昨日の続き。 

 

 
心屋認定カウンセラー 美和です。
 
美和のプロフィール
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動物園を出て、
新幹線までは少し時間があるから、
カフェに入った。
 
 
 
唐突に息子が、
「おかーさんのどこが好きで結婚したん?」
って元夫に質問した。
 
 
 
おいおい、いきなり何聞いてんだよ
 
 
 
元夫の方が
どんな顔をしたのかは見なかったけど、
気まずそうに、はぐらかした。
 
 
 
なのに息子は
また繰り返した。
「おかーさんのどこが好きで結婚したん?」
 
 
 
また気まずい沈黙が一瞬あって、
元夫は
またはぐらかした。
 
 
 
そりゃそーだ。
本人を目の前にして、
しかも、
あんなことやあんなことがあった私に対して
その質問は答えられないよな。
 
 
 
 
なのに、
めげない息子滝汗
 
 
 
「ねぇ、おかーさんのどこが好きで結婚したん?」
 
 
 
3回ともなると
さすがにはぐらかせなかったらしい。
 
 
 
観念したらしく、
口ごもりながらも、
 
 
 
「そーだなぁ、、、可愛らしかったと思うよ。」
 
 
 
だって。
 
 
 
咄嗟に、
いやいや、思ってもないこと適当に言うなよ。
って、心の中で悪態をつきそうになる。
そんなこと、言われたことなかったもん。
 
 
 
瞬間的に脳裏に浮かんだのは、
結婚を決めて、
両家の親同士を引き合わせた
食事会のときのことだ。
 
 
 
できちゃった結婚することになったものの、
彼にとっては不本意なものだったから
当時から、すでに辛く当たられてもいて、
とてもとても結婚に前向きとは思えない態度でいたくせに、
 
 
 
その食事会の席で彼は、
「美和さんの笑顔はすごくいい。この笑顔を守っていきたいと思います」
って、挨拶をしたのだ。
 
 
 
私は照れ隠しのような笑いを浮かべたけど、
内心は、どの口で言うてんねん!
って、なかば呆れた気持ちで、
でもその半分は、
それが彼の本心であってほしいと
祈る気持ちでもいた。
 
 
 
その後の結婚生活は、
それはやっぱり
本心だったとは思えないことがいくつも起こり、
その度に、
ぼんやりとこの日のことを思い出しては、
ほんの少しでも期待した自分を
バカだなぁって悔やんだ。
 
 
 
 
あの時と同じだな。
そう思っていたら、
 
 
 
「あと、まっすぐなところとか。」
 
 
と、追加された。
 
 
 
そう答えたのを聞いて、
 
 
 
あぁ、
でもこれは、
本心かもしれない。
 
 
 
そう思った。
 
 
 
口から出まかせにしては、
それは、確かに紛れもなく私の特徴だし、
「あんたは猪突猛進だな」と
その昔、
彼から何度も言われた記憶があるから。
それは、私を非難するときに使われることあったし、
だけど、私のそういうところを好ましく思っている、という文脈で使われたこともあった。
 
 
 
まっすぐにしかなれないが故に、
自分を誤魔化すことができなくて、
こんな離婚をする羽目にもなったし、
こうやってバカみたいに
東京に息子を連れてきてもいるんよね。
 
 
 
まったく、自分でも呆れるくらい
まっすぐだ。
 
 
 
もしその言葉が
彼の本心なら、
「可愛らしかったと思うよ。」
も、本心なのかもしれない、よな。
 
 
 
だとしても、
特段それが嬉しいとか
そんな感情は湧かなかったけど、
 
 
 
ただ、そーなんだな。
って思えた。
 
 
 
あの食事会の挨拶のときの言葉も
もしかしたら、
本心だったのかもしれない。
よね。
 
 
 
 
そんなことを思ってたら、
息子は今度は私に
「おかーさんは、パパのどんなところが好きで結婚したん?」
って聞いてきやがった。←
 
 
 
マジかよ。
 
 
 
「そんな昔のこと、覚えてないわ」
 
 
 
我ながら、ズルい答え。
 
 
 
だけど、
本当に思い出せなかった。
 
 
 
私は本当に
この人のことが好きだったんだろうか?
あんなに好きで仕方なかったはずなのに、
だからあんなに苦しかったのに、
もう、全く思い出せなかった。
 
 
 
息子は、
自分のルーツを知りたかったんだろう。
 
 
 
この目の前の2人が夫婦として、
自分の両親だったんだという事実を
確かめたかったんだろうな。
 
 
 
でもごめん。
嫌な記憶が貼り付き過ぎていて
もう、思い出せないや。
もう、顔を直視するのも嫌だ。
 
 
 
さらに、
「おかーさん、今のパパのことは嫌いじゃない?昔はいろいろ嫌なことあったんやろ?」
 
 
 
そんな、ど直球で聞くなよ。
あんたも私と同じ、
まっすぐ野郎だなw
 
 
 
咄嗟に出たのは
「そんなん、お互い様や。」
 
 
 
そうだ。
あんなに私が辛かったってことは、
元夫も辛かったはずだ。
 
 
 
あんなに私を傷つけなきゃいけないほど
彼は彼で傷ついていたのかもしれない。
 
 
 
あれも、あれも、
私にとっては悪意にしか思えないことばかりだけど、
そうせざるを得ないほど、
彼は弱かったのかもしれない。
 
 
 
今こうやって10年ぶり会いに来ても、
私に肝心なことは何も言えない。
何も聞けない。
 
 
 
来てくれてありがとう、も言わないし、
これまでの子育てのことも聞かないし、
私の家族についても聞かないし、
(私は、向こうのご両親が元気なのかが気になってて、それだけ真っ先に聞いたけど)
今どんな暮らしをしてるのかも聞かないし、
どんな気持ちで今回の提案をしたのかも聞かない。
 
 
 
そういう人だった。
肝心なことからは
いつも逃げる人だった。
 
 
 
向き合わなきゃいけない
面倒くさいことから逃げるために
私を散々傷つけてきた人だった。
 
 
 
私はそれがたまらなく辛かったし、
結局、だから離婚したんだった。
 
 
 
変わらないなぁ。
 
 
 
ただ、息子に会えたことを喜び、
"パパ"でいられることを1日楽しむ、
それしかできない人。
が、目の前にいる。
 
 
 
でも、少なくとも、
あの、あれやあれも、
彼のただの弱さであって、
私のことが嫌いだったからではないんだろう。
 
 
 
私の何が悪かったんだろう?
そうやって自分を責めてきたけど、
私は何も悪くなかったんだろう。
 
 
 
 
そんなことを思っていたら、
息子が、
「おかーさんな、彼氏いんねん」
って、わざわざ言う。
 
 
 
「知ってるよ」と言った。
 
 
 
「え?なんで知ってるん?」
思わず聞いてしまった。
だって、一言もそんなこと伝えてない。
 
 
 
 
「いや、そーいうもんだろと思って」
と慌てて彼は答えたけど、
 
 
 
もしかしたら、
このブログを読まれてるんじゃないか?
Facebookを見たんじゃないか?
そんな気がしてドキっとしたけど、
(だって実名と顔出ししてるもんね
 
 
 
それが何だと言うんだ。
別に隠すものは何もないなと思った。
 
 
 
 
私は、
私の精一杯で生きてきたし、
今も嘘偽りなく、
これが精一杯の私だ。
 
 
 
元夫のことを
誤解もしていていただろうし、
勝手に悪人に仕立てていたこともあるし、
今だって、
勝手な私の妄想眼鏡を通して見ている。
 
 
 
だけど、
これが、私の精一杯なんだもん。
 
 
 
私がこの10年間、
ずーっと怖がっていたことは、
元夫にまた傷つけられること、だった。
 
 
 
私のあれやこれやを、
また非難されるんじゃないか?
大事なものを奪われるんじゃないか?
必死で大事に守ってきたものを
めちゃくちゃにされるんじゃないか?
 
 
 
それが怖くて
得体の知れない怖さに怯えてきた。
 
 
 
 
だけど昨日、
息子が元夫と連絡先を交換することを
許したとき
 
 
 
 
私の中で
卒業
だったんだと思う。
 
 
 
私の大事に守ってきたもの
絶対に守りたかったもの
 
 
 
息子を
 
 
 
私の腕の中から手放すということ。
 
 
 
 
 
 
息子を、信頼するということ。
 
 
 
元夫を、信頼するということ。
 
 
 
 
 
ダメだーーーー。
今、この事実に気づいて、
声を上げて泣いている、私。
 
 
 
 
信頼するということは、
こういうこと、なんだ。
 
 
 
2人が直接やりとりするということは、
私の見えないところで
私が守れない場所で
2人の関係ができていくってこと。
 
 
 
私がそれを許すということは、
 
 
 
息子が傷ついてもいい。
元夫に傷つけられてもいい。
 
 
 
それでも大丈夫。
 
 
 
息子は大丈夫。
 
 
 
私も大丈夫。
 
 
 
 
 
 
元夫も、大丈夫。
 
 
 
そう信じるということ。
 
 
 
 
 
卒業、
おめでとう、私。
 
 

 
 

 

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