闇に佇みて -16ページ目

人生

謂わば花

語らば蝶の

どんぶり勘定

だれもが






僕が死ぬとき

僕が好きだったものは
何処へ行くのだろう

こう見えて
それなりの歳月を
過ごしたよ







好きだったもの



たくさんあるよ







気づき



それが
しあわせだったの
だろう

今思えば
そうなのだろう


古ぼけた
絵本を開いて
思い出したり

捨てあぐねていた
アルバムに
身ごと投影したり

手を握り
抱きしめたいにしえを
再現しようとしたり


いつか
弾けて消える
シャボンのように

儚く失う
七色の
時間


薄れて消えた
シャボンの
内側のしあわせ


漂わせて
喜んで

時の風が吹くままに
流されて

ただそれだけに

しあわせを
見出だしていた


たどり着ける先が
本当はあるのに


シャボンを吹く口元は


空気をいつも
吸って

空気をいつも
吐いているのに