第6回目 text byトイレット
「ほんとバカな男だメリー。」
車の中からあの妙に高い声が聞こえる。
誰も居ないと思っていた車の中には良く良く見ると
タキシードとシルクハットで着飾ったカエルが1匹
後部座席に偉そうに座っていた。
えっ!?・・・カッ・・カエル?
「まったくもー気付くのが遅いメリー。待ちくたびれちゃったメリーよ」
待ちくたびれちゃったじゃねーよっ!
お前こそ気付いてたんならとっとと声かけろよ!
てかなんでカエルで接尾語がメリーなんだよ!
カエルなら~ケロとかだろ普通!
本来なら有無も言わさず片手で掴み
あさっての方向まで力一杯放り投げてやるところだが
このぽっちゃりBODYとお別れしてダニエラのハートを射止める為には
ここはじっと我慢の子なのである。
「じゃあ早速出発するメリー。とっとと車に乗るメリー。」
「・・・・・・はぁ。」
言われるがままに後部座席のドアを開けて乗り込もうとするジョニー
「何やってるメリー!お前は運転席メリー!」
「えっ!?もしかして俺が運転するんですか?」
「当たり前メリー!カエルがどうやって車の運転するメリー!」
心底頭にくるカエルである。
ダニエラの為・・・ダニエラの為・・・ダニエラノタメ・・・
と自らをなだめながら運転席に座るジョニー。
「・・・・・で、どこに向かえば良いんですか?」
「行き先はそこに書いてあるメリー」
カエルの指差す方を見るとフロントガラスの所に
小さな紙に書かれた地図が貼ってあった。
ジョニーは地図を剥がして見て、驚愕した・・・・
「こっ・・・・ここって・・・・」
地図に書かれてあった場所とは・・・
次回へ続く