こんばんは。
少し苦いビールをキャンプ場で飲みました。
2代目大工の三島です。
ソレはプールでたっぷり遊んだ長野キャンプ。
その後に疲れた体でゆったりベンチに座る。
は〜。
自然の中でのゴロゴロは格別〜。
……とその向こう。
長男はせわしなく準備。
彼は一人でバーベキューの用意をしているのです。
薪を割って火おこし。
うははは。
今まで仕込んだ甲斐がある。
炭に火をつけるのはもう余裕。
彼に全部お任せでサクサク進む。
ありがとうありがとう。
しっかり労働力になりました。
まずは長男の好きな豚肉から焼く。
塩をかけただけのシンプルなヤツが好み。
塩以外は味が濁る……のかな?
なお、お父さんはタレ派です。
ジュワジュワ焼き上がっていくお肉。
さぁ、そろそろか。
そろそろ……コレでしょ!
バーベキューと言えばビール!
今日はサントリーのトーキョークラフト。
爽やかIPAです〜。
青い空。
青い海。
ゴールデンな浜辺。
うーん、爽やか〜。
その爽やかさを演出するのは3種のホップ。
ギャラクシー、ハラタウブラウン、シトラの三種。
ホップって名前カッコいいなぁ。
原材料はその三種のホップと麦芽のみ。
ホップと麦芽のみ、か。
ビールらしいビール。
その辺はいつも通りか。
麦芽とホップは本当に組み合わせヨシ。
今のところつけいるスキがありません。
ホント奇跡の組み合わせですよね!
ではそろそろ乾杯。
火おこしお疲れ様〜。
プシッとグイッと。
缶で飲んだからかそこまで香りはしない。
味はとにかく爽やか。
苦味はそこそこ。
IPAという感じはあまりありませんね。
ガツンと苦い。
そんなのを期待すると肩透かしを食らいます。
苦いといえば苦い。
でもそれ以上にスーッと爽やか。
コレはIPAと言って良いのか疑問なほど。
うーむ。
ふぅ。
そうか。
コレが新しいIPAってヤツなのかな。
本来のIPA。
ソレは長い航海の間に腐らないよう大量のホップを入れたビールのこと。
メチャクチャ苦い。
でもソレが癖になる。
そんなビールだったはず。
でも最近は意味が変わってきている気がしますね。
ちょっと苦いとみんなIPAって付きますもん。
このまま行くとIPAという単語。
「苦みのあるビール」という意味になりそう。
「ムカつく」は「腹が立つ」と言う意味に。
「ヤバい」は「スゴイ」に。
「鳥肌が立つ」は「感動した」に。
言葉は日々変化する。
ビールは苦い。
当たり前だったその認識。
でももう通じない新しい時代が来ている。
だから苦いなら「IPA」と表示する。
ソレがニュージェネレーションな感覚なのかもしれないなぁ。
もはや「IPA」はインディアペールエールではない。
私は最近、そんな気がしてなりません。
時代の流れに逆らわない。
言葉をアップデートすべき時。
ソレがもう来ているんですね。
「ビールなんだから苦くて当たり前。」
そんなのはもう前時代的。
苦くないビール 。
今はもうたくさんあるんですもん。
苦味があるビールは全て「IPA」。
昭和だと「ラガー」という単語に似ているかな。
ソレも本来の意味とは違いますもんね。
古いビール感、今度からちょっと改めようっと。
そんな新しい言葉を感じながらチビチビ。
爽やかなビールをゆっくりと味わう。
そしてツマミに肉……
ではなくナス。
野菜が美味しいお年頃。
嫁さんの優しい気遣い。
ありがとうありがとう。
サッパリ美味しくいただきます〜。
しばらくののち炊き立てご飯も登場。
肉と米。
子どもたちが大好きなヤツ。
は〜。
パワフルだ。
うんうん。
いっぱい食べてくださいな。
たくさん泳いでお腹減ったもんね。
明日もたくさん遊びましょ。
西の空へゆっくりと日が沈む。
キャンプ場は夕焼けから夕闇へ。
残るは花火かな。
1日の締めくくりだもんね。
さ、花火に行きましょ。
そんで終わったらもう寝ましょ。
空になったトーキョークラフト。
ソレをカツンと机に置き、用意してきた手持ち花火を片手に川原へと向かったキャンプ場で飲むトーキョークラフト爽やかIPAだったのでした。