アイビスSDでは、「室伏広治さんの同級生」に注目やろ | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんちは。
鎌田光也ですわ。



6月21日(日)の函館スプリントS(芝1200m)を勝っとる、安田隆行厩舎のダイアトニック(牡5歳・父ロードカナロア)は、次走の予定が8月30日(日)のキーンランドC(札幌・芝1200m)になっとります。

競馬ファンやったら誰でも知っとるんやろうけど、この馬を管理しとる安田先生は、乗り役時代、1991年に皐月賞とダービーをトウカイテイオーで勝つなど、1994年に調教師の試験に受かって引退するまでに、通算で680勝を上げとったんや。

そんで、1995年に自分の厩舎を開業してからは、トランセンドを使った2010年のジャパンCダートとか、カレンチャンを使った2012年の高松宮記念とか、ロードカナロアを使った2013年の安田記念とか、先週までにJRAの重賞を35勝、通算で775勝しとるし、ロードカナロアで、2012年と2013年の香港スプリントを勝っとることも、皆さんがよう知っとるやろうな。

ちなみに安田先生は、2004年に自分の厩舎からデビューした川田将雅(ゆうが)君と、去年の3月にデビューした斎藤新君を立派な乗り役に育てとるし、去年の3月に厩舎を開業した、次男の翔伍先生と高柳大輔先生は、安田厩舎で調教助手をやっとったように、馬だけやなくて、弟子もしっかり育てとるんやから、ホンマに大したもんですわ。

しかも、去年の安田厩舎は、ダノンスマッシュでシルクロードSとキーンランドCを、ダイアトニックでスワンSを勝つなど、「62勝・獲得賞金12億9916万円」っちゅう、今までで一番の成績を残して、初めて調教師リーディングの1位になっとったんや。

せやけど今年は、先週までが「23勝・獲得賞金6億1673万円」っちゅうもんで、去年のペースを大きく下回っとるんやから、今の安田先生は、「賞金の高いレースを勝って一気に稼がなアカン」と考えとる筈ですわ。

そこで、1着賞金が4100万円のキーンランドCに向けて、ダイアトニックをどう仕上げてくるんかをキッチリ確認して、馬券に活かしたいとワシは考えとります。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、美浦の和田正一郎厩舎がアイビスSDに登録しとるライオンボスや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「元調教師のOさん」から届いた報告を紹介しときます。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

和田正一郎君は、一昨年の2月一杯で調教師を引退した和田正道さんの長男で、正道さんと言えば、1997年のクイーンSを勝ったプロモーションや、2006年のエプソムCと新潟記念を勝ったトップガンジョーなどを管理していたことでお馴染みですね。

もちろん、正一郎君は子供の頃からお父さんの仕事振りを見ていたのですから、この世界に入ったのは当たり前だったのでしょう。

ちなみに、彼が通っていた成田高校(千葉県)の同級生には、アテネオリンピックのハンマー投げで金メダルを取った室伏広治選手がいるんですよ。

北海道大学の獣医学部を卒業してから、2002年の4月に競馬学校の厩務員課程に入った正一郎君は、その年の10月から成宮明光さんの厩舎で厩務員をやって、11月からはお父さんの厩舎で調教助手をやっていました。

そして、2009年の2月に2度目の挑戦で調教師の試験に受かると、その年の5月に自分の厩舎を開業しています。

初めの年は、レースに使った数が少なかったので、1勝もできなかったのですが、それから2017年までは、

2010年→13勝・獲得賞金1億4591万円
2011年→12勝・獲得賞金1億6253万円
2012年→13勝・獲得賞金1億5800万円
2013年→10勝・獲得賞金1億7267万円
2014年→16勝・獲得賞金2億3178万円
2015年→10勝・獲得賞金2億1340万円
2016年→22勝・獲得賞金4億5681万円
2017年→17勝・獲得賞金4億6865万円

という結果を残していました。

特に、2017年は、オジュウチョウサンで中山グランドジャンプと中山大障害などを勝つなど、今までで一番の賞金を稼いでいましたね。

でも、一昨年と去年は、

2018年→3億1873万円
2019年→3億9106万円

という形で賞金が一気に減ってしまいましたから、今年の正一郎君は、「キッチリ巻き返したい」と考えている筈です。

実際、今年に入ってからは、オジュウチョウサンを使った中山グランドジャンプを勝つなど、先週までに14勝を上げて、稼いだ賞金は「2億9719万円」と、去年のペースを大きく上回っていますから、きっと今の彼は、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えているのでしょう。

こういった中、今週は、1着賞金が3900万円のアイビスSDにライオンボスを登録していますので、私が正一郎君でしたら全力で仕上げますね。

実際、私のところに届いている最終追い切りについての報告が、見込み通りのものでしたから、いいレースをしてくれそうです。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥

和田正一郎厩舎がアイビスSDに登録しとるライオンボスについて、「元調教師のOさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★

★ 元JRA馬主・小栗範恭のブログはこちら ★

★ 元JRA調教師・山田要一のブログはこちら ★

★ 元JRA厩務員・小西聖一のブログはこちら ★

ほなまた。