エンジンのオーバーホール再開? ⑦ ロッカーの組立 | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

オイル管理って大事です!

 

漸くロッカーの組立となりましたが、ここも問題山積なのです。

 

元の鉄ヘッドを含め、数基のヘッドが集まりましたが、みんなジャンク相当品です。

そんな部品の中から、少しでも“マシ”な部品を選択し組み立てていかねばなりません。

 

さて、ここにはたくさんの「ロッカーアーム」がありますが、お世辞にも良品とは呼べるものがありません。

 

 

一見しただけではわかりませんが、問題は内面の状態です。

 

 

かじってしまって虫食いが酷いのです。

左のものなど使う気になれません。

右のものは、“まあマシ”で、良品とはいいがたいものです。

本来なら、新品に取り換えるか、スリーブ加工するなどするのが王道でしょう。

 

とはいえ、ないものはないので、“まあマシ”なものを選択して組み立てることにします。

 

そして、重さもまちまちでした。

 

 

軽いものは110g、重いものは128g、その差は18gもあります。

本当は軽いものを使いたかったのですが、110gのものは、虫食いが酷くて使い物になりません。

そこで、後ろの8個を抽出しました。

 

これを、グラインダーで研磨して、軽いものに合わせるように重量をそろえました。

 

 

側面も、フリクションロス低減のための摺合せをしました。

 

 

次に「ロッカーシャフト」です。

 

こちらも“まあマシ”なものを選択です。

ロッカーアームに虫食いがあるのですから、こちらにも当然のことながら虫食いがあります。

というよりも、「虫食い+磨り減り段差」という有様です。

 

 

これも何とかしたいものです。

当然、新しい部品はありません。

 

ところが、新しい部分があるんですよ!

 

このロッカーシャフトを180度回転させると、新品のような磨り減りのない面が現れます。

 

 

同じシャフトの、上面と下面では全く違う状態なのです。

 

これについては、以前の記事、ロッカーシャフトの考察 を参照ください。

 

そこで、ひっくり返してしまえば、新品のようなものとして使えるわけです。

問題なのは、オイルを循環させるための穴と位置決めの為の穴、その二つの穴が必要だということです。

 

なので、開けてしまいます。

 

 

さすがに普通のドリル刃では歯が立たず、超硬刃を使いました。

以前、秋葉原のジャンク街で買い求めていたものが役に立ちました。

 

穴あけ後には十分すぎるほどに清掃をします。

 

そして、やっと組み立てられます。

 

 

 

 

ひと山越えました。

 

オイル管理が悪いとこんなにもダメージを与えてしまうという見本みたいな部品の数々でした。

 

もっとも、現代でこそオイルのグレードに「SL,SM,SN級」なんてありますが、小生が免許を取ったころは「SF級」が最上グレードでしたし、淑女が新車だったころは「SB,SC級」が一般的だったようなので、相当シビアに管理しない限り当たり前の症状だったのかもしれません。以前は10万km走ったらクルマとしては廃車するのが一般的だったのもわからないでもありません。

 

いずれにせよ、当時では考えられないくらいの高性能オイルが当たり前のように売っていますから、今後こんなトラブルはないとは思います。・・・たぶん(笑)