ナチュラル海外インテリアで
自然に癒される、空間づくり✧˖°
名古屋タカシマヤで開催されていた
北欧デザイン展に行って来ました。
見た目の色形だけじゃなく
北欧デザインが生み出される
文化的な背景を感じられる
心温まる
とても良い展覧会でした☺︎
関西では夏に開催されるみたいです。
『ていねいに美しく暮らす』
という副題が付けられていますが
19世紀末から、北欧では
「美が人生を豊かにする」
という考え方が浸透していたそうです。
北欧デザインになんとなく惹かれる✧˖°
という方は多いと思いますが
北欧の人々の
毎日の生活を
慈しむ想いが根底にあり
実用的な工夫への探究と
暮らしを楽しむ遊び心が
デザインの随所に表れていて
見る人、使う人に
伝わるからなのかな、
という気がしました。
パーソナルチェア
北欧デザイン、といえば
椅子、照明
を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
椅子の展示を見ていると
北欧のデザイナーの方々が
いかに座り心地を考え、探究しながら
設計していたのかが伝わります。
人体工学を駆使した
体に添う形
座った瞬間の座り心地や
長時間座っていても疲れない工夫
居心地の良い
自分の居場所を
大切にしているデザイン
椅子研究家の織田憲嗣(のりつぐ)氏が収集された
北欧デザインの椅子がズラリ!
圧巻でした。
新品ではない
実際に使い込まれてきた感じが
何とも、味わい深く
生活に溶け込んで
長く使われてきたのが
見て取れました。
美しい生活用品
グラス
カトラリー
花器
など
普段の生活で使う
日用品はどれも
とてもシンプルで
色も形も、ただただ、美しい
暮らしを大切にする北欧では
物を選ぶときも
じっくりと
お気に入りを
吟味するそう
そのためか、デザインも
細部まで考え抜かれたのかなと思わせる
シンプルながらも
存在感があって
使う人のことを考えてくれたような
温かみも感じられる
デザインやものづくりの丁寧さが
使う人にも伝わって
丁寧に暮らしたいと
思わせてくれるのかも知れません。
う、美しい‥
生活を楽しむ遊び心
シンプルで実用的な
デザインの中に垣間見られる
遊び心がたまらない‥☺︎
北欧って森のイメージもありますし
鳥がお好きな感じがしますよね🥺💕
水差しや花器などの口元を
鳥っぽくしたり‥𓅫
鳥の置き物を窓辺に置いたり‥笑
発想がかわいすぎ☺︎
また、北欧デザインといえば
今回の展覧会のテーマでもありますが
自然のモチーフを取り込んだ
有機的なデザインが多くあります。
毎日を、
忙しいだけの生活にするのではなく
自然をいつでも感じられる
デザインと遊び心で
暮らしを楽しんでいるんだなぁと
ほっこりした気持ちになりました。
照明で変わる北欧の一日
今回、個人的に一番良かったのは
時間とともに照明が灯っていく
北欧の一日を体感できる展示でした☺︎
細かいインテリアコーディネートも
とても素敵で、勉強になることばかり✎
ここでは、実際に幾つかの名作椅子に座って
展示をゆっくり見ることができます!
緯度が高い北欧で育まれた
時間の流れと共に変化する
温かみのある灯りを体感できます☺︎
最初は、中央のキャビネットの上が点灯
↓時間とともに順に点灯して‥
日本では、高度経済成長期の
画一的にただ白く明るく照らしてきた名残が
まだあったりもしますが
もともとは、和紙や木材などを使って
光を上手に取り込んできた
陰翳礼讃の国
北欧と日本には通じる文化も多く
ここ数年は
Japandi(ジャパンディ、Japan + Scandi)
のデザインも人気です。
循環する暮らし
北欧では、人生の節目に
椅子を買ったりもするそうです。
じっくり丁寧に選ばれた
家具や生活用品は
大切にケアされながら
世代を越えて
受け継がれるそう
大量生産の工業化が進む時代に
「美が人生を豊かにする」という思想のもと
手工芸品を守りながら
組み立て式や積み重ねられる家具も編み出して
コストカットしてきたのも、北欧の知恵
私たちは今まさに
新しい循環する暮らしを
試行錯誤している時代
今回の展覧会を観ていてふと浮かんだのは
良いデザインは、色褪せない
もともとデザインとは
見た目の色形だけではなく
暮らしや社会を整えたり
課題を解決する手法などのこと。
技術や考え方も大事ですが
根底にある想いが
デザインに表れているんだなと
改めて思わされました。
北欧の暮らしに根付いている
『美が人生を豊かにする』という想いが
ていねいで
美しく
温かい
北欧デザインに表れています。
最後まで読んでくださいまして
ありがとうございました!✧˖° ♡
ではまた☺︎
めぐみ