淑女との戯れ ダットサン フェアレディ -47ページ目

淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

平成5年2月15日 中古新規登録完了!

 
今とは違って希望ナンバー制度などない時代、目指す登録番号をつけたい場合には、登録受付に並んで希望する番号に受理してもらえるようにしてもらわなければならない。
まず受付で、今は何番の交付ですか?などと聞き、また封印場で交付されている番号から状況を確認するのである。
さらに、受付担当官に○○番が欲しいのです等と告げ、こちらの意図も知ってもらうことも大事なのこと。
もちろん、当時は運輸省の役人であるから”わかりました”などいうことは一応形式上ないのですが、わかってもらえるのだ。
 
ただし、すいている時間ならまだしも、朝一で登録者の列が長いときなどは厳しい。当然ディーラーさんなどは一人で複数台の登録にやってきているので、順番を数え、希望する番号がその間に入るようでは交渉でもしない限りは絶望的である。顔なじみなら割り込ませてもらえるかもしれないけれど、そこまでずうずうしくもできないし親しくもない。プロで仕事で来ている方々にとって趣味人等は邪魔者であるに違いないのであきらめるのである。
 
前回話した淑女の前の愛車、御者座の一等星の時は、当日の概ね良い番号で登録ができたが、淑女の場合は結果的には妥協でした。
どういうことかというと、希望する番号までに当日の登録車の数が到達せず、仕方なくその日の最後の登録番号で受理してもらった由。
仕事の合間に登録に来て、翌日以降来ることもままならないので仕方なくなのである。
 
何はともあれ無事にナンバープレートが交付され、”1年間”の車検有効期間を与えられたのである。
 
そう、このころはまだ、新車から10年の越えた乗用車の車検有効期間は1年間だったから。
昨今、旧型車両の増税問題が浮上していますが、このころは或る意味一年毎の車検にされたことでの結果的に割り増しの税金は納めていたことを思い出した。
 
今は希望ナンバー制度ができ、だれでも欲しい番号を”買える”ようになったため昔のように並んだり交渉したりということをする必要はなくなった。それだけにその過程を楽しむような面白みも感じず、好きな番号にすることにまったく興味がなくなってしまった。
 
街を走れば一日に”8888”なんていう番号を複数台見るのが当たり前になってしまったからで、昔のようにそんな番号を見て”スゴイ!”」などと狂喜乱舞するような思いは湧き上がっても来ないからである。希少という楽しみがなくなった。なんでも用意されてしまっているというのは偏屈な趣味人のとってはつまらぬことなのかも知れませんね。それとも、年齢を経てワクワクしなくなっただけかな。
 
そういえば、当時の陸運事務所の裏の職員駐車場には、今で言う希望番号のようなきれいな数字並びの自家用車があふれていました。気持ちはわかります。にんげんだもの!
 
淑女との馴れ初めのハナシ 次回が最終章です。
 
つづく

それまでの相棒は御者座の一等星。おにぎりパワーの彼女でした。

 
とても美しく非の打ち所のないコークボトルラインのボディは極上。そして時々すねたりするのが可愛いやつでした。
 
しかし、優等すぎて小生には何か物足りなくなってしまったのです。
そして、その美しさを保ち続ける自信もなく経年劣化していく姿を見るのが耐え難くなっていました。
 
そして別れてしまいました。
 
風の便りで、彼女は広島で元気でいることが最近知りました。
フルレストアされ、新品のエンジンになり素敵なガレージが住まいのようです。
安心しました。この年式のこのグレードは日本に4台しか残っていないそうです。
あのままここにいたら朽ちていたかもしれないと思うと良かったなと思います。
 
 
 
さて、淑女とはその後の出会いとなります。
あるところにローウインドウのフェアレディを探していると頼みました。
なぜかって?それは子供のころに好きだった車でもあったから。
家の近くのカーポートのある家にもその後姿を見ていました。
実はここに後日談があるのです。
 
数ヵ月後、見つかったよと連絡が入り、早速購入前提で見に行きました。
それは、遠く関西にありました。
 
外観は妙に厚ぼったく、腐れのふくらみもあり、内装もオリジナルの内張りから適当なものに換わっていて既に劣化。リヤは鉄板を黒く塗ってあるだけ。ダッシュボードも茶色く錆びているし、ステアリングもあまり似合っているとはいえないMOMOになっている。計器類もバラバラ、完全なベース車両でした。
ただ、致命的な欠品も無く、床もしっかりしている。機関も白煙が出るものの機能上は問題ないレベル。
なんとも、再生しがいのある状態であり、くたびれたポンコツであることは否めません。
 
早速、購入する方向で話を進め、乗って帰れるくらいの点検整備を依頼し一旦引き上げました。
後日、仮ナンバープレートを持参して自走で500kmの道のりを高速道路経由で帰路についたのです。
 
ところが早速その高速道路走行中に、最初のトラブルが・・・
 
スピードメーターが動かなくなった・・・
 
先が思いやられますね。
 
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とりあえずそのままの状態で登録だけしてしばらくはそのまま乗っていましたが、そのままというわけにはいきません。それからが戯れの始まりなのでした。
 
つづく


取り外してある淑女の幌骨を磨いてみよう。

 
恐らく50余年の垢がたまっていて見事に汚いのである。
 
各部のメッキ部品は概ね再メッキしたのですが、大物である幌骨については行っていなかったのです。
塗装してしまおうかとも思っていたのですが、剥がれても嫌だし寧ろもっと不自然な状況にもなりかねないので磨いてみることにしました。
 
アルミ・ステンレス・真鍮等の金属部品や、プラスチックの磨きだしには、おなじみのピカールで行うことが常套手段でありますが、研磨剤主体のため削れ過ぎや変に固着した汚れなどは取りづらい面もありました。
今回磨くことにしました幌骨もピカールでは時間がかかるばかりで、はかどらなかったので、
 
新兵器(大げさ!)を用意しました。
 
これは、「サビトリキング」という商品でジワジワと知る人も増えています。
元々は、バイクのクロームメッキの仕上げ下処理用として販売されています。
要はメッキの表面をキレイにするものということで使ってみることにしました。
 
以前、サンプルをオールドタイマー誌の広告で見て取り寄せ試用してみたところ、
ピカールよりもすばやく対象物の錆やメッキのクスミ汚れが落ちて、
これないいな~と感じそれ以降愛用しています。
 
効果が早いのは、含まれている薬品による効果が大きいのだと思います。
上手く汚れやサビを溶かすような効果があるのでしょう。
必要以上に研磨剤に頼らないので削りすぎがなくて良いです。
 
磨き終わったら仕上げに「メッキング」を塗布しました。
これは、塗装で言うところのクリヤー仕上げですので、メッキの光沢が深まり、中古品でも意外と満足するほどのメッキの光沢が蘇ります。
 
ガラス皮膜とのことですので、コーティング効果も期待できます。
 
ほったらかし!→丁寧に使い込んだ味わい! ものによっては新品!?
 
という感じの良い効果が出るかもしれませんね。
 
 
さて本題へといきましょう。
 
まずは、ビフォーアフターをご覧ください。
 
見ての通り、左が磨いたもの、右が磨く前のもの。
 
元のメッキ処理は、ユニクロメートメッキと思われます。
 
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ジャジャ~ン!この違い! 
 
これ、ただただサビトリキングで磨いただけじゃないのです。
やはり、いきなり磨こうとしてもこの汚れが強固にへばりついていて中々落ちてくれませんでした。
 
そこで、強制的に落とすためにまずはワイヤーブラシで試み、
次に、カッターの刃の背等(刃の部分以外)をスクレーパーとして利用してガシガシと表面の汚れを落としました。
結果的にはカッターの刃を主体に使って落とし、
細かい残りを、真鍮のワイヤーブラシで磨き、
赤錆の出てしまっている部分のみ鉄のワイヤーブラシ、カッターの刃や精密ドライバーの先端で削り落としました。
 
どうやら、この手の汚れはサビたものというよりも「積年の汚れ」が主体 のようです。
これの掃除が、主たる作業です。
          (今から考えれば、洗剤使用して一度洗ったほうがもっと効率的だったのかもしれません。)
 
ここでの注意は、刃の部分は絶対に使ってはいけません!
無用な傷をつけてしまうだけの残念な結果になってしまいます。ご用心!
 
ここまでの処理は、ウェットブラストができるともっとキレイになるようにも思いました。
 
恐らくキャブレターにOKな方法なので、メッキへの攻撃性もあまり影響が出ないと推測していますし、
磨きでは取りきれない凹んだ部分の汚れも取れるでしょうから。
機会があれば、小さなもので試してみたいと考えています。
ただし、保証はできませんが(苦笑)
 
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地道な作業ですね。
 
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ひと皮剥けたところで、サビトリキングで歯ブラシやウエスを用いて磨いていきます。
この通り!中々の光沢が現れてきました。
すべてが終わった後に、メッキングで仕上げます。
 
ユニクロメートやクロメートメッキでは、
クロームメッキほど気を使う必要はないですね。
(厚塗りすると虹ムラが目立つというもの)
 
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後は、リンクのガタつきがあるので、カシメることにします。
 
写真では万力使っておりますが、思うようにいかなかったので、最終的にはハンマーで適度にたたきました。
ちょっと硬いかな?ぐらいで動きがスムースになりました。
カシメ直すだけで、動きがこうも違うとは!
仕上げにリンク部分には注油をします。(シリコンスプレーを使いました)
 
幌が動きづらい方は、カシメ直してみる価値ありです。
 
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なお、リンクにはナイロンワッシャーが挟まっていて動きのサポートをしているわけですが、
ダメになっている場合は、作成したものを差し込んでもいいでしょう。
 
ペットボトルのふたをポンチで抜いて、切れ目を一箇所入れてC型のようにして上手く差し込んでみてください。
本来は、もちろん切れ目など入っておりませんが、カシメのピンを外すわけにいかないのでこのような方法で行います。ちなみに、直径15mm、内径7mmで抜きました。(ベストかどうかはわかりません)
 
材料は、PP(ポリプロピレン)が扱いやすく入手しやすいでしょう。古いファイルの表紙などの再利用でも良いですね。
 
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まあまあキレイになりました。
いいんじゃないでしょうか(笑)
最初と比べれば大満足です!
 
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