4/30
B1-3D
勝  松坂
負  飯塚
S  田島

ベイスターズにとっては、かつての相思相愛の恋人。
平成の怪物・松坂大輔。

1998年甲子園で春夏連覇。
準々決勝、PL学園との延長17回の死闘。
準決勝、明徳義塾には6点差からの大逆転。
決勝戦、京都成章にノーヒットノーラン。

横浜高校から横浜ベイスターズへ。

逆指名が出来ない高校生は、ベイスターズへの想いを封印してライオンズを経て世界のMATSUZAKAになっていく。

そして時は流れた。
4241日ぶりのNPB勝利はベイスターズから。

我らのキャプテン筒香嘉智は、6歳の時に甲子園での彼の活躍を見て横浜高校への進学を決意したという。

松坂で叶えられなかった夢は、筒香が叶えつつある。

松坂一色になったこの試合。

中盤で地味ながら試合を締めた右腕がいる。

6回裏。2点ビハインドの2アウト1、3塁のピンチから登板。
1回1/3をパーフェクトに抑え、反撃の体制を作った。

勝利には結びつかなかったが、その執念はきっと明日に繋がっていく。

1989年8月29日生まれ。
山口県出身のの28歳。
Honda熊本から2013年ドラフト2位で入団。

「いいボールを持っている。将来のベイスターズの中心選手になる」
TVK(テレビ神奈川)解説の球団OB松原誠さんがここまで褒めたのは、梶谷隆幸以来。

だが、伸び悩んだ。
リリーフでの登板では、抑えきれない。
敗戦処理どころか、試合を壊してしまう。
ファームでは無敵なのに。

指揮官は、そんな彼にチャンスを与える。
2018年4月11日。
東京ドーム、ジャイアンツ戦。
ローテーションの谷間とはいえ先発に抜擢。
5回78球無失点の堂々たる内容。

苦労し抜いてきた彼が本領発揮。
リリーフが打たれて勝ち投手にはなれなかった。
その後の逆転劇は、彼の気迫のピッチングが呼び込んだのだ。

苦労人の遅すぎるブレイク。
優勝にはこういう選手の力が絶対に必要だ。

戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ  ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号34。
平田真吾。

今日も全力投球。
明日も全力投球。
それが我らの使命。

VICTORY is WITHIN US.


4/29
B4-2D(延長10回)
勝  三嶋
負  田島
S  山﨑

ドラ1セットアッパー、鈴木博志。
ストッパー、タジ魔神こと田島慎二。
難攻不落のドラゴンズリリーフ陣を打ち砕き、ビジターで連勝。

ナゴヤドームが鬼門だったのは、もう過去の話だ。

ヒーローインタビューには、連日のキャプテン筒香嘉智。

その決勝打の背景には、2度のノーアウト満塁を凌ぎきった投手陣の奮闘があった。

6回裏はハマの二刀流  ジョー・ウィーランド。
8回裏はエドウィン・エスコバーの後を受けた剛球右腕がピンチを切り抜けた。

ここまで、ビハインドのロングリリーフ中心の起用。
ここまでの活躍から、終盤の同点の大ピンチに指揮官は彼を起用した。

その期待に応え、前の打席でホームランの福田永将を三振。
続く9回も三振2つと盗塁ゲッツーで三者凡退。
勝利への流れを見事に作り上げた。

法政大学で輝かしい実績を残し、2012年ドラフト2位で入団。
ルーキーイヤーにローテーション投手として活躍。
だが、ここ数年は結果を出せずに苦しみ抜いてきた。

最後かもしれないチャンスをものにして、彼は這い上がって来た。
この2年間でわずか1勝の彼が、4月だけで2勝目。

今シーズン、2度の延長戦でキャプテンがホームランで決着を付けた。
その2試合でビハインドから逆転し勝利投手になっている。

どん底を知った男は強い。

優しい目をした剛腕が、ベイスターズ躍進の鍵を握る。

戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ  ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号17。
三嶋一輝。

どんなに時も堂々と、自分らしく。
剛速球が今日も唸りを上げる。

VICTORY is WITHIN US.


4/28
B6-1D
勝  井納
負  小笠原


序盤戦のひとつのヤマ。
ゴールデンウィークの9連戦がスタート。

ベイスターズ先発は石田健大。
ドラゴンズ先発は小笠原慎之介。
開幕左腕の痺れる投手戦。

8回表。
この日スタメンを外れた神里和毅のヒットからの1アウト満塁のチャンス。
打席には、我らのキャプテン。

小笠原慎之介の115球目を力強く弾き返し、走者一掃のツーベースヒット。
試合を決める主砲の一撃となった。


「健大がいいピッチングをしていましたが、勝ちをつけられず申し訳なく思います」

「同点のまま交代となり、またみんなが繋いでチャンスを作ってくれたので、何としても自分のバットで還すんだと強い気持ちで打席に向いました」

「ファンの皆さんの声援が僕達の力になります。明日も応援よろしくお願いします」

力投したエースへの気遣い。
チームメイトあっての結果。
ファンへの感謝の心。

彼はブレない。
「矢印」はいつも外に向いている。

試合後、チームの移動バスには乗らず、髙城俊人とスタッフ共に居残り練習。
勝利の結果にも満足などしていない。

戦いは続いていくのだ。


横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ  筒香
さあ打て  筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっ飛ばせ  ホームラン
GO  GO  TSUTSUGOH!

横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。

人のために火を灯せば我が前明らかなるが如し。

VICTORY is WITHIN US.


4/26
B3-4C
勝  ジャクソン
負  山﨑
S  中崎

3連敗中のベイスターズ。
先発はルーキー左腕。
ハマのババナ王子・東克樹。

初回から3点失うもすぐに立ち直り、百戦錬磨のカープ打線を牛耳っていく。

8回115球11奪三振。
小さな身体で堂々とスタジアムの中心に仁王立ち。
威風堂々のピッチングで、ブルペン陣に勝利を託した。

9回表のハマスタ。
轟き渡るゾンビネーション。
熱狂のヤスアキ・ジャンプ。

彼はいつものように、リリーフカーを運転するスタッフの肩に手をやり感謝の言葉をかけた。

相対するは、青い目の赤鬼 ブラッド・エルドレッド。
日本野球を知り尽くす猛者。

彼は己を信じて、渾身のストレートを投げ込む。

ボールは無情にもバックスクリーンに直撃。
遂に無失点記録が途絶え、連敗ストップはならなかった。

かつて、打ち込まれては引き摺り、時には涙にくれた心優しき青年。

だが彼は試合後、既に前を向いていた。

「1年間長いので、いつか必ずやり返したい」

その言葉を聞きたかった。

やられたら、やり返せ!
戦いは、まだ始まったばかりなのだ。

戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ  ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号19。
山﨑康晃。

小さな大魔神は、また立ち上がる。

VICTORY is WITHIN US.


4/25
B5-11C
勝  岡田
負  京山


2016年7月11日。横浜スタジアム。ドラゴンズ戦。
ハマの番長・三浦大輔は、24年目のシーズン初マウンドに登った。

初回から打者10人の猛攻を喰らい、6失点。

だが、2回裏の攻撃ではヒットを放つ。
ギネスブックにも認定された伝説のヒットは、ボロボロに打ち込まれる中で生まれた。
ファーストベースに立った番長はニコリともせず、戦う目をしていた。

大量失点をしたかもしれない。
でも、戦いは終わっていないのだ。

2017年シーズン。
ハマの小さな大魔神・山﨑康晃はシーズン開始後、不調によりストッパー降格を命じられる。


「おれを見ていただろう。打たれて、打たれて、やり返せ」

「すごい言葉でした。三浦さんのおかげで、不安要素がうそのように消えましたよ」

セットアッパーで圧倒的な結果を残し、
ストッパーに復帰。
シーズン通して投げ抜き、19年ぶりの日本シリーズ進出の原動力となった。


この日の先発は、デビューから3戦3勝のシンデレラボーイ。
だが、王者カープ打線の前になす術がない。
1回2/3で7失点。
悔しいプロ初敗戦となった。


ハマの永遠番長は172勝の大投手。
だが184敗しても敵に立ち向かい続けていく姿に、戦い続ける姿にファンは痺れた。

ベンチに下がった19歳の青年の目は死んでいなかった。
戦う目をしていた。

ここからが勝負。
プロにはやり返すチャンスが与えられる。

戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ  ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号48。
京山将弥。

捲土重来。
やられたらやり返せ!

君ならそれが出来る。

VICTORY is WITHIN US.


4/24
B2-7C
勝  中村祐
負  今永


突然の訃報に誰もが耳を疑った。
鉄人・衣笠祥雄さんが上行結腸がんのため逝去された。
71歳だった。


カープ黄金時代の中心選手。
2215試合連続出場。
国民栄誉賞も受賞。

努力の人だった。
忍耐の人だった。
そして、笑顔の人だった。


カープの鉄人の最後の仕事場は、横浜スタジアム。
4月19日のベイスターズvsジャイアンツで解説をされていた。
生涯現場の人だった。

2000年代にはベイスターズの監督候補との報道も度々された。

両チームに縁の深い鉄人が見つめるハマスタには、優しい雨が降っていた。

暑くもなく寒くもない。
優しい雨は、鉄人の笑顔そのもの。


偉大な先輩への恩に報いるのだ。
カープ打線は、初回からベイスターズ今シーズン初先発の彼に襲いかかった。

ベイスターズも反撃するが、いい当たりが野手の正面をついたり、大飛球がフェンス際で失速したりする。

だが、これも野球。


本来のピッチングが出来なかった彼は、ベンチで悔しさを噛み締めた。

「帰ってきた感じはない。ポジションを奪いに行く」
だが、結果を出すことは出来なかった。

多彩なコメントからついたニックネームは「投げる哲学者」。

哲学は現実に生きなければ意味がない。
彼自身が一番よくわかっているはず。

次は勝利の結果で、彼の哲学の語録が更新されるはずだ。


左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ  攻めろ  昇太

横浜DeNAベイスターズ。
背番号21。
今永昇太。

やられたらやり返せ!
ハマのエースの復権を、皆が心待ちにしている。

VICTORY is WITHIN US.


衣笠祥雄さんのご冥福を心よりお祈りします。



2018/04/23(月)
新日本プロレス後楽園ホール大会

縁あって、3年振りの新日本プロレス観戦。

超満員の会場。
ド迫力の熱戦。
お気に入りの選手への応援グッズを手にした若者たちが熱い声援を送る。

ライブで見るプロレスは、本当に素晴らしかった。


2000年代。新日本プロレスは冬の時代を迎えていた。
総合格闘技ブームによるプロレス離れ。
相次ぐ主力選手の離脱。
オールドファンはその期待に応えられない選手に罵声を浴びせることもあった。

そして会社は身売り。
ファンの心はささくれだった。


この状況、どこかのプロ野球チームと一緒ではないか。

新日本プロレスは奇跡のV字回復を果たす。
今日来てくれたお客さんを満足させる。
徹底したマーケティングによる戦略的な経営。
会場には新しいファンが溢れ、オールドファンはそっぽを向いた。
「こんなチャラチャラしたのは、新日本じゃねえ」と。

私もその一人だった。

ジャンルを潰すのはマニアであると言われる。
マニアは新しいファンをニワカと呼んで、自身のジャンルへの愛に酔う。

新しいファンを開拓し、マニアを唸らせる。

この至難の業を成し遂げるのは、容易ではない。

やはり、どこかのプロ野球チームと一緒ではないか。



この日メインイベント終了後リングにいたのは鈴木みのるだった。

1968年6月18日生まれの49歳。
神奈川県横浜市出身。
新日本プロレス。
第2次UWF。
プロフェッショナルレスリング藤原組。
そしてパンクラス。

プロレスを突き詰め、格闘技を極めた末にプロレスに戻ってきた彼に、我らオールドファンは強さの幻想を未だに投影する。

看板選手を叩きのめして大ブーイングを受ける彼を嬉しく見つめたのは、私一人ではない。

そこで、はたと気づく。
俺もその手のひらの上に乗っているんだ、と。

見たもの、感じたものに素直に感情をぶつければいいのだ、と。

肩肘張らずに、手のひらに乗ればいいのだ、と。

鈴木みのる。そして、今の新日本プロレス。
流石である。

どん底から這い上がってきた中にある栄光。
泥の中に咲く蓮華の花は、美しいのだ。


そして、マニアが陣取るバルコニー席には、今日もこの垂れ幕。

「魂込めて! 新日本プロレス!!」



4/22
B2-6S
勝  由規
負  ウィーランド
S  石山


ハマの二刀流 ジョー・ウィーランドが今季初先発。
大事な柱が戻ってきた。

6回100球2失点。

素晴らしいピッチングだったが、ウラディミール・バレンティンへ投じた1球に泣いた。

悔しい敗戦だったが、爪痕も残した。
この2連戦でスワローズ守護神を交代させたのだ。

セットアッパーに降格したマット・カラシティーを8回途中で降板させた。

回跨ぎをさせた新守護神 石山泰稚にハマの4番は喰らいついた。

9回表1アウトランナーなし。
粘りに粘って13球目をレフトスタンドへ叩き込んだ。


長いシーズン。
勝つこともあれば、負けることもある。
作戦がハマる時もあれば、外すこともある。

だが、今できること。明日に繋がる何かに挑み続ける中に、栄冠の頂が見えてくるはずだ。

柔和な瞳の勝負師が、身をもって示してくれた。


勝負がかかる
痺れる瞬間
流れを我らに
アニモ  ロペス

横浜DeNAベイスターズ。
背番号2。
ホセ・ロペス。

一日休んで、本拠地ハマスタに王者カープを迎え撃つ。
戦いは始まったばかりだ。

VICTORY is WITHIN US.


4/21
B6-5S(延長10回)
勝  パットン
負  秋吉
S  山﨑


美しい緑に囲まれた都会のオアシス。
首都東京のど真ん中に位置する明治神宮外苑に美しく溶け込む神宮球場の竣功は1926年(大正15年)。

多くの野球選手たちが、ここに思い出を刻んできた。

2018年のベイスターズの神宮初試合は、
両チームのファンで超満員となった。

神宮のベイスターズ戦での大観衆。
数年前まで閑古鳥が鳴いていたことを思えば、実に感慨深い。


ホームで滅法強いスワローズは、常に先手を取っていく。

だが、今年のベイスターズは違う。

2回表。首位打者 宮﨑敏郎がバックスクリーン左へ。
6回表。打点王 ホセ・ロペスがレフトスタンドへ。
延長10回表。我らがキャプテン 筒香嘉智がライトスタンドへ。

2017年8月22日。
横浜スタジアム カープ戦以来の、クリーンアップ揃い踏みのホームラン。

神里和毅の執念の走塁。
中川大志の土壇場での同点打を生んだのは、この日ビハインドで登場した彼の力投だった。


1990年5月7日生まれの27歳。
福岡県福岡市出身。
法政大学から2012年ドラフト2位で入団。

豪速球を武器にした堂々たるピッチングに、誰もがDeNAのエースにと期待した。

だが甘くないプロの世界。
2014年3月28日。神宮球場で先発し2回9失点。屈辱の開幕投手。

その後、度々与えられるチャンスをものにすることが出来なかった。

エース争いは、後輩達に大きく差をつけられた。

だが、彼は這い上がってきた。
ビハインドでのロングリリーフで、その豪速球が復活する。

学生時代の栄光と、プロでの屈辱が詰まったマウンドで、泥の中に咲く蓮華のような輝きあるピッチング。

勝ち負けこそつかなかったが、彼の闘志が劣勢を跳ね返す原動力になったのだ。


戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ  ベイスターズ

横浜DeNAベイスターズ。
背番号17。
三嶋一輝。

秋山登が、
齊藤明雄が、
盛田幸妃が背負った背番号17はエースの証。


その手で偉大な歴史を乗り越えろ!

VICTORY is WITHIN US.


4/19
B5-0G
勝  東
負  吉川


快刀乱麻の投球が冴え渡る。

170cmの小さな身体が、ハマスタの中心で大きく躍動する。

7回1/3を投げて、4安打6奪三振113球。

2017年11月1日。日本シリーズ第4戦。
濱口遥大の快投を思い起こさせる大熱投。
指揮官に2018年のスローガンを閃かせた試合でもあった。


イニングの間にはバナナをパクつく「もぐもぐタイム」。
これは学生時代からのルーティン。
カー娘に先んじていたのだ。

ジャイアンツの強打者たちを封じ込める威風堂々のピッチングに、ハマの夜空に歓声が響き渡り止むことがない。

「8連勝を超えられるように、チーム一丸となってやっていきたい」

ルーキーにして、既に「矢印」は外に向いている。


左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ  攻めろ  克樹

横浜DeNAベイスターズ。
背番号11。
東克樹。

「Don't stop me now」(QUEEN)
彼を止めうるものなどない。
このまま全力で駆け抜けろ!

VICTORY is WITHIN US.