ロッカーシャフトの考察 | 淑女との戯れ ダットサン フェアレディ

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フェアレディSP311の再生記事を中心に、あれこれと気ままにつづっています。

半分削れるんだ・・・

 
手元にある部品で再生を試みておりますが、状態の悪い部品との格闘。
妥協と工夫でナントカしようとしておりますが、今回はロッカーシャフトです。
 
手元にある4本のロッカーシャフトの内3本はアメリカからの帰国子女。そのうち2本はあばずれのズベ公でどうにも更生しようがない酷い状態です。残りの2本も特有の消耗状態を示しています。
本来は交換すべき状況かもしれませんがこれの内1本を活かしていこうと思います。どちらにするかはまだ決めてませんが、1本は元々小生の鉄ヘッドに装着されていたものです。
 
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4本の状態は拡大で比較すると一目瞭然です。
左の2本は、光のラインが乱れていて表面の状態が凸凹になってしまっているのが確認できます。
右の2本は比較的良好・・・に見えますが・・・
 
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横からも観察してみます。
全周に渡って、削れて凸凹です。オイル管理がスコブル悪かったことでこのようなことになっているようです。カジリも酷いです。
これは使えません。
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比較的ましな方は、
シャフト上部は全く問題ないのですが、下半分は妙に光沢を放っています。
これは、半分だけ磨耗してしまっているということです。
 
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ロッカーアームも確認してみますと、
シャフトに接する内面の下側が磨耗しています。カジリも確認できます。
楕円の部分は、シャフトのオイルギャラリーの面取りがされていないので、その為の局部的な磨耗になっていると推測しています。
 
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上面は、寧ろ当たりがなかったかのようにちょっと残念な切削加工の地肌のままみたいな感じです。
 
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何故このような偏った磨耗が発生するかというと、構造的に下部のみに力がかかってしまうからです。
ロッカーアームに対してかかる力は、プッシュロッドからの突き上げによる力と、バルブスプリングの反発から来る力です。その両方からの力はロッカーアームを持ち上げる方向にのみ働くためにその接点であるロッカーシャフト下部の消耗が激しくなってしまう傾向であるというわけです。
 
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このシャフトにもオイルによる潤滑をしているわけです。
シャフトには、シリンダーヘッドよりオイルポンプの圧力によって供給されるオイルによって潤滑がまかなわれています。
シャフトは、その空転を防ぎ、オイルギャラリーからの供給を確実の行うために、セットスクリューによってセットホールに位置決めされて固定されています。
 
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ロッカーシャフトのオイルギャラリーには、[a]地点にある穴を介し、シャフト内を通りそれぞれのロッカーアームの内側にシャフト上下の穴からオイルが供給されます。
 
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仕組みはわかったので、磨耗してしまう問題点の善処と、磨耗している部品の再使用について考える必要があります。
もう大体の構想は出来ているので、実践はまた機会にすることにします。
 
本当にクルマにとってオイル管理の大切さが部品の状況から再確認させられますね。