こんにちは
藤嶋 久美です。
先日、個人セッションを受けられた方で、
今後の人生において、
とても大切で有意義な気づきを得られたなあ、
と感じる方がいらっしゃいました。
自分を変えることに躊躇がない、
より良くなりたい、
知らない自分の心に向き合いたい、
こういう方は、気づきも大きく、
普段からより良くなりたい、
と思っている思考が現実化します。
その方は、とても心が動くことがありました。
イラッとしたり、
相手をバカにしたくなったり、
他の女性を見て、
同じ女性であっても、
自分はそうじゃない、
と言いたい気持ち満載だったのです。
見た目とは別に、
心の中が男性よりの女性がいます。
自分には男気がある、
その辺の男性よりも、自分の方が男らしい。
女性でありながら、
そんなおもしろいことを
平気で考えています。
恥ずかしながら、
以前の私はそのタイプでした。
今は、心理を学んだことで、
男性と女性の違いというものが
よくわかるようになり、
過去の自分の心が、
いかにおかしかったか
よく見えます。
男女の違いが全く理解できていなかったのです。
気持ちの上では、男でも女でもない
そんな意識、生き方だったのです。
実際、こんな私は男性とどこが違うのか？
と感じていました。
それを選んでいたわけですが、
子供も産んでいないし、仕事ばっかりして、
男性と何も変わらないじゃないか、
と思っていました。
女性ということの素晴らしさは
置き去りにして、
男性と同じように生きることも望むような、
そんな気持ちがあったのです。
心理学を学んでいた時のことです。
私が、
「リボンの騎士が好きです」
と言うと先生から、
「何故、どんなところが好きですか？」
と聞かれました。
「女なのに、男のように・・・、」
と言ったところで、
「欲張りです！」
と言われました。
欲張り。
その時は、よくわかっていませんでしたが、
今はその意味がよくわかります。
男のようにすることがいい、
そればかりではないんですね。
女性としてやるべき、
と自分が思っていることは、
ちゃんとできないと、
と思っていました。
例えば、女性らしい身だしなみなどです。
化粧もしないとか、
服装に気を使わない女性を見ると、
腹が立ちました。
女なのに、なんでちゃんとしないの？
と思うのです。
おもしろいですよね。
女性としての心はガタガタで、
全くわかってないのに、
女性らしくしていない人を見ると、
腹が立ちました。
今、わかりますが、
これはそのまま、
自分に言うべきことだったわけです。
女性らしくしなさい。
女性なのになんでそうなの？
実はそれが自分自身の課題だったのです。
周りに心を映す時には、
極端な形で見ます。
心は見えないので、
言いたくなることを見える形で
教えてくれるのです。
ここまで読んで心当たりがある方は、
欲張りさんです。
どこか、周りの女性と違和感を感じる。
女子トークが苦手。
一方で、女性としてのこだわりもある。
仕事ではプロ意識が強い。
など、そんな方ではないでしょうか？
無意識に、男性と同じようでないと、
とどこかで思っています。
その始まりは、幼い頃、
まだ自分の性別や男女差がわからない時分に、
男の子を見て、自分も同じことができる
と思ったことが元であったりします。
私は、第一子ですが、
生まれた時、１歳半上の男のいとこも
一つ屋根の下に居ました。
叔母の家族が一緒に住んでいたのです。
近くには、２歳上の男のいとこもいました。
赤ちゃんの私が人生の始めに、
自分に近い存在として感じたのは、
男の子だったのです。
幼いころは、自分と人との違いが
まだよく理解できないので、
男の子も自分も同じだと
勘違いしたのでしょう。
ですが、父の兄弟の子の中では、
私が初めての女の子でしたから、
女の子として特別扱いもされます。
自分が二人とは違うということも、
感じていたのですね。
これが、欲張りの始まりです。
そういえば、印象深い写真があります。
その二人のいとこと、私が写っているのですが、
三人ともあぐらをかいた同じポーズで、
大きな口をあけ、豪快に笑っているのです。
二人と同じ感覚だったことが、
よくわかる写真です。
こういうタイプの女性は、
女性であることを
素直に受け入れることができていないのです。
男性の凄さはわかっています。
集中力や物事を運ぶ力には、
叶わないと思いながらも、
だからと言って、
女性だから甘えていいわけではない、
と意気込む心があります。
その結果、女性であるということを
置き去りにした生き方になるのです。
私は過去、長い年月、
女性らしいとはどういうことなんだ？
自分には女性らしさがあるのか？
そんな疑問を抱えていました。
どうしたって女性は女性。
それなのに、欲張りに男性のような生き方も
気になっているため、
女性であることに抗うような心になるのです。
フォーカスするところが違っているのです。
女性ということそのままで、
特別な努力をしなくても、
認められようとしなくても、
何もしなくても明らかに女性である。
という当り前のことを、
素直に受け取ることができると、
見方が変わります。
セッションに来られた方も、
抗う心が出て、
普通に女性ということを受け入れている女性に
腹が立っていたのです。
特別なことをしなくても、
ちゃんと女性として認識され、
女性らしい行いもできているのです。
ですが、男性と同じように、
という心があると、
女性としての自分を認識できないのです。
ご感想の一部です。
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女である部分を褒められていることを
スルーしていたことも思い出しました。
気を使わせてすまんね。と思っていました。
そして、旦那さんは私に敬意を払ってくれています。
どんだけスルーをしていたか。
先生も、今日私のことを女らしいと言ってくれたのを、
どこかで気を使わせてしまった！
と思っていました。
私は男に憧れるあまり女であることを嫌がる、
という形を色んな所で発揮していました。
男らしい気概を重要視しているから、
多分女らしい部分はあっても、
人に通じないし、気づかれない。
なので、みんな慰めで無理して（女らしいと）
言わなくても良いのにと思っていました。
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自分が抗っていたことに気づかれ、
今まで、あざとく見えていた女性に対しても、
教えてくれていると思え、
見方が変わりそうということでした。
｢自分が女の素敵な部分をないがしろにして、
欲張って、男の素敵な部分まで
ものにしようとしていたんですからね。｣
素晴らしい気づきです。
心と体はつながっているので、
女性性の否定は、
女性特有の体の部分や機能に、
支障が生じる原因にもなります。
それは、私が実証済みですので、
よくわかります。
女性はそのままで女性です。
男女わざわざ性が分かれているのは、
お互いにないものを補い合うためです。
ですから、お互いにお互いの価値を
高めることができるのです。
女性は女性であることを
素直に受け取り、生かすことが
自身の価値を高め、
心も人生も豊かにする秘訣です。
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