mixture! -2ページ目

mixture!

http://ameblo.jp/mixture/

第9回目 text byネロ


真白なシーツはしっかりとしわの伸ばされたとても清潔なものだった。
窓からは海こそ見えないもののしっかりと晴れた空と白い雲がバランスよく配置されていた。
目を覚ましたジョニーはゆっくりと体を起こし、ゆっくりと風の吹き込む窓から外の景色を見た。
「アボガド・・・。」
無意識に口にした言葉にジョニーは海に飛び込んだこと、アボガドのことを思い出した。
―――蛙は?メリー?アボガド・・・クッキング。ダイエット・・・。
連想される言葉にジョニーは何か深くため息を漏らしそうになっていた。
「そもそもあの通販が間違ってアボガドなんか送りつけるからこんなことになったんじゃないか」
口も開けずもごもごと言葉をつづってみるが声にする気力もない。
そういえばアボガドはどうしたんだろう。
「あ?目がさめられましたか?」
白衣をきた女性が部屋の中に入ってくる。
「あの・・・。」
「はい。」
「アボガドを持っていませんでしたか?」
え?という顔をした女性を見て俺はしまったと思った。
目を覚まして一言目がコレではそういう顔をされても仕方ない。
口元を抑える彼女を横目に、頭をぼりぼりと掻いた。
「持たれてましたよ。大事そうに。アボガド。」
笑いを必死にこらえながら彼女はそういって小さな冷蔵庫の中から皿に乗せたアボガドを取り出した。
しげしげとそのアボガドを俺は見つめ、手に取った。
「メリー the アボガッド料理教室ですか?」
一呼吸置いて彼女が言ったその言葉に俺はびくっとした。
「ご自分の体、見られましたか?」
じっと俺の体を見詰める彼女に誘われるように視線が自分の体へといく。
そして物語は急展開を見せる。

次回へ続く
第8回目 text byGAR

ジョニーはアボガドを握ると、大きな深呼吸をした。
そしてもう一度大きく息を吸い込むと海に向かってピョンと跳ねた。
じゃぼーん。
大きな音とともに水しぶきが防波堤まで跳ね返った。
直ぐに海水の冷たさがジョニーの肌をおそった。
『つ゛め゛た゛い゛!!!』
は、言葉にならなかった。
自分の重みで既に水深3mに達していた。

ジョニーは体勢を立て直し海中を見渡してカエルの位置を確認するとスイスイと水をかきわけカエルの元に向かった。
のは、単なるジョニーの妄想だった。

ジョニーは気がついた。
『あれ~?なんだかオレどんどん沈んでる~?、ってオレカナヅチじゃんっ!!』
ジョニーはカエルのことも、1人でノリツッコミしたことも忘れ、無我夢中でもがいた。
しかしもがけばもがくほど海水はジョニーの腹の中に入っていった。
『海水飲むダイエットなんて初耳だよ!』
なんて突っ込みいれてる余裕などなかった。

やがてジョニーはもがくことを諦めた。
『・・・オレ・・ここで死ぬのか・・・』

ふとかつての恩師アンザイティーチャーの言葉がよぎった。
『アキラメタラ、ジ・エンドメリーよ』
『・・メリーて・・・』
ジョニーは手の甲で相方を叩くようなそぶりをしようと思ったが
硬直していて動かなかった。

意識が遠くなる中、アボガドを握っている感覚だけは妙に鮮明だった。

次回へ続く
第7回目 text byタフィー☆

そこはジョニーと彼女が初めて出会った場所だった。 まだジョニーの体重が2桁だった頃の話だ。

運命の人と一緒に行くと蜃気楼が見えると言われている海岸で、あの時俺は確かに地平線の彼方に蜃気楼を見たんだ。

「なんでココを知ってるんだ?!」


「3年前の思い出の場所だメリー」


偉そうに言うメリー…じゃなかった、カエル。本当に腹が立つ。 思いでの場所ってのは俺が言うセリフだ!と言いたいのをグッと我慢してカエルの次の言葉を待った。


「アボカド持ってきたメリーか?」

「あぁ、約束通り持ってきたよ」

「よし!」


そう言うと突然カエルは海に飛び込んだ! 


追うべきなのか?!  ジョニーは靴を脱いで防波堤から海に飛び込む決心をした!  

次回へ続く


第6回目 text byトイレット

「ほんとバカな男だメリー。」
車の中からあの妙に高い声が聞こえる。

誰も居ないと思っていた車の中には良く良く見ると
タキシードとシルクハットで着飾ったカエルが1匹
後部座席に偉そうに座っていた。

えっ!?・・・カッ・・カエル?

「まったくもー気付くのが遅いメリー。待ちくたびれちゃったメリーよ」

待ちくたびれちゃったじゃねーよっ!
お前こそ気付いてたんならとっとと声かけろよ!
てかなんでカエルで接尾語がメリーなんだよ!
カエルなら~ケロとかだろ普通!

本来なら有無も言わさず片手で掴み
あさっての方向まで力一杯放り投げてやるところだが
このぽっちゃりBODYとお別れしてダニエラのハートを射止める為には
ここはじっと我慢の子なのである。

「じゃあ早速出発するメリー。とっとと車に乗るメリー。」

「・・・・・・はぁ。」

言われるがままに後部座席のドアを開けて乗り込もうとするジョニー

「何やってるメリー!お前は運転席メリー!」

「えっ!?もしかして俺が運転するんですか?」

「当たり前メリー!カエルがどうやって車の運転するメリー!」

心底頭にくるカエルである。

ダニエラの為・・・ダニエラの為・・・ダニエラノタメ・・・
と自らをなだめながら運転席に座るジョニー。

「・・・・・で、どこに向かえば良いんですか?」

「行き先はそこに書いてあるメリー」

カエルの指差す方を見るとフロントガラスの所に
小さな紙に書かれた地図が貼ってあった。
ジョニーは地図を剥がして見て、驚愕した・・・・

「こっ・・・・ここって・・・・」


地図に書かれてあった場所とは・・・

次回へ続く
第5回目 text by とまそん

・・・ ちゅん ちゅん 。



ん?


もう朝か・・・。


鳥の鳴き声かと思ったら、近所でドンパチやってる音だった。

「マタ、クミアイ、ショウトツ。
 コワイネー。」

そう呟いて、洗面台へ。
顔を洗い、顔をあげる。
鏡には、たいそうぽっちゃりしたえなりかずき似の男が映っていた。

その上さえない顔をしている。
こんなんじゃモテるわけがない。

考えるより先にため息が出る。
『はぁ。  ダニエル・・・。』


また名前を間違えてしまった。

気を抜くとついつい昔の彼女の名前を口走ってしまう。
せっかくこぎつけたデートも、いつも途中で怒って帰ってしまうのは
これが原因なのかもしれない。

準備も整ったので昨日のメモを片手に、指定された場所に向かう。
思ったとおりそこは建物もなにもない空き地だった。
しいて言うなら、人気のない車が一台路駐してあるくらいだ。


とりあえず、妙に高い声のメリーメリー言ってる人を待つことにする。





数時間が経った。



なかなか現れない。
よく考えてみると、待ち合わせの基本である「時間」というものを決めていなかった事に気づく。

なんて事だ。

目の前に止まっていた車の窓には、太ったえなりかずき似のさえない男が映っている。
『お前は本当にバカだよ。』
あきれるように呟いた。



すると、驚いたことに車の窓がゆっくりと開いたのだった・・・。

次回へ続く

第4回目 text by 蒼井 朔


「あっ、あのー・・・」
言い終わる前に、声の主はこう言った。
「メリー the アボガッド料理教室だメリー。」
やたらと子供っぽく、妙に高い声だった。

こちらの反応はお構いなしに話を続ける。
「ご入会でメリーか?名前はなんていうメリーか?」
「ジョニー。」
なんだか分からなかったが、とっさに答えてしまった。

「ジョニーさんメリーね。明日、必ず、ココに来るメリーよ。
 必要なものは用意するメリー。君はアボガドだけ持って来るメリー。」

一方的に言うことだけ言って、電話は切れてしまった。

アボガド?こんな割ってしまったもの、何に使うんだ!
メリーって羊かよ!
そもそも料理教室って何だよ!

また、指定された場所は記憶に間違えがなければ、
建物も何もない所だったはずだ。そんなところで何をするんだ。

謎だらけだ。

ジョニーは重い体をソファーに横たわらせ
明日のことを思いながら眠ってしまった。

そして、約束の朝が来た。


次回へ続く

第3回目 text by ゴンタロー


中から出てきたのは直径3cmほどのカプセルだった!

本来ならばアボガドの種があるべきところに
スッポリと収まっている。
カプセルの中には小さな紙片が丸まって入っており、
こう書かれていた。



「イマスグ ヤセタケレバ デンワシロ XX-XXXX-XXXX」



ジョニーは悩みに悩んだ。なぜ目的の商品が届けられないで、
アボガドが届いたのか。なぜこんな怪しげな内容の
紙切れがアボガドの中に…?
だけれども、今回痩せる事ができれば意中のダニエラの
気を引く事ができるかもしれない…と。

そう、ジョニーは家の近所のだんご屋さんの看板娘、
ダニエラに一目惚れしてしまっていたのだ。
そのことが幸か不幸かジョニーの背中を押す結果となり、
震える指先で紙片に記載された電話番号をプッシュした。
プルルルルッ、プルルルルッ…ガチャッ
「もしもし」
この電話の声の主によってジョニーの人生の歯車が大きく
狂う事になろうとは!!

次回へ続く

第2回目 text by ボボキチ

ジョニーは自分の目を疑った。
なんとそこには、絹の布で大事に包まれた、
たったひとつのアボガドが!!!!!
ダイエット器具を欲していたのによりによって
「森のバター」と謳われるこのアボガドが何故!!!
怒り狂ったジョニーは怒りの電話をするために
受話器を手に取った。

「ハーイ、コチラワジョイントツウハンデース」

そのお気楽な応対の声に更に怒りを増したジョニーは
「オマエ!フザケテルノカ!アボガドテ!モリノバターテ!」

すると電話の向こうの応対女は機械的にこう答えた。

「ソノモリノバターヲワッテミマシタカ、ユー?」

「エ・・・・・・?」



ジョニーは電話を置いてその熟れきる前の青々しいアボガドを、
恐る恐る包丁で割ってみた。するとその中から・・・・!!!

次回へ続く
遂にはじめます。一回目は、オオキサエリが担当させていただきます。

昔、昔、あるところに、たいそう太った男の人がおりました。
彼の名前はジョニー。
ダイエットをしなければ・・と思いつつ、半年の月日が流れておりました。
彼は、半ばデブな自分を諦めかけておりました。

そのときです。

テレビの通販番組で、「健康的に痩せる!」、「一週間で痩せる!」と
バンバン流している、健康器具のCMを見つけました。

ジョニーは早速電話をかけました。

「ハーイ。アイウォッチドテレビジョン。エンド、アイウォンティット!」

一週間後。

ピンポーン。

ジョニーの家のインターホンが鳴りました。

「センキュー。」

荷物を受け取り、いそいそと部屋に戻るジョニー。

段ボールを開け、中身をみると・・・

「オー、マイガー!!」


なんと、まったく違うモノが入っていたのです。

見知らぬものに、あわてふためくジョニー。
返品不可の、あるものとは・・・。

一体どうなる?!

次回へ続く。

10月1日に始めたmixture!も、もうすぐ一ヶ月になります。




色々と試験的な感じでまだ模索している部分もありますが、


なんとか自分が最初に思っていたより、


面白く、可能性に満ちたものに、今後なっていく気がします。


・・とはいえ、まだまだ課題はありますが、


日々読んでくれる皆様、


参加してくださる皆様に支えられて今後もやっていきます!




で。



一ヶ月記念キャンペーンなんてやってみましょうか?




って聞く自体、どーなのかと思いますが・・・い、いちおうみなさまのはんのうを・・(略)




で。



まだキャンペーンの内容決めてません。(笑)



なんか、みんなが積極的に参加できて、楽しめる、


お祭りみたいな、イベントものをやりたいんですが。




①たとえば、リレー形式で、なんか文章書いてみる。とか。




②一つのお題に対して、みんなで解答して、それをいじる。とか。




③みんなで同じCDのレビュー書いて誰のが良かったか投票する。とか。




まだまだアイデアはつきませんが、こんな感じで。




どれがいい、とかぜひコメントに書いてくださーい!


mixture!参加者だけでなく、読者の方の意見も歓迎です!