ヴァイオリンは分数楽器といわれる楽器です🎻
およそ3歳〜大人まで、成長に合わせて身体に合ったサイズの楽器を使用します。
1/32/,1/16,1/10,1/8,1/4,1/2,3/4,4/4と沢山の大きさがあり、1/16はおよそ3歳から(1/32は使用する方は殆どいません)、4/4(大人サイズ)は小学校高学年頃に使えるようになります
3歳から始めた場合、7個楽器を購入することになるので、ヴァイオリンは高価なイメージがあることから金銭面を心配される親御さんも少なくありません
でも大丈夫です
確かにヴァイオリンには何億円もするような高価な楽器もありますが、初心者向けの物は安価で手が届きやすい楽器が沢山あります
初心者向けの代表的な楽器は5,6万円程度で、中古の楽器なら3万円以下で手に入ることもありますよ
私個人の考えですが、お子さんが小さなうちは高価な楽器を使う必要はないと思います。
1年〜2年間のうちに次のサイズに買い替えになりますし、小さなお子さんは楽器をぶつけたり落としたりして壊してしまうこともあります
勿論、高価な楽器は音色が美しいので、それによって耳が育まれるなど良い点ありますが、分数楽器は(その中でも小さいサイズの物は特に)音色の差はさほど気になりません😅
なので、演奏に支障がない程度の楽器ならば、中古であったり安価な物で構わないと思います。
大事なのは身体のサイズに合った物をタイミング良く用意することです
そして4/4の大人サイズになった頃には音色の違いも分かっていますので、少しだけ素敵な楽器を購入してあげたらお子さんもきっと喜ぶと思います
例えば、3歳から始めて初心者向けの楽器(3万円)を7回買い替えたとしても合計で約21万円。
例えば、ピアノを買うのと比較すると断然お安いです
お稽古を始める初期投資としては数万円ですから、続かなかったらどうしようという心配もなくなります
大人の方が始める時も、最初は初心者向けの物を購入し、上達してもう少し素敵な音色で演奏したいと思った時に少しだけ奮発して高価な楽器を購入すれば、モチベーションも更に上がって楽しくなること間違いなしです
ヴァイオリンは敷居が高いというイメージが根強くありますが、実はとても始めやすい楽器なんですよ
なんて、この話題を高校生の生徒さんに話したら...
「ピアノと比べるから安く感じるだけじゃないっすか」
と言われました
確かに...
でも初期投資という意味では、間違いなくお得で敷居も低いと思うのです(*^▽^*)
分数楽器のお話②では分数楽器の利点のお話をします