「びわこ国体」の強化選手が、阪神牝馬Sを勝ちたい訳は… | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

先週のダービー卿CTで、
3連複27990円の万馬券を仕留めた、
「元JRA騎手」のワシが断言しとくで!

今週の桜花賞も、
伏兵馬が激走して波乱決着に…

この全貌は、ワシがブ厚く勝負する
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こんばんは。
鎌田光也ですわ。



音無秀孝厩舎のフランツ(牡3歳・父ディープインパクト)は、次走の予定が、5月5日(土)の「京都新聞杯」(芝2200m)ですな。

この馬は、ダービーを勝ったフサイチコンコルドや、皐月賞を勝ったヴィクトリーやアンライバルドとかが近親におる血統なんですわ。

フランツは、11月19日(日)の新馬戦(京都・芝2000m)を勝ち上がっとって、2戦目やった12月28日(木)の500万条件(阪神・芝2000m)は5着に負けてしもうたんやけど、その後、一息入れて、今年の初戦やった前走のアルメリア賞(阪神・芝1800m)では、後方追走から直線で内を突くと、鋭く伸びて突き抜けて、2勝目を上げとりましたな。

前走の後は、「ノーザンファームしがらき」(滋賀県甲賀市信楽町)で放牧されとりますわ。

この馬を管理しとる音無先生は、小さい頃にコックを目指してとって、中学を出てからは、レストランで見習いをやっとったんやけど、そこにおった3年間で競馬が大好きになって、それから乗り役を目指したそうや。

結局、1979年に田中良平厩舎から乗り役としてデビューしとって、1985年のオークスを、28頭立ての21番人気やったノアノハコブネで勝つなど、1993年に引退するまでに、全部で84勝を上げとりましたな。

乗り役を引退してからの音無先生は、田中良平さんの息子さんの田中章博(のりひろ)厩舎で調教助手をやって、1995年に調教師の試験に受かると、その年の6月に自分の厩舎を開業して、7月には早くも、イナズマタカオーを使った北九州記念で初の重賞勝ちを飾っとったし、オレハマッテルゼを使った2006年の高松宮記念や、カンパニーを使った2009年の天皇賞・秋やマイルCSなど、先週までに、重賞を64勝もしとるんや。

けど、オトコ馬のクラシックは、皐月賞はヴィクトリーで、菊花賞はオウケンブルースリで、それぞれ勝っとるんやけど、ダービーはまだ勝てとらんのですわ。

せやから、京都新聞杯に使うフランツには、「ここを勝ってダービーに」っちゅう思いが込められとる筈なんで、これからレースに向けて音無先生がどう仕上げてくるんか、最後までキッチリ確認して、馬券に活かしたいと思っとります。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、
松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎
で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、
「馬券で食っていける自信」
を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするのは、野中賢二厩舎が阪神牝馬Sに登録しとるクインズミラーズグロや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「元調教師のIさん」から届いた報告を紹介しときます。

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野中賢二君は、お父さんが厩務員やったから、物心が付いた時には馬が周りにいる環境やったんで、自然と乗り役を目指すようになって、10歳の頃に乗馬を始めたんや。

けど、中学3年の頃に身長が伸びてきたんで、乗り役になるのを諦めて、馬術に集中することにしたんですわ。

そうしたら、県内でたったひとり、中学生で「びわこ国体」の強化選手に選ばれるほどの腕になっとったし、高校に進んでからも馬術部に入って注目されとりましたな。

そんで、1982年に藤岡範士(のりひと)厩舎の厩務員になって、次の年の4月からは、調教助手として経験を積んで、2007年に調教師の試験に受かって、次の年の3月に自分の厩舎を開業しとります。

でもって野中君は、厩舎を開業した時に、トウカイテイオーやフラワーパークやスティルインラブとかを育てて、定年を待たんで2008年の2月に引退した松元省一さんの厩舎から20頭を引き継いどって、その中にはトウカイトリックがいましたな。

トウカイトリックは、2010年の阪神大賞典で、野中君にとって初めての重賞勝ちを飾ってくれた馬やし、その年の秋には、この馬でオーストラリアのコーフィールドCとメルボルンCに挑戦できたんで、彼は、この馬を引き継がせてくれた松元さんに心の底から感謝しとる筈ですわ。

で、2010年の阪神大賞典の後は、なかなか重賞を勝てなかったんやけど、2012年の12月には、トウカイトリックを使ったステイヤーズSで2年半振りに重賞を勝っとったし、エーシンメンフィスで愛知杯も勝って、この年は、全部で23勝を上げて、「4億6079万円」っちゅう、今までで一番多い賞金を稼いどりました。

せやけど、それから去年までの5年間は、

2013年→16勝・獲得賞金2億4996万円
2014年→28勝・獲得賞金4億0388万円
2015年→26勝・獲得賞金4億1133万円
2016年→23勝・獲得賞金4億0660万円
2017年→20勝・獲得賞金3億2110万円

と、ずっと2012年の賞金を下回っとるんで、今年の野中君は、「必ず巻き返したい」と考えとる筈ですわ。

けど、今年に入ってから先週までは、「5勝・獲得賞金8638万円」っちゅう成績で、去年の同じ時期(3月4週まで)の「8勝・獲得賞金9510万円」を、勝ち星と賞金のどちらも下回っとるんで、きっと今の彼は、「賞金の高い特別レースを勝って、もっとペースを上げなアカン」と考えとるんやろう。

そんな中、今週は、1着賞金が5500万円の阪神牝馬Sにクインズミラーグロを登録しとるんで、メイチで仕上げてくる筈やで。

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野中賢二厩舎が阪神牝馬Sに登録しとるクインズミラーズグロについて、「元調教師のIさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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★ 元JRA調教師・山田要一(よういち)のブログはこちら ★

★ 元JRA厩務員・小西聖一(せいいち)のブログはこちら ★

ほなまた。