フィッシャーキングの友人 -18ページ目

日常の愛。


そうか、もう君はいないのか


そうか、もう君はいないのか
城山三郎(新潮社)

昨年3月に亡くなられた城山先生の遺稿。奥様を癌で亡くされたのち、夫婦の半世紀をつづった本。多くの方がレビューで書いてらっしゃるとおり、やさしくて、あたたかくて、愛し合っていて、読んでいて何度も涙が出てきます。なぜこんなに泣けるのかなぁと考えると、みな、いずれ通る道だからなのかもしれませんね。娘として、父と母を送り、妻として、夫を送るか送られるかし、いずれ生まれてくるであろう、子供に母として送られる自分を思うとき、私もこんな風に死んでいきたい、こんな風に見送ってあげたい、と共感するエピソードがたくさんある。

そうだな。
ちゃんと、親孝行、しよう。

こんどは、脱デブ。


脱デブ

脱デブ
ソニーマガジンズ社(岡田斗司夫)

男性でも成功するダイエット法ということで、どちらかというと男性向けの新潮新書から出した前作 が、意外にも女性の読者が多かったという反響を受け、内容は同じながらも、女性向けに再編集して出された本。

「痩せたい」という意欲の低い男性に対して、「なぜ痩せないとならないのか」を、「今の時代は見た目至上主義」、「痩せるだけで仕事の評価は上がる、あなたが評価されないのは太っているから」とグサグサくる表現で理解させることに力点を置いた前作。

これは、そのあたりがガサッと省かれて、「やること」が6つのステップで100項目挙げられていて、確かにわかりやすい。本の内容もさることながら、まったく同じ「ネタ」を、ターゲットを変えて編集しなおすことで、まったく違う本になっていることに感心する。コレはたぶん、岡田さんの功績というより、編集者の力によるところが大きいのではないか。

要するに、「この方法を試して続けて痩せられた」という結果に導くことができればいいわけで、そのために、男性に対しては理屈が。女性に対しては具体的な「やることリスト」が必要なのだという思い切り。

本質は何か、要するに何が必要か、という「無駄なものをそぎ落としていく」作業がうまくいって生まれた本だと思う。

あ、ダイエット本としては、「最近ちょっとレコーディングが甘いな」というときに、やる気が落ちているときには前作の方が効くが、「こういうときは、どうするんだっけ」とやり方を確かめるときは今作が効果的。

あと、巻末に「どっちがカロリー高いでしょう」ドリルが載っていて、

A:カマンベールチーズ
B:チェダーチーズ

という、とても難しい問題が満載。
やってみたけど、私でも8割ぐらい間違えた・・・。

このドリルなんかは、外食のオーダー時に、「どっちを選ぶか」というときに役に立ちそう。コピーして、レコーディングのノートにはさんで使おうと思います。

手に入った!


DM

8月の初旬に高校の同級生と懐かしい再会 をしたことをきっかけに、また、そのときに当時お世話になった先生が闘病中という話を聞き、「同級会を開こう」と思い立った。

さっそく、文化祭のときのいちばん気に入っている写真を探し出してビジュアルにして、コピーも書いて、片道はがきのDMをデザイン。京都の安くてクオリティもそこそこで、2日後には発送してくれる、使えるオンデマンド印刷屋さん に依頼して、50枚印刷。



仕事より早い(笑)

問題は住所で、卒業年の名簿なら卒業アルバムに載っているからまだしも、2年のときのメンバーなので、当時のクラス名簿をまだ持ってる奴がいるかどうかが鍵だった。もちろん、私は持ってない。何人かに手配をお願いしていて、昨夜遅く、「あったよ」と電話をもらってファクスを送ってもらったのだ。もちろん、高校当時の実家の名簿なので、引越ししてたり、独立してたり、地元にはとどまってなくていろんなところに居るだろうから、「ご家族のみなさんへ 住所がわからないので実家に送りました。どうぞ本人に渡してください」という断りの文章も入れたりして。

今日はジョギングをしようと早起きしたが、朝から雨で、スポーツウェアには着替えたものの、窓の外の空模様を様子見。ならばさっそく、今から宛名書きにいそしむことにしましょう。

ひとりでも多くの人に、届きますように。


信じられないことに。

昨日は、いつもよりちょっと早い帰宅(といっても、退社が20:30で、帰宅が21:30なんだけど)だったので、無駄にメールとかチェックせずに、23:00就寝。そのせいか、5:00にパチっと目が覚める。

わ、5:00に自然と起きちゃった。
めずらし~。

で、せっかく起きちゃったので、思い切ってジョギングへゴー!
5:10~6:00まで、20分のジョギングと40分のウォーキング。
そしてお弁当をつくっていつもどおり8:30に出社。

朝、早起きしてジョギングしてから仕事に行くような行動を自分がとるなんて、信じられない!お昼休みに弁当食べている今でも信じられない!台風がくるんじゃないかしら。

でも、朝焼けの武庫川河川敷は、とっても気持ちよかったです。
みんな通りすがりに挨拶して(けっこう大勢歩いたり走ったりしていました)、おまけに今朝は「虹」が出てました。虹なんて見たのどれぐらいぶりなんだろう。

でも、身体は疲労してるんだろうな。
眠くなると嫌なので、お弁当食べたら仮眠しようと思います。


会って話をすること。

私の仕事は、クリエイターと会って話をすることなんだな、と思った昨夜。現在すすめている商談のひとつで、事前ヒアリング後の提案が都合3日も早まってしまったことで、通常なら踏むべきプロセスをすっとばして進めている案件がある(締め切り明日)。

通常のプロセス
・要件整理(わたし)
・ポイント整理(わたし)
・運用について懸念がないか考察(相方 ※営業マン)
・ブレーンへ依頼(依頼書や指示書を作成する場合は、わたし)
・あがってきたものをチェック&ブラッシュアップ
・プレ資料まとめ(相方&わたし)

今回のプロセスは、
・要件とポイントはまとめる時間がないから、会ってしゃべって依頼もしちゃう。
・2時間ぐらいマックでしゃべって「これや!」と出て来たところで終了(今ここ)
・プレ資料まとめ(午後からの仕事)

相方がやる予定の運用の懸念考察については、彼は今休暇中で、信州の別荘でリフレッシュしている最中なので、きっと明日、私がまとめた資料を一瞥するだけで、瞬時にジャッジできるぐらい脳が活性化していることでしょう!

以前インタビューしたとある企業の広報担当の方に仕事のテーマをお聞きした際、
「この作業は時間をかけない、と決めたことは、とことんかけない」
と答えた方がいた。逆のテーマを持つ人は多いかもしれないが、こうしたテーマを持っている人は珍しいなと思ったのだが、普段の自分の仕事を客観的に見ていると、やらなくていいことにかかずりあっている時間のなんと多いことか。彼がこのテーマを設定した真意がわかった気がした。

事前準備ももちろん必要。
クリエイターさんに必要十分な情報を出せるよう、資料作成も大切だ。
でも、もっとも大切なのは、会いに行って話をすることなんだろうなと思う。それが、「こたえ」を導きだす最前で最短の方法なのではないかとすら、思っている。

いい会社とは、継続する会社。


日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社
6000社のフィールドワークで見出した「日本一」勝ちある企業
坂本光司(あさ出版)

金曜の小田原出張の帰り、駅の書店で新幹線待ちに、ふと目に入ったタイトル買いの本。帰宅の途で一気に読んでしまった、それだけ読みやすく、また、おもしろい本ということだと思う。

著者の坂本さんは、法政大学の先生で、週に1~2度は全国の中小企業を訪問してらっしゃるとのこと。その中で見つけた、著者が「この会社がこの国にあってくれてよかった」、「この会社こそ、大切にしていきたい」と思う5社を中心とするエピソードがまとめられた本である。

私自身、仕事でさまざまな会社を訪問し、経営者そのものをはじめ、経営に近い方からお話をうかがう機会が多いが、確かに、経営者の方にお話をうかがうことは、本当に勉強になる。新しい発見もあるし、「この地位にいらっしゃる方でさえ、やってらっしゃるのだから、私ごときガ何を言うか」と、自分自身を戒めるような基本的なことに気づかせてもらうこともある。この本は、そうした会社訪問と社長ヒアリングを、もっともっと、すごい数行った著者の選りすぐり。本当にこんな会社があるのか、こんな経営者がいるのか?と疑いたくなるほどの「いい会社」を知ることができた。

印象に残ったことはたくさんあるが、特に強いのは、企業経営をしていく上で大切にすべきものとその順序として、坂本さんが上げている次の5つだろう。

1.従業員とその家族
2.下請け企業や外注先企業の社員
3.お客様
4.地域社会
5.株主

どの企業も「顧客第一」を唱えるのが常だと思うが、坂本先生に言わせると、従業員とその家族を大切にする経営をしていれば、社員たちの顧客に対する満足度を高める活動も、必然的に上がってくるということ。顧客第一を優先しすぎて、社員の幸せを損ねるようでは、その経営者の下では会社は長続きしないと。企業を経営していく中で、つい「目標」に掲げてしまう「増収増益」とか、「シェアアップ」とか、「目標達成」とかいったものは、実は手段に過ぎない。従業員が気持ちよく働けるようにしたり、外注先企業の社員も気持ちよく仕事ができるような発注を心がけたりすることで、おのずとサービスレベルもクオリティも上がる、そうすることで、利益も確保でき、最終的には株主利益にもつながるのだと。

私はときどき、気持ちがあせってしまうときがある。なんとなく、自分のスピードと周りのスピードに差を感じてしまうときなどは、かなり自分に働きかけないと、自分本位で物事を考えてしまいがちいになる。そんなときは、この本のことを思い出すといいかもしれない。自分ひとりで成し遂げられるものなんて何もないのだし、この本が教えてくれるとおり、そうやって得た「何か」は、無理やり形にしたものでしかなく、きっと、継続しないのだ。

奥付を見ると、坂本先生のご自宅の住所の記載があった。なんと、私の実家から自転車でいけそうな近いところである。いずれ、読後感想のお手紙でも書いてみようと思う。

あ、改めて言いますけど、おすすめす。






いい言葉を浴びて暮らす。


ウェブ時代5つの定理


ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!

梅田望夫(文藝春秋社)


産経新聞に掲載された記事 を読み、梅田さんの本は過去に2冊も買っているのにまだ読んでいないことを思い出した。たぶん、心のどこかにウェブありき、デジタルありき、の推進者、というようなイメージを私が勝手に持ってしまっていて、批判する気もないけれど、諸手をあげて賛成という気にもならず、というなんだか操を守っているような心情が、買ってみたものの読まず、という状態をつくった原因だろうと思う。


このコラムには、ちょっと心が動いて、ついに3冊目として購入。

それでもすぐに読まずにいるのだから、私の操ってけっこう堅いのかもしれないが(笑)、やっと読みました。読んでよかったです。


梅田さんが、シリコンバレーで会ったさまざまな人(経営者とか投資家とかエンジニアとか、有名な人)から直接、または雑誌などを通じて受けた言葉の中から、よりすぐりのものを5つのテーマに分けて紹介、解説しているという内容。


その狙いは、梅田さん自身が、自分の人生の進め方を、彼らの言葉から発せられるエネルギーによって決断できたり、後押しされたりした経験を、多くの人に勧めたいということだそう。


印象に残ったことはたくさんあるし、そもそもビジョナリーたちの金言を集めた本なので、あげていくときりがないのだが、以下のまえがきの一文が、実は私にはいちばん印象的だった。


(まえがきより一部抜粋)

言葉の力はおそろしいものです。毎日毎日、心が萎えるような言葉をシャワーのように浴びるのと、オプティミズムにあふれた未来志向のわくわくする言葉に勇気付けられるのとでは、同じ人でもまったく違う人生が広がる。そんな思いを改めて強くしました。


そして、この本には日本語訳だけでなく、英語原文も載せられてあり、梅田さんは、ぜひ原文を声に出して読んでみてほしいと書いていたので、そのとおりにして読んでみた。すると、英語の得意ではない私でも、日本語訳を読んでからなら理解できるような内容だし、発音もなんとかできるレベルで、声に出して読むことで、なんというか、言葉の力のようなものが体に入ってくるような感覚を覚えた。


「言葉のシャワー」というのは、いいたとえだと思う。

いい言葉を浴びて生きるのと、その逆では、確かに何かが大きく変わってくるかもしれない。これは、自分自身が発する言葉であっても同じことだろう。


自分自身にも、仲間にも、「未来志向のわくわくする言葉」のシャワーを注いでいきたいと思う。

私の役割。

8月は取材が多くて、すでに10人の方にお話を聞いた。
明日も4人の方の取材で小田原へ行く。
今日、あらためて思ったのだが、私は取材がだいすきだ。

この仕事をしていなくては、こんなにいろんな職業の人に会ってお話を聞く機会なんてない。
しかも、人選される方のほとんどは、その企業のエース級の人。
何かを成し遂げていたり、びっくりするような大きな仕事をしていたり、逆に、すごい失敗と挫折を味わっていたり、でも、それを乗り越えてきたんだな、という人間的に大きな成長が見えたり。年齢もさまざま。人生の大先輩の方もあれば、自分の新人時代を思い出させてくれるような若い方だったり。

職種も業界もいろいろ。
エンジニア、営業マン、企画、マーケティング、生産技術、法務関係、販売、物流、などなど。本当にさまざまで、いろんな業界のいろんな職種の人が、それぞれの仕事、役割を、大事に大事になさっていて、それがこの世の中をきちんと動かす原動力になっているんだという、一生懸命働くことの尊さを実感させてくれる。
そして、自分もその中のひとりなんだと実感できる。

「はたらくこと」の楽しさ、尊さ、それこそが自分の人生を自分の手でつづっていくための、最善の方法なのだということを、いろんな人に伝えていきたいと思う。それが、私の役割。

日比谷公園にて。


日比谷公園

今日から取材で東京。
取材が終わって、電話かけたりしたかったので、お店に入るのもな、と思い、日比谷公園へ。

さっきは明るかったのに、20分ぐらい電話でしゃべってたら、とっぷり暗くなってしまった。
もう真っ暗だ。
公園のせみは、8割がみんみんぜみ。残りはつくつくほーし。
風も涼やか。

あ。
夏が終わるのか。

”勝て”なかった。

負け惜しみではなくて、決して。
勝てなかった。負けてはないと思いたい。

・コンセプト
・コミュニケーション設計
・各ツール展開

3つのフィールドで最高の提案をしたところが勝つ!と思って駆けてきた2ヶ月間。
でも、そうではなかたった。フィールド選択を誤ったのか?

今夜は一緒にプレゼンに望んだ営業マンと、祝杯の反対の杯を傾けてきたのだが、口をつくのは、愚痴でも負け惜しみでもなく、何をすれば勝てたのかという、負け将棋の手を振り返るような議論に終始。

私を厳しく、でも、自分にはもっと厳しく”問い”続ける彼を、今日から”相方”と呼ぶことにしよう。
さぁ、明日は取材だ、がんばろう!