今日は、「育成牧場の社長をやっとるオーナーの持ち馬」に注目や | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

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中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

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こんちは。
鎌田光也ですわ。



今週の水曜日、6月3日は、須貝尚介先生の「54歳の誕生日」やったんですわ。

須貝先生は、今も現役の柴田善臣君とか、もう調教師になっとる、石橋守先生とか、岩戸孝樹先生とか、武藤善則先生とかと同じで、1982年に「第1期生」として競馬学校の騎手課程に入って、1985年に親父さんの須貝彦三厩舎からデビューしとります。

乗り役時代の須貝先生は、1990年のきさらぎ賞をハクタイセイで、1999年の小倉記念をアンブラスモアで勝つなど、重賞を4勝、通算で302勝を上げとりました。

でもって、調教師の試験に受かった2008年の3月に乗り役を引退しとって、次の年に自分の厩舎を開業しとります。

調教師になってからは、GIを6勝もしたゴールドシップとか、2014年のドバイデューティフリーを勝ったジャスタウェイとか、2017年のヴィクトリアマイルCを勝ったアドマイヤリードとか、強い馬を何頭も育てとるし、今までにJRAの重賞を33勝もしとって、通算で337勝を上げとるんですわ。

そんで今週、須貝先生の厩舎は、

■6日(土)

阪神4R・3歳未勝利→ハーレムシャドウ
阪神11R・鳴尾記念→アドマイヤジャスタ

■7日(日)

阪神1R・障害未勝利→アドマイヤアゼリ
阪神4R・3歳未勝利→アスピラール
阪神11R・ストークS→カリボールとスイーズドリームスとステイオンザトップ

と、全部で7頭を使いますんで、どの馬にも、「勝って自分の誕生日を祝いたい」っちゅう思いが込められとる筈やから、注目しとった方がエエやろう。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、
「馬券で食っていける自信」
を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今日のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、角田晃一厩舎がスレイプニルSに使う、吉澤克己オーナーの持ち馬マスターフェンサーや。

この馬について、ようワシに美味しい話を教えてくれる、「育成牧場長のGさん」から届いた報告を紹介しときます。

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吉澤克己オーナーは、浦河にある育成牧場、「吉澤ステーブル」の代表ですね。

1996年に吉澤オーナーが立ち上げた「吉澤ステーブル」は、主にBTC(軽種馬育成調教センター)の施設を育成に使っていて、2年目に手掛けたウメノファイバーが1999年のオークスを勝っています。

その後に育成を手掛けた馬も、タニノギムレットが2002年のダービーを、サンライズバッカスが2007年のフェブラリーSを、ゴールドシップが2012年の皐月賞と菊花賞と有馬記念や2013年と2014年の宝塚記念を、レッツゴードンキが2015年の桜花賞を、それぞれ勝っていました。

そうそう、2012年の10月に吉澤オーナーは、滋賀県の甲賀市に、200頭ほどを預かれる育成牧場・「吉澤ステーブルWEST」を作っていましたし、2013年の10月には、茨城県稲敷郡の阿見町に、100頭ほどを預かれる育成牧場・「吉澤ステーブルEAST」を作っています。

こういう風に、トレセンの近くに育成牧場を作った理由について、吉澤オーナーは、「馬がトレセンにいる時間を短くできるので、馬主さんが厩舎に払う預託料を抑えられるから」と話していましたね。

しかも、2015年の12月には、滋賀県の甲賀市に、育成調教技術者を育てるための施設・「湖南馬事研修センター」を作っているように、吉澤オーナーは、馬の育成だけではなく、人材の育成にも力を入れているんですよ。

JRAの個人馬主でもある吉澤オーナーは、馬主資格を取った2004年から今までに、全部で100頭くらいを持っていて、一昨年は、16勝を上げて、「3億2467万円」という、今までで一番の賞金を稼いでいましたし、去年は17勝を上げて、一昨年の次に多い「3億1103万円」の賞金を稼いでいました。

でも、今年は先週までが「6勝・獲得賞金1億3907万円」という成績で、去年の同じ時期(5月まで)の「11勝・獲得賞金1億5290万円」を下回っていますから、今のオーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えている筈です。

それに、吉澤オーナーは、「吉澤ステーブル」の名義で、国内と海外のセールで馬を落札することが多くて、私が確認したところ、去年は、

■国内
7月8日(月)~9日(火)の「セレクトセール」→2頭を1億3068万円で落札
7月16日(火)の「HBAセレクションセール」→2頭を4320万円で落札
8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→4頭を5184万円で落札

■海外
9月9日(月)~21日(土)の「キーンランド・セプテンバーセール」(アメリカ・ケンタッキー州)→1頭を325万ドル(約3510万円)で落札

と、計9頭を約2億6082万円で落札していますが、「キーンランド・セプテンバーセール」が終わってから先週までに獲得した賞金は「1億9851万円」で、その内、馬主の取り分は8割の「1億5881万円」ですから、落札に使った資金を、まだ6割くらいしか回収できていません。
(落札金額は全て税込表記)

もちろん今は、「落札に使った資金の回収ペースを早めたい」とも考えているのでしょう。

こういった中、今日は、1着賞金が2200万円(馬主の取り分は8割の1760万円)のスレイプニルSにマスターフェンサーを使いますので、私が吉澤オーナーでしたら、この馬を預けている角田先生に、お釣りを残さないメイチの勝負仕上げをお願いしますね。

実際、私のところに届いている最終追い切りについての報告が、

「3日(水)、Cウッドに入れられて、6Fが83秒6、終いの1Fが12秒4っちゅう時計を馬なりで出しとりました。5月28日(木)に同じCウッドでやった一週前追い切りでキッチリ負荷を掛けられとったから、3日(水)はサッと流す程度やったけど、キレのあるフットワークで走れとったし、追い切った後はエエ気合い乗りを見せとったんで、力を出せるデキに仕上がっとるんやろ」

という、「私の見込み通り」と思える内容でしたから、いいレースが期待できそうです。

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角田晃一厩舎がスレイプニルSに使うマスターフェンサーについて、「育成牧場長のGさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。