間帯と一致します。ただこの程度のロスは事前に分かっていたことで、この程度のロスで済んでいるというのは予想以上の結果です。
それから、10月と11月も殆ど変わらないですが、これは10月があまりに悪天候続きだったことによることがおもな理由です。
以上の結果からも季節による発電量の減少を見てとることはできますが、平均をとると、10月の例のように天候によるばらつきがでてしまうので、これを排除するため、各月の各時間帯ごとに最大発電量を例にとって比較してみたのが下のグラフです。
このグラフの意味は、各時間帯ごとにその月の最大値をとっていますので、一日中発電に最適な状態が続いたとした場合の発電結果、つまり天候の影響を排除した結果と言えますね。
このグラフを見ると、8月、9月、10月、11月と次第に山が小さくなっていく様子がわかります。8~10月に関しては9時から13時の発電量にほとんど差はありませんが、11月になると明らかに山が小さくなっています。
ただ8月を除いたグラフを見て共通しているのは、16時台だけが大きく落ち込んでいることです。
やはりこの16時と言う時間には特殊な理由がありそうです。
ということで、16時台に実際に写真を撮ってみました。
わかりますか?
温水器の影がくっきりと写っているのが。ちなみにこれは11月2日の16時15分に撮った写真です。
全部で32枚のモジュールのうち2、3枚に影がかかっている(約9%程の浸食率)だけですが、これが発電量落ち込みの原因に違いありません。他にはどこにも影はかかっていないので、これ以外には考えられないからです。
8月には太陽の高度が多少高い分、影の影響がほとんどなかったのかもしれません
たったこれだけの影でも、全体の発電量に多少の変化をもたらすんです。
通常の太陽光発電は、太陽電池を直列につないでいるため、その一部に影がかかると全体の発電力が低下してしまうのです。
影に強い太陽電池も開発されています。それは…
8月と9月を比べると16時の発電量は2.2kwh→1.5kwh(△32%)
他の時間帯がほとんど差がないのにこの時間帯の減少率は際立っています。
浸食率9%に対し、発電減少率32%
影面積の3.5倍くらいの発電ロス
これは想像していた以上の減少率
これは、裏を返せば、
我が家に関しては、影がかかるのは夕方のみなので、影響は少なくて済んでいますが、一日中影ならば悪影響は避けられそうにもありませんね。
これから太陽光発電を設置しようとしている方々も日影の影響を考慮することは重要ですので、少しでも日影の影響を避けられる配置を検討することをお勧めします。
投稿日時:2009-11-08 23:59:59
更新日時:2009-12-09 22:46:22
最近、本当に日没が早くなりましたね
18時頃になるともう夜と変わりありません。本土の方はもっと早く暗くなるのでしょう。
我が家の発電所も真夏に比べると大分発電量も落ちてきました。
そこで、実際季節によってどのような減少傾向にあるのかを調べてみました
まず、下のグラフは8月から11月にかけての時間帯別の平均発電量を示したもの。
8月と9月を比べると、似たような結果ではありますが朝の6時台、それから夕方18時台の発電が9月からは0となっています。
また、14時台までの発電量は両者ともにほとんど変わらない結果となっているのに対して、それ以降の時間帯特に16時以降になると9月の発電量は急に落ち込み始めています。
この原因となっているのはおそらく我が家の太陽光モジュールの設置方位がやや南南東に向いていることにより、夕方にかけて発電効率が悪くなっていくという性質があるからだと思われます。
それからもう一つの原因としては、西側に設置してある太陽熱温水器の影による影響(→設置写真 )これが一番大きいかもしれません。
8月中旬の時点で15時になると温水器の影がかかり始めるのを確認していますのでちょうどこの落ち込みの時間帯と一致します。ただこの程度のロスは事前に分かっていたことで、この程度のロスで済んでいるというのは予想以上の結果です。
それから、10月と11月も殆ど変わらないですが、これは10月があまりに悪天候続きだったことによることがおもな理由です。
以上の結果からも季節による発電量の減少を見てとることはできますが、平均をとると、10月の例のように天候によるばらつきがでてしまうので、これを排除するため、各月の各時間帯ごとに最大発電量を例にとって比較してみたのが下のグラフです。
このグラフの意味は、各時間帯ごとにその月の最大値をとっていますので、一日中発電に最適な状態が続いたとした場合の発電結果、つまり天候の影響を排除した結果と言えますね。
このグラフを見ると、8月、9月、10月、11月と次第に山が小さくなっていく様子がわかります。8~10月に関しては9時から13時の発電量にほとんど差はありませんが、11月になると明らかに山が小さくなっています。
ただ8月を除いたグラフを見て共通しているのは、16時台だけが大きく落ち込んでいることです。
やはりこの16時と言う時間には特殊な理由がありそうです。
ということで、16時台に実際に写真を撮ってみました。
わかりますか?
温水器の影がくっきりと写っているのが。ちなみにこれは11月2日の16時15分に撮った写真です。
全部で32枚のモジュールのうち2、3枚に影がかかっている(約9%程の浸食率)だけですが、これが発電量落ち込みの原因に違いありません。他にはどこにも影はかかっていないので、これ以外には考えられないからです。
8月には太陽の高度が多少高い分、影の影響がほとんどなかったのかもしれません
たったこれだけの影でも、全体の発電量に多少の変化をもたらすんです。
通常の太陽光発電は、太陽電池を直列につないでいるため、その一部に影がかかると全体の発電力が低下してしまうのです。
影に強い太陽電池も開発されています。それは…
8月と9月を比べると16時の発電量は2.2kwh→1.5kwh(△32%)
他の時間帯がほとんど差がないのにこの時間帯の減少率は際立っています。
浸食率9%に対し、発電減少率32%

影面積の3.5倍くらいの発電ロス
これは想像していた以上の減少率

これは、裏を返せば、
一日中影がかかっている部分が2,3枚あるなら、その部分にはむしろ設置せず枚数を減らした方が効率が良い
ということになりますよね。我が家に関しては、影がかかるのは夕方のみなので、影響は少なくて済んでいますが、一日中影ならば悪影響は避けられそうにもありませんね。
これから太陽光発電を設置しようとしている方々も日影の影響を考慮することは重要ですので、少しでも日影の影響を避けられる配置を検討することをお勧めします。
投稿日時:2009-11-08 23:59:59
更新日時:2009-12-09 22:46:22


