プロキオンSを勝って、矢作厩舎との差を詰めたいんやろ | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんちは。
鎌田光也ですわ。



5月16日(土)の都大路Sを勝っとる、安達昭夫厩舎のベステンダンク(牡8歳・父タイキシャトル)は、次走の予定が7月19日(日)の中京記念になっとります。

この馬を管理しとる安達先生は、親父さんがカイバを扱っとる会社で働いとったんで、自分も競馬の世界に進もうと考えたそうなんですわ。

そんで、1975年に馬事公苑の長期騎手課程に入って、ボストニアンとテイトオーっちゅう2頭のダービー馬を育てた増本勇(いさむ)厩舎から、1979年に乗り役としてデビューしとって、1994年に引退するまで、通算125勝っちゅう成績を残しとりました。

引退した後は、最後に所属しとった梅内忍厩舎で調教助手をやって、1999年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。

最初の年は、「6勝・獲得賞金9455万円」っちゅう成績やったけど、次の年には、「9勝・獲得賞金1億2724万円」と数字を伸ばしとったし、2002年は「13勝」、2003年は「14勝」、2004年は「18勝」と、ずっと「10勝以上」をキープしとりました。

それに、チャクラを使った2003年のステイヤーズSで初めて重賞を勝つと、その後も、エスポワールシチーを使った2009年のジャパンCダートや2010年のフェブラリーSを勝つなど、今までにJRAで、重賞を17勝、通算で298勝を上げとるし、地方でも、エスポワールシチーとバンブーエールとヤマトマリオンとかで重賞を14勝もしとるんやから、乗り役より、調教師として馬を育てる方が向いとるんでしょうな。

そんで、安達先生の厩舎は、2009年に、17勝を上げて、「4億5520万円」っちゅう、開業してから一番の賞金を稼いどったんや。

せやけど、その後は、ずっと2009年の数字を超えとらんし、去年までの5年間も、

2015年→獲得賞金2億9638万円
2016年→獲得賞金3億6312万円
2017年→獲得賞金2億4885万円
2018年→獲得賞金2億7997万円
2019年→獲得賞金3億1380万円

っちゅう形で物足りん数字が続いとったから、今年の安達先生は、「キッチリ巻き返したい」と考えとる筈で、実際、先週までが「3億2558万円」と、もう2009年の7割近くの賞金を稼いどるんですわ。

もちろん、今の先生は、「この勢いでガンガン勝ちたい」と考えとるんやろうから、1着賞金が3900万円の中京記念に向けて、ベステンダンクをどう仕上げてくるんかをキッチリ確認して、馬券に活かしたいとワシは考えとります。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、安田隆行厩舎がプロキオンSに登録しとる、デュープロセスとミッキーワイルドとレッドルゼルや。

この3頭について、ワシがお世話になっとる「元調教師のSさん」から届いた報告を紹介しときます。

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安田隆行君が、乗り役時代、1991年に皐月賞とダービーをトウカイテイオーで勝つなど、全部で680勝を上げとって、引退した次の年の1995年に自分の厩舎を開業したんですわ。

今年で開業26年目を迎えとる彼の厩舎は、2010年までに勝った重賞は全部で8つやったけど、その後の3年間は、

2011年→重賞11勝を含む43勝・獲得賞金12億8498万円
2012年→重賞3勝を含む46勝・獲得賞金9億7908万円
2013年→重賞6勝を含む44勝・獲得賞金11億9911万円

っちゅう素晴らしい数字を残しとって、この間には、2013年の高松宮記念とスプリンターズSとかを勝ったロードカナロアと、フェブラリーSなどを勝ったグレープブランデーと、2011年のジャパンCダートとかを勝ったトランセンドと、2011年のスプリンターズSと2012年の高松宮記念とかを勝ったカレンチャンっちゅう、4頭のGI馬を育てとりましたな。

それに安田君は、2004年にデビューした川田将雅(ゆうが)君を立派な乗り役に育てとるし、一昨年の3月に厩舎を開業しとる次男の翔伍君と高柳大輔君は、安田厩舎で調教助手をやっとったように、馬だけやなくて、弟子もしっかり育てとるんやから、ホンマに大したもんですわ。

しかも、去年の安田厩舎は、ダノンスマッシュでシルクロードSとキーンランドCを、ダイアトニックでスワンSを勝つなど、「62勝・獲得賞金12億9916万円」っちゅう、今までで一番の成績を残して、初めて調教師リーディングの1位になっとったんや。

せやけど、今年は先週までが「22勝・獲得賞金5億8604万円」っちゅう成績で、30勝を上げてリーディング1位の矢作芳人厩舎に8勝の差を付けられとるし、賞金も、「11億0186万円」を稼いで1位の矢作芳人厩舎に「5億1582万円」の差を付けられとるんやから、今の彼は、「早く上との差を詰めなアカン」と考えとる筈ですわ。

そんな中、今週は、1着賞金が3600万円のプロキオンSにデュープロセスとミッキーワイルドとレッドルゼを登録してきましたんで、どの馬も全力で仕上げてくるやろうな。

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安田隆行厩舎がプロキオンSに登録しとる、デュープロセスとミッキーワイルドとレッドルゼルについて、「元調教師のSさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。