大体の数字を掴んでみたい
バルブスプリングレートを測るには、バルブスプリングテスターなるものが必要です。
アマチュアにとって縁もなければ見たこともない。プロであってもあまり使っているのを見たことがない。
ノーマルスプリングなら測る必要性などないし、強化品を購入すると恐らく○○kgなどと表記されているのだろうからその必要もないし、交換すればそれでよしとするチューニングが主流だろうから。
毎度のことですが、寄せ集めの部品なのでプロフィールが全くわからず、大体近い数値の部品をそろえる必要性から今回の計測を実施します。
これらの部品は、R型から外したもの、RB20Sエンジンから外したもの、カワサキのニンジャについていたもの、その他、解体屋さんで見た目に似たものを適当にもらってきたものなどごちゃごちゃとありましたので、その中からチョイスしました。
さて、まず用意しなければならないのは、バルブスプリングテスターです。
もちろんありません!
なので、身近なものの組み合わせでそれらしい計測が出来るように工夫してみます。
それがこれです。
卓上ボール盤に体重計を載せたものです。
要は、沈み込み量に対するその時点での力を知ることが出来れば事足りるわけです。

計測のポイントは2点としました。
・シリンダーヘッドにスプリングをセットしたときの長さ
・カムが回転してフルリフトしたときの長さ
これらを確認するために、「a,b」の木片を切り出しそれぞれの定規としてみました。

ボール盤のハンドルによって軸を下げていき、板を介してスプリングの圧縮が始まります。aの定規に板が当たるところがセット長になるのでその時点での重さを計測します。これがセット時のスプリングレートになります。
モーターを使った自動装置のようにはピタリといきませんので、何度か上げ下げしながら数字を探ります。上の写真のスプリングは30kg程度と判断しました。
同様に、bの定規を使いフルリフト時のレート計測をします。
そして、沢山のスプリングの計測を終えた結果です。

上段がセットレート、下段がフルリフトのレートです。
同じように見えても意外と数字がばらばらです。
この中からどのように組みつけていくか考えるのも楽しいものです。
全部同じだったらそれはそれでよかったんですけどね。
因みに、カワサキニンジャのものはフルリフト前に密着してしまったのであきらめました。
しなやかで良さそうだっただけにちょっと残念に思っています。