富加町の小さな名所。山登りをして加治田城を散策。 | 大工の休み時間

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三島建設の2代目大工が書く日記です。
大工成分は少なめです。

こんばんは。

1人で山城を楽しみました。

2代目大工の三島です。



ある休日のこと。

今日は時間もあるし1人でお出かけ。


自転車に乗って出発〜。

家から東へ。

まったりと自転車を漕ぐ。



向かうは富加町のあの山。


清水寺の看板で左へ。



うん、あったあった。

目的地の看板「加治田城跡」です!


でも平野にある城ではない。

山の上にある山城。


なのでココからは山登り。



登り口はこの清水寺かららしい。

コレがかなり立派なお寺。


滝もあって美しい!

は〜。


こんな山の中にスゴイなぁ。




説明によるとこのお寺。

あの京都の清水寺と同じ。


兄弟みたいなヤツなんだそう。


創建から1200年以上と歴史も長い。

このお寺だけでも一見の価値あるなぁ。




せっかくなのでお賽銭チャリン。


本堂を横目に山へ向かう。



しばらく綺麗な山道を進みます。


どうやら遊歩道として整備してあるっぽい。

アチコチにある分かりやすい看板。

迷わずに城跡へ向かえます。


緩やかな登り坂で楽々。

鼻歌混じりに進みます。



最初に着いたのは堀切。

ふふふ。


やはり堀切か!



ソレっぽいなぁと思ったんですよね。


看板を見なくてもなんとなく分かる。

山城にも少し慣れてきましたよ!





そんな堀切は山の尾根を切ったヤツの事。


なぜなら尾根は侵入しやすい所。

ソコをワザと壊して守りを固めるのです。


イラストのある看板で分かりやすいです。



堀切を過ぎると曲輪(くるわ)跡。

お城なら必ずある防護壁。

何重にも囲って敵の侵入を防ぐヤツ。



堀切ほどではない。

でもなんとなく分かるかな。



いくつかの曲輪を見ながら登山。

清水寺から歩くこと30分。


ついに主郭部に到着です〜。

しっかりと削平された山頂。


そこから見えるのは綺麗な景色。

は〜。


眺めいい〜。




しばらく座り込んで景色を堪能。

頭の中にある富加町の地図を思い出す。




え〜っと。


あの辺が夕田茶臼山古墳かな。

そんであっちがコンサートを聴いたタウンホールとみか。

さらに何度も遊びに行った半布ヶ丘(はにゅうりがおか)公園。

津保川に流れ込むのは川浦川。

加治田城と因縁のある堂洞城はあの山かな。



古墳探して走り回った富加町。

私もずいぶん詳しくなったもんだ。


知ると言うのはやっぱり楽しいことです。




しばし休憩してから周囲をうろつく。

城への入口を探したり


石垣の跡を見たり。

詳しい説明と案内図がたくさん。

おかげでとっても分かりやすい城跡巡り。



最近はこう言うのが増えてきました。


分かりにくい城跡。

ソレが最近は初心者に門戸が開いている感じ。


とってもステキな取り組みですよね!





その後も何かあるかなぁと山頂を歩く。

でもそこまでは分からない。


まだまだ城跡初心者が初級者になった程度。



さらに城跡を楽しむ。

ソレにはもう少し勉強しないといけません。



今日はこのくらいで十分か。


さ、かーえろっと。




行きと同じくノンビリと下山。

今日は色々と……ちょうど良かったな。



家から適度な距離。

自転車で来ても余裕で登れる山の高さ。

アチコチ散策できる規模の城跡。



壮大な城はソレはソレで楽しい。

でもこのくらいの規模で普段は十分か。



人も少ない。

自由度も高い。

情報も多すぎない。



1人で楽しむにはコレくらいがヨシ。


五稜郭や姫路城。

そんな規模まで行くと見どころあり過ぎる。



小さな普段の楽しみ。


最近はソレを見つけるのが上手くなった気がします。




むふふふ。


落ち着きがないと言われ続けた私。

ちょっとは大人になったんじゃないかな。


ウキウキ軽やかな足取り。

ジンワリと楽しんだ山歩き。


その緩やかな嬉しさをしっかりと感じ、また一つ富加町に詳しくなった加治田城の山登り&散策だったのでした。