4/17
B2-3G
勝  山口俊
負  エスコバー


2014年7月27日、第96回高校野球選手権新潟大会決勝戦。

日本文理高校のエースとして9回を投げ抜いた彼は、その裏先頭打者としてヒットで出塁。
それがサヨナラ3ランに結実し、劇的な逆転サヨナラ勝利。

大熱闘を勝ち抜き、チームは甲子園の切符を手にした。

あの夏の日以来の、故郷のマウンド。

雄大な新潟平野にそびえ立つHARD OFF ECOスタジアム新潟。
そのマウンドに、彼は4年振りに立った。

緊張と感動の凱旋登板。

両親も駆けつけてくれた。
故郷の仲間も来てくれた。
ベイスターズファンだけでなく、ジャイアンツファンからも温かい声援が飛び拍手が起こる。

だが、勝利の女神はまたもや微笑んではくれなかった。

6回途中で交代直後。救援左腕のエドウィン・エスコバーが亀井善行に痛恨の逆転ホームランを浴びてしまう。

勝利の星は、故郷の空に消えて行ってしまった。

その重さを噛み締め、陽気なカリビアンがベンチで頭を抱え込む。

だが、彼はいつものようにクールな表情を変えることはなかった。

「次回の登板では、イニングの先頭打者をしっかりと抑えられるように、今日の投球を見直して、しっかりと練習から取り組んでいきたいです」

悔しさを押し殺して、青年は次の登板に捲土重来を期した。


「横須賀(二軍)で期待しているピッチャーですか?  飯塚ですね。将来楽しみ。いい球投げてるし、マウンド度胸がいい。インコースへの投げっぷりとかね」(2017年7月19日、横浜市内での三浦大輔トークライブ)


彼は間違いなく横浜の大エースになれる右腕。
この日の悔しさが、必ず勝利の笑顔に繋がるはずだ。


戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
ゆくぞ  ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号30。
飯塚悟史。

ハマの黄金時代の旗手は君なのだ。
上を向いて、前を向いて、次へ進もう!

VICTORY is WITHIN US.


4/15
B6-1D
勝  京山
負  笠原


嵐が去り、爽やかに晴れ渡った横浜スタジアム。
歓喜の雄叫びが、幾重にも広がった。

好調ドラゴンズに3タテ。
17年振りの8連勝。

この日の先発マウンドには、ふてぶてしいシンデレラボーイ。
涼し気な顔をして、制球力抜群の圧巻の投球。


1998年7月4日生まれの19歳。
滋賀県大津市出身。
近江高校から2016年ドラフト4位で入団。

防御率1.10はリーグトップ。
デビューから3戦3勝は球団初の快挙。


後を投げるブルペン陣も、バックで守る野手陣も、彼のテンポのいい投球に影響され、好循環を呼んでいる。

19歳の若者が、間違いなくチームを牽引しているのだ。

「今日の投球はそれなりの出来。まだまだだし、イニングを稼げるように頑張ります」
冷静に反省を忘れない謙虚さも持ち合わせている。

無限の可能性を秘めた19歳が、横浜の快進撃の先頭を走る。


戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
ゆくぞ  ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号48。
京山将弥。

サンデー将弥が投げればチームは負けない。

VICTORY is WITHIN US.


4/14
B2-0D
勝  バリオス
負  ジー
S  山﨑

日本の四番打者にして侍の主砲。
キャプテン筒香嘉智の特大ホームランで試合の幕が上がった。

だが、ベイスターズには頼れるもう一人の四番打者がいる。

横浜が誇る左右の大砲のホームランで投手戦を制し、13年ぶりの7連勝。

昨年の10勝トリオがいない中の快進撃に胸は高鳴る。

1983年11月24日生まれの34歳。
ベネズエラ出身。

彼がベイスターズに加入したのは2015年シーズン。

メジャーでの実績は申し分無し。
ジャイアンツでの活躍で日本の野球も知り尽くしている。

そして、素晴らしいのはその人柄だ。

誰にも気さくに話しかける親しみやすさ。

結果の出ない選手には切り替えを呼びかけるポジティブさ。

茶目っ気タップリのいたずらで選手をリラックスさせるユーモア。

選手達は尊敬と親しみを込めて「チャモさん」と呼ぶ。

彼の加入後、チームは確実に強くなってきた。
優勝の味を知らない若い選手にとって、強くて頼もしい精神的支柱になっている。

勝負がかかる
痺れる瞬間
流れを我らに
アニモ  ロペス

横浜DeNAベイスターズ。
背番号2。
ホセ・ロペス。

勝利を我らに。
VICTORY is WITHIN US.


4/13
B6-5D
勝  石田
負  又吉
S  井納


「優勝への最後のピースを手に入れた」

開幕前に指揮官は、フリーエージェントでタイガースから獲得した大和について誇らしげに語った。


「FAで出ていくばかりでなく、FAでベイスターズに来たい、そういうチームにしていかないといけない」

FAでチームメイトが次から次へと去っていく中、悩みに悩み抜いてFA残留を決断したハマの永遠番長・三浦大輔は語っている。


走攻守すべて兼ね備え、内外野どこでも守備は超一流。
タイガース首脳陣は、非常時にピッチャーとして使う準備もしていたという。


しかし、FA補強があれば、ポジションを追われる選手が出るということ。

昨年、石井琢朗以来のショートとしての全試合全イニングフル出場を果たした彼にも、試練が訪れた。


だが、彼は全てをチャンスと捉えた。

キャンプ時から積極的にコミュニケーションを取りあい、切磋琢磨し、自身の幅を広げていった。


1991年1月7日生まれの27歳。
神奈川県茅ヶ崎市出身。
少年時代の憧れは、石井琢朗。

横浜高校では、1学年下の筒香嘉智と全国ベスト4。
創価大学では、同級生の和製ライアン・小川泰弘と全国ベスト4。
日本新薬では、強打の内野手として注目を集め、都市対抗野球で大活躍。

「即戦力の内野手が欲しい」
中畑清監督の要望を受け、2014年ドラフト3位指名。

背番号は石井琢朗の「5」。

「やっとこの番号にふさわしい選手が背負ってくれた」(石井琢朗)


成長と挫折を繰り返しながら、不動のレギュラーとなった彼は、更に上のレベルに進んでいる。

3回裏には、1塁からセンターフライでタッチアップで2塁へ進塁。
大和のタイムリーヒットで同点のホームを踏んだ。

9回表には、守備固めのサードでスーパーキャッチ。
代役ストッパーの井納翔一を救った。


この日のヒーローインタビューには、本領発揮の大和と並んで、彼の姿があった。


かっ飛ばせ
見せろ男意気
さあ  打つぞ
勝利に導け

横浜DeNAベイスターズ。
背番号5。
倉本寿彦。

恐怖の9番打者が、今日も試合を決める。

VICTORY is WITHIN US.





4/12
B6-4C
勝  東
負  大竹
S  山﨑


ハマの新リードオフマン、ドラフト2位ルーキー神里和毅の先頭打者ホームランからの怒涛の連打で初回5得点。

追いすがるジャイアンツの反撃を連日連夜の必死の継投で食い止め、チームは5連勝。

ヒーローインタビューには、プロ初勝利のこの青年が立った。


2017年10月26日。
日本シリーズ開幕直前のドラフト会議。

世間の注目がスーパールーキー清宮幸太郎に集まる中、盲点を突くかのような鮮やかなドラフト戦術を見せる。

2度のノーヒットノーランの大学NO.1サウスポー獲得に、またもや成功したのだ。

2014年ドラフト2位、法政大学の石田健大。
2015年ドラフト1位、駒澤大学の今永昇太。
2016年ドラフト1位、神奈川大学の濱口遥大。

12球団随一の左腕王国が更に強化された。


プロ2試合目となった東京ドーム。
初回の大量援護の意識しすぎた力みから3失点。
だが、そのバランスの悪さを自ら修正し2回からは本来のピッチング。
ジャイアンツ打線を封じこんだ。

その熱投に野手陣はチャンスに強い攻撃と、気迫溢れる守備で応えていく。


ウィニングボールを手に、指揮官と肩を組んだルーキーは、最高の笑顔でファンの歓声に応えた。


彼が目標とする投手は、スワローズ石川雅規。現役最多勝利の小さな大投手。


先発左腕カルテットの先陣を見事に切って見せた。


左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ  攻めろ  克樹

横浜DeNAベイスターズ。
背番号11。
東克樹。

熱き星たちが見守る中、小さくて大きな一歩が記された。

頂点へ駆け抜けよう!

VICTORY is  WITHIN  US.


4/11
B6-3G
勝  三嶋
負  澤村
S  山﨑


連日のシーソーゲーム。
連夜の逆転劇。

ジャイアンツ自慢の救援陣を打ち砕き、4連勝。
2カード連続の勝ち越しとなった。


8回表、決勝打を放ったのはこの選手。

1994年1月6日生まれ。
横浜生まれの横浜育ち。
父は元アイスホッケー選手のアメリカ人。

横浜高校では、筒香嘉智の2学年下の後輩。
プロ入り後も、公私共に兄弟以上の仲の良さ。

2011年ドラフト5位で入団。
桑原将志、高城俊人とは学年もドラフトも同期。

走・攻・守に心・技・体を兼ね備えた大型外野手。

昨年のポストシーズンでは代打で結果を残し、チームの日本シリーズ進出に大きく貢献した。

シーズンオフにはメキシコウィンターリーグにも挑戦。

層の厚いベイスターズ外野陣にあって、最も飛躍が期待される一人だ。


チャンスに強い。
大舞台で輝く。
無類の勝負強さ。

横浜冬の時代を知る最後の世代でもある。

剛腕・澤村拓一の投球を見事にとらえ、右中間への逆転タイムリー2ベース。

決勝打の後は、塁上に最高のニコスマイルが輝いた。


横浜の誇り
胸に抱いて 
道を切り開け  ニコ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号33。
乙坂智。

君が輝けば、ベイは更に躍進する。
横浜の時代が、やって来る。

VICTORY is WITHIN US.


4/10
B4-3G
勝  井納
負  上原
S  山﨑


もつれにもつれたシーソーゲーム。
ベイスターズ1点リードで迎えた9回表。

東京ドームを揺り動かすヤスアキジャンプ。
轟き渡る青い大歓声。

受けるキャッチャーは嶺井博希。
亜細亜大学の一学年先輩にして、この日決勝タイムリーを放っている。

渾身の27球の大熱投が、大記録を手繰り寄せた。
プロ野球史上最速での通算100セーブが達成された。


2015年3月31日。横浜スタジアム。

「小さな大魔神になります!」

プロ入り初セーブを記録し、超満員のファンと最愛の母が見つめるヒーローインタビューで、彼は満面の笑みで叫んだ。


1992年10月2日生まれ。
東京都荒川区出身の25歳。

小学校3年生の時、両親が離婚。
姉とともに母と暮らすことを彼は選択した。
だが、大好きな父は少年野球のコーチだった。
練習に行けば父と会える。

野球が家族を繋ぐ絆だった。


帝京高校では、勉強との両立に苦しみ一度だけ野球を辞めると口にしてしまう。

その時、初めて母が涙を流した。
そして、高校に彼を送り出す。
監督とチームメイトが待っていてくれた。

「僕には、家族と野球しかない」
彼は母に一輪の花を買い、誓いを立てた。


「4年後、ドラフト1位でプロに行く」
亜細亜大学でも、良き指導者、素晴らしい仲間たちと切磋琢磨して実力をつけていく。

2014年10月23日。ドラフト会議。
横浜DeNAベイスターズが1位指名。

初任給で彼は母に「19万円」を贈った。


「良いことも悪いこともたくさん経験して、今のピッチングにたどり着いた。クローザーは、僕のいきがいだ」(「約束の力」飛鳥新社)

「『あぁ、僕はこんなにたくさんのファンの声に後押しされて投げているんだ』って、見入った時は涙が出てくる。そして、『ヨシッ、明日からまた頑張ろう』っていう気持ちになる。本当、ファンのパワーはすごいと思う」(同)


チームメイトと共に。
ファンと共に。
ファミリーが一丸となって。

成長するストッパー。
我らの守護神。
そして、100万ドルの笑顔。


横浜DeNAベイスターズ。
背番号19。
山﨑康晃。

ペナント目指して、熾烈な戦いが続く。
彼は今日も腕を振り続ける。

VICTORY is WITHIN US.



4/8
B5-3C
勝  京山
負  大瀬良
S  山﨑

小さな大魔神・山﨑康晃の渾身のピッチングに、カープ打線の息の根が止められた。

真っ赤に染まるマツダスタジアムに大きなため息がもれる。

逆転のカープの怒涛の反撃を、必死の継投で食い止め、今シーズン初の連勝とカード勝ち越し。

首位を走る2連覇中の王者の勢いを、見事に止めた。

ヒーローインタビューには、5打点の我らがキャプテン。

「京山が頑張っていたし何とか点を取りたいと思っていました」(先制ホームランについて聞かれて)

「前の打者の方々が必死につないでくれたので打ちたかったです」(2打席連続となる3ランについて聞かれて)

自分の成績よりもチームのため、勝利のため。

言葉と行動と結果で、彼はチームを牽引していく。

「強い気持ちで戦えば必ず1位になれる。1位の風景は分からないが、そこに価値がある。全員で必死こいて頑張ろう」
開幕戦のダグアウトで、チームメイトを鼓舞したキャプテン。

彼のリーダーシップのもと、選手も、ファンも、裏方さんも、「ファミリー」が一致団結して、頂点目指して駆け抜けるのだ。

横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ  筒香
さあ打て  筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっ飛ばせ  ホームラン
GO  GO  TSUTSUGOH!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。

矢印はいつも外へ向いている。

VICTORY is WITHIN US.


4/7
B4-2C
勝  バリオス
負  ジョンソン
S  山﨑


首位を快走するカープの先発は、一昨年の沢村賞左腕クリス・ジョンソン。
5回途中までパーフェクトに抑え込まれる。

このままやられてしまうのか。
大歓声に飲み込まれてしまうのか。

首位打者・宮崎敏郎がチーム初ヒットで突破口を開く。

長身左腕の今日初のセットポジションのピッチング。

打席には今日の先発捕手。
ハマのシーサーとファンから愛される男だ。

その一振りが先制の2ランホームランとなり、超満員のマツダスタジアムを静まり返らせた。

相手のミスにつけ込む倉本寿彦のタイムリー。
神里和毅の貪欲な走塁からの追加点を、苦労しながら守り切り、連敗ストップ。

先発のエディソン・バリオスが初勝利。
助っ人右腕から6人の投手陣をリードして、彼は勝利を手繰り寄せた。

「いい風が吹いていた」と先制アーチにも謙虚に振り返るコメント。

だが、沖縄尚学高校、亜細亜大学の正捕手として日本一を経験してきた彼は、勝ちグセがついている。勝ち方を知っている。

未だに波に乗れない選手もいる。
だからこそ、補い合い、支えあって勝ち抜くしかない。

ハマの司令塔がいれば、きっとそれが出来る。

積み上げたものを今
プレーで示せ
横浜の守り神
嶺井博希

横浜DeNAベイスターズ。
背番号39。
嶺井博希。


反転攻勢の狼煙は上がった。

VICTORY is WITHIN US.


4/6
B3-7C
勝  野村
負  石田


昨秋のクライマックスシリーズでの借りを返される形で完敗。

半分に縮小され、更にグラウンドから遠ざけられたビジターパフォーマンスシートの熱い願いは届かなかった。


スモールベースボールを意識するあまり、野球が小さくなっているのではないか。

更に上を目指すはずが、こうせねばならない、こうあるべき、という呪縛にがんじがらめになり、ベイスターズらしさが消えている。


そんな最下位に喘ぐチームに、一筋の光明が差している。

梶谷隆幸の負傷。
桑原将志の不調。
細川成也の二軍調整。

鉄壁だったはずの外野レギュラーの綻びを埋めるように、彼はハマのリードオフマンの座を掴みかけている。

1994年1月17日生まれ。
沖縄県島尻郡出身の24歳。
糸満高校、中央大学、日本生命を経て、2017年ドラフト2位で入団した。

シャープでシュアな打撃。
次の塁を貪欲に狙う走塁。
走攻守にガッツを兼ね備えている。

このチャンスを逃すまい、との積極的な姿勢が結果として現れている。

ルーキーが野球の原点を、ベイスターズらしさとは何かを、身をもって教えてくれている。


熱く! 熱く! 熱く!
立ち上がれ!!
Let's Go BAY不器用で
かっこ悪くても
選手を信じ 声を枯らし
Let's Go BAY変えてゆく!
俺たちが変える!!
想いよ届け! 君のもとへ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号8。
神里和毅。

今こそ原点に帰ろう!
VICTORY is WITHIN US.