航空機搭載機銃は、口径の違い以外に弾丸にもいくつかの種類があります。
 徹甲弾、焼夷弾、榴弾、曳光弾etc 曳光弾は発射された弾丸の弾道を視認するためのものなので、曳光徹甲弾、曳光焼夷弾 のような使われ方です。これらを機銃弾の弾帯(弾薬ベルト)
に複数色々組み合わせながら装備します。各種まんべんなくではなく航空機目標メインならば焼夷弾多めとかそんなふうに。 曳光弾は弾丸そのものが光を放つ主に弾道視認用のため数発にひとつ混ぜたりします。 一般的には一部例外を除き口径20㍉未満を機銃、以上を機関砲と呼ばれますが、そのような口径の違いの他に弾種によっても威力特徴が異なります。

 そして戦車の砲弾です。戦車砲用砲弾はザックリAP(徹甲弾)系とHE(榴弾)系に分かれます。
第二次大戦初期~戦後すぐ辺りまでが使い分けも多めなので今回は現役現代戦車のものは基本的に除きます。
   メインのAP系はAP(徹甲弾)、その先端に跳弾しにくくする為に軟鉄等を被せたAPC、そのさらに先端に空気抵抗減のための仮帽を付けたAPCBC、炸薬入り徹甲弾のAPHE(徹甲榴弾)、貫徹力UPのために砲弾の芯を異なる材質にしたAPCR等があります。ちなみに旧日本軍の戦車砲弾は一式徹甲弾という名称でも中身は炸薬入りAPHE です。またウォーサンダーでのAPCBC は何故か基本的に炸薬入りとなってます。そして史実準拠なので仕方ないのですが英軍徹甲弾系は炸薬が入ってません。
 
 HE(榴弾)は装甲を抜くためというより砲弾そのものが爆発して破片を撒き散らすタイプなので基本的にはトラック等の非(軽)装甲車輌や砲陣地や機関銃陣地等の対人向けが使用用途となります。ゲーム内では歩兵は無いので対軽車輌向けのサブ的な使い方となります。
 ただしHEAT(成形炸薬弾)は対戦車榴弾とも言われますが対戦車用の砲弾です。
 参考までに例えば画像の6号E型  いわゆるティーガー戦車後期型では、その88㍉砲にAPCBC にAPCR 、HEにHEAT が使用できます。

 AP系は砲弾の質量と速度が威力を持つので距離に比例して貫徹力が落ちます。HEAT は仕組みが異なるので距離による威力の減衰はありませんがこれらHE系は簡単に言うと信管がデリケートなため目標手前に木の柵があっても当たるとそこで爆発してしまいます(^_^;)

 これら戦車砲弾は、当然のことながら砲の
口径(37㍉から90㍉とか)や砲身長や砲そのものの種類によっても砲弾の威力(装甲貫徹力や爆発時の加圧範囲)が異なります。 距離によっては短砲身の57㍉よりも長砲身の47 ㍉が勝っていたり等々  ウォーサンダーでは格納庫画面等で砲や砲弾の威力を確認することができます。
また、例えば搭載弾数60発の戦車をAP50発でHE10発にとか割りふりすることも可能です。
 慣れない超初心者のうちは 撃ってもヤれないのに撃たれると絶対ヤられちゃうということばかり と思っていたら実はHEばかり使ってバトルしていた なんてケースもあります
 慣れてきたら複数種類積んで相手によって弾種を変えるだとか使いやすい弾種を多めにするとか、そんな戦略的な面もウォーサンダーの醍醐味かと思います😌