経理の実務と心得、ときどき事務ノウハウ。 -86ページ目

証憑類のまとめ方

お疲れさまです。Mです。

請求書や伝票に入力する書類(証憑類といいます)は、ある程度まとめておかないと探すだけでも労力を要しますね。

会社によっていろんな方法を実践されていると思います。

私が実践しているのは透明のA4クリアファイル。

キレイなもの、未使用のものは使わず、いったん使用したものや傷がついて再利用しづらい(社内のみでしようできそうな)ものを用意します。

これを2部用意します。

1部は「現預金入力用(現金主義用)」

もう1部は「振替伝票用(発生主義用)」

現預金の入力は、当月発生の入力のものが多いことおよびすべて現預金の入力対象の証憑なので、当月分の証憑書類にまとめられます。

入力→ファイリング、の流れになります。

もう1部の振替伝票用は、請求書や納品書、売上のデータといった証憑となります。これらは、中小企業ですと支払をしたときにファイリングする書類が多いと思います。

現預金のほうで処理をしてしまうと、そのままファイリングをしてしまって支払を忘れてしまう、なんてことにもなりかねません。

入力→翌月必要な場所へ

社会保険料の引落は月末が銀行休業日ですと、現預金ではなくて、翌月の処理になりますから、振替伝票用のほうに入れておくと間違いがなくなります。

クリアファイルに見出し(テプラ等で作るといいですね)をつけておくと、ファイリングされてすっきりします。

まとめて購入すると1枚10円程度なのでケチケチしなくてもよいでしょう。

むしろ、退職者が出てくると、こんなにクリアファイル使ってたの?というくらい、古いファイルがでてくるので、結構再利用可能です。




にほんブログ村 経営ブログ 財務・経理へ  人気ブログランキングへ
<あなたの1クリックが私を上位へ押し上げてくれます^^>

【本】Mr.金川千尋 世界最強の経営

お疲れさまです。Mです。

今回は,この本を読みました。

Mr.金川千尋 世界最強の経営

経営と題されていますが、著者は、信越化学工業の金川社長のもとで、38年間「経理・財務」部門の実務一筋で来られた方(金児昭氏)です。

その著者からみた社長(上司)である金川氏の経営の姿を語っています。

経営に関することについて、信越化学工業での金川社長の姿を、社長の性格も含めて、一つ一つエピソードも添えて語られています。

その中でも特に印象的なのは、第7章「最高の世界事業を実行できるか」について、語られています。

まさに経営の根本

『正攻法の経営』

基礎研究をおろそかにしない、レイオフをする経営は成功しない、スピード・変化・時間厳守、といった基本的なことが述べられています。

当り前のことのように感じますが、言うは易し、行うは難し。

世界のトップを維持し続けるということは並大抵ではないでしょう。それだけでもすごいことです。


経営とは少し離れますが、金川氏の上司である小田切氏(当時、金川氏が常務だった頃の社長)は、経理・財務の仕事について、このように語っています。

「経理・財務は事業部門の僕(しもべ)になって働いて、決して威張ってはなりません。ただ、会社の財産を守るのが経理・財務の唯一最後の仕事です。もしも会社の財産を危うくする人がいれば、社長である私をも許していけません」(本書より引用)

数字を作り上げた上で分析等するのも経理・財務の仕事と思いますが、最終的にはこうなるのが真の経理・財務の姿かもしれません。

憂いのある場合は、社長をも許さないという断固たる態度。どうしても社長には逆らえない、という会社においてはなかなかできないことです。ましてや、社長自身がそれを部下に言うのですから、筋がびしっと通っていますね。

誰もがすごい、と認める経営者。いいですね。

Mr.金川千尋 世界最強の経営/金児 昭

¥1,575
Amazon.co.jp

「内部牽制」とはいったいナニ?

お疲れさまです。Mです。

「内部牽制」→「ないぶけんせい」と読みます。

野球で「一塁へけんせい球を投げた」って言いますよね。あの「牽制」です。

経理でも、私一人のようにすべてをしてしまうと、やりたい放題ですね。会社を任せる経営者や出資をした株主さんとしては不安な訳です。

そこで、ちゃんと処理をしているか、不正をしていないかをチェックする、それを同じ部署で行うことを「内部牽制」といいます。

上場する際には厳しく求められます。

1.会計処理をする人
2.現金を扱う人
3.承認する人

最低3名は必要です。

例えば小口現金処理の場合。あなたが現金精算を申請したとします。

申請書をチェックし、現金を支払いますね。現金を支払った人と会計伝票に入力する人が一緒だと、間違いをするかもしれません。金額が合わないかもしれない。

金額が合わなかった場合、「1円くらいいいか」と強引に合わせてしまうかもしれない。

そんなリスクがある訳です。

強引にあわせよう、と二人で決めてしまうかもしれない。

そこで、承認者が伝票をチェックする、現金が合っているかチェックする。

相互の確認機能が働くのです。

昨日のリストラで3人から一人にしたのはそういう意味での3名体制でもあったのです。

この牽制機能が結構重要視されるのです。

信用の有無ではなく、客観的に見ても不正ができない体制、が必要なんですね。そういう点では上場企業は仕組みがしっかりしています。

中小企業ではあってないようなものですが・・・。


にほんブログ村 経営ブログ 財務・経理へ  人気ブログランキングへ
<あなたの1クリックが私を上位へ押し上げてくれます^^>