新しい雑誌での連載が始まりました。
いつも僕が口にしている、
『自然栽培』というワードが、雑誌のタイトルです。
僕らのこの『身体』というのは、
仮初(かりそめ)の宿です。
宇宙のタマシイが地球へやって来て身体へ宿るとか、
そういう怪しい話しじゃなくて。
イメージは、こんな宿。
『身体』というホテルの中には、
36兆個の細胞が生きています。
これらの細胞は、口から入ってくる前も「生きていて」(⇒必読過去記事)、
生きたまま、食道を通り、
胃酸も超えて(「カタチ」は死にません)、
腸の中で、合体したり、分化したり、変化(へんげ)したりして、
腸管から身体の中に入り、
血流に乗って、身体のどこかの部屋へ行き、
また、いつの日か便として『身体』を旅立つ。
そう、『身体』とは一過性のモノなのです。
偶然たる集合体。
たまたま、『あなた』というホテルの部屋に、
いま36兆個の生命体が「宿っている」だけであり、
骨でさえも、3か月では完全に原子ごと入れ替わるのです。
さらに真実は、ホテルの壁も床も鉄筋も、『細胞』であり、入れ替わるので、
『あなた』なんて生命体が居る訳ではなく、
36兆の生命体が、偶然に集合して居合わせている状態が、
『あなた』なのです。
『あなた』という、偶然たる集合体が、そこに居ます。
だから、
食べたモノで身体が出来ているという説明より、
食べたモノたちが、『身体』というツミキの状態でバランスをとっている事になります。
また、最近の研究では、脳の指令よりも先に、
腸からの指令ホルモンがある事が判明しており、
要するに、「食べたモノ」によって「意思」が変わる事が分かっています。
「こっちにしよう!」「海外旅行へ行こう!」「靴が欲しい!」など、
あなたが自分の「意思」で決めたと思っているその全てが、
実は、食べモノたちが、あなたの「脳」へ指令を出しているのです(⇒腸があなたの意思決定をしている)。
「あなた」という、身体なんて無い。
「あなた」という、意思すら無い。
あるのは、
ホテル『あなた』に、偶然にも宿っている、
36兆個の生命体たちです。
だから、出来る限りナチュラルなモノを。
=「地球」と親和性の高いモノを食べたいし、
地球に優しいモノを使ってほしい(⇒洗剤無しマグちゃんとか)から、
このブログには何度も、
身体や地球に優しい生活に関する記事が登場します。
農家でも無いのに、自然栽培を応援するのは意味不明かもしれませんが、
『人』には、役割があります。
『身体』と言うホテルに泊まっている、
36兆個の生命体にも役割があるように。
例えば、305号室の「右鼻」という部屋に泊まっている生命体と、
905号室の「網膜」という部屋に泊まっている生命体では、
役割が違うように。
地球と言うこの仮初の宿に住む、『身体(わたし)』にも、
役割が様々にあります。
農家さんには、農家さんの役割が。
都会でソレを食べる人には、食べる人の役割が。
利益だけを考えたら、農薬たっぷり肥料たっぷりの野菜作りに成る中、
「食べる人の事」「地球の事」を考え、
真摯に消費者と向き合ってくれている、自然栽培の農家さんたちが、
一生懸命に作ってくれた野菜を、
都会に居る僕たちが、応援しないでどうする?
という気持ちになります。
このFacebook投稿の、
「都会に居る私たちが(自然栽培農家さんを)支えないでどうする」
という文字を見た時、僕はココロが震えました。
自然栽培VOL.15 あなたも地球も「菌」でできているよね。
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きっと、あなたも震えるはずです。
その震えを、ぜひ周囲へ。
「地球というホテルに偶然居合わせている仲間」へ、
シェアしてください。
これを読めば、生き方、生活の仕方、地球の一員としての立場など、
色んな変化が起こると思います。
また、先月のアースディ琉球の動画も、
とっても素敵に出来上がりました。
どうか、この動画も多くの地球仲間へ、シェアされますように。