Bar では、‘アガるカクテル’を望みます。
気分がアガって、女度もアゲてくれる、そういうカクテル。
それを飲んでいる自分が、ちょっと魅力的にうつっているだろうと
自分でそう思って満足しながらカウンターに座っていたいのです。

そういう時は、願わくば、赤かピンク色のカクテルをつくっていただきたい。
自分の状態にもよるのだけど、
ここのところは、なぜだかそういうステージなのです。

それはまさに、昨日の深夜の私。。。

そんな私にマスターが出してくれたのは
‘スカーレット・オハラ’というカクテルでした。
「風とともに去りぬ」のヒロイン、スカーレット・オハラをイメージして
作られたカクテルで、サザン・カンフォートという、ピーチ、レモン、チェリー等のフルーツと
数種のハーブが原料のリキュール。それに、クランベリージュース、ライムジュースを混ぜてシェイクしたもの。

透き通った、赤とピンクの中間のような
なんとも言えない美しい色合いで
見てよし、見られてよし(だったと思いたい)、の、
女の子にとって使える要素満載のアイテムだな、とメモりながら
甘くて爽やかなその味に私は心底満足してしまったのです。

またまた店に長居してしまったのは言うまでもありません。
最近は、ラムを、よく飲みます。
ラムはラベルもカワイイのが多い。
ロン・デル・バリリットというプエルトリコ産のこのラムも、
とくに愛らしいイラストが描いてあって、ついつい何度も手にとってしまうのです。



ラムっていうと、カリブ海の、明るく陽気なイメージだけれども、
実はヨーロッパ諸国の植民地政策から発展していったお酒。
まず、アフリカから黒人を奴隷として西インド諸国に連れてきて、
サトウキビ栽培の労働力とする。
そしてその船に、西インド諸国の糖蜜を積んでアメリカに運び、糖蜜をおろし、
今度は、この地にある蒸留所で 糖蜜から作られたラムをつんでアフリカに戻り、
このラムは、アフリカで黒人と交換させる。。。三角貿易。
そんな中で、お酒としてどんどん有名になってきたのだそう。

このロン・デル・バリリットの箱にも、実は黒人のイラストが描かれているし。

労働者たちが、この愛するラムをくーっと飲みながら
きっと明るく働いていたんだろうなと思うと
私も陽気に、このラムを何倍も飲んでしまうのです(関係ない?)。
甘くて飲みやすいラムなので、ぜひ、バーなどで
ジャケ買い気分でオーダーしてみてはいかがでしょうか?
「築地部」という、部活動に参加している。
仲間うちでつくられた、定期的に築地のウマいもんを喰らう会。

なんせ、朝が早い。4時半起きだったりする。
本場の築地の男たちは、そんなもんじゃないんだろうけど。

それにしても、‘築地の男’という響きは、勇ましくて好き。
若いお兄ちゃんでも、年いったオヤっさんでも、
‘築地の男’という総称は、かっこいい。
決して抽象的な強さだけでなく、個々のキャラクターがたっていて
荒々しいんだけど、それでいて実は優しい(優しそうな?)とこが、いい。

今回は、部長が車を出してくれて、皆で乗り込む。
部長にとって、何度となくすべらせたであろう築地への道。
総称的に言わせてもらえば、部長もある意味、築地の男だな。
築地にかける情熱とあくなき探究心は猛々しい。
それでいて甘いものをかぶりつく時の幸福感に満ちた眼差しは
まるでうさぎとかリスとかの愛くるしい小動物のように、つぶら。

手慣れた手つきでいつもの駐車場に車を入れると、
部長と部員は、ゆっくりと、かつ迅速に、歩き出す。

魚臭い街、魚臭い通り、魚臭い人。

魚臭いというのは、とっても贅沢なんだ。

スカイ島産の、タリスカーというウイスキーがある。
ごつごつした、男らしい、刺激的なシングルモルトなんだけど、
なぜだか暖かみが感じられる複雑な香りと味わいがあるウイスキー。
男の街には、男の酒があう。
寒いうちにまた築地部が開催されたら、この酒を持参しよう。
築地の男たちに敬意を表して(単純に自分が飲みたいからというのもあるが)。