Missing -2ページ目

Missing

どうかこの意味のない言葉の羅列が

終わりのない夢路に迷い続ける僕を僅かに残せるように。





僕はこれからも、此処で夢を見続ける。

変わらないんだね、いつまでも君だけは。

陽炎のようにうつろいながら、影は光の中に在り続ける。

そんな君を、僕は何よりも愛していた筈だったんだ、きっと。

全ては僕のためにあり、

君は君だけのためにあり、
僕は僕のためだけにあり。

そうしていつまでも夢を見続ける。

意味のない言葉を、価値のない言葉を。
どうか今の僕が何かに意味を求めませんように。

僕はこの場所で、独りそう願おう。

ほんの少しの罪悪感を。ほんの少しの背徳感を。

君に、世界に、静かな拒絶を向けながら。

私は私であり、俺は俺であり、僕は僕でもある。

たくさんの私と俺と僕、そして『アタシ』

所謂一人の多重人格者。ただ、それだけのこと。



晴れすぎた霄に手を伸ばしている。

遠くもなく近くもない其れは
僕の心を静かに掻き乱しながらゆっくりと色彩を戻してゆく。

そうしてきっと、名前も意味も価値もない何処かで
名前のない寂れた感情を抱きながら、
枝分かれた未来には
温かさも冷たさも絶対零度の狂気に染まるのだろう。


心地良い程の吐き気と不純な気道回路。
感覚過敏、深い罪悪感が只管に僕を浸してる。

闇に沈む天井を眺めながら、彼の声を何度も思い出す。

分裂する何もかもに思想を重ねて、
僕の眼を無性に痛ませた、あの歪みの日を眼に映す。

僕の中からひっそりと消えた白い猫と青い蒼い霄。
そしてたった少しの雫を香らせたあの赤い紅い華々。


思い返して不意に夢から覚める。


願うのは、ただ君が君で在れるように、と。
祈るのは、ただ僕が僕で在れるように、と。


生きるも枯れるも、ただ全ては本望で有れ、と。
さぁ、僕はあとどれ位生きられるだろう。

何かを選ぶも壊すも自分次第。
なぁ、如何せならとことんやろうぜ、My Lover.

静かな夜。

静かな夜は、いつだって、誰かを泣かせている。
けれども静かな夜に独り泣く人は、優しい人だと想う。
君は、君から生まれ、君は君である。

そして、何処へも行かない。